いわきサンシャインマラソン、感動のレポ編です。こいつぁ、恥ずかしい内容になるぞ(笑)
ついでにお恥ずかしいのですがレース後に行ったお店にデジカメを忘れてきてしまって、現在手元にありません。
お店に電話して確認したところあり、送ってもらえることになったので、写真は後でこんな感じだったんだよって紹介できればと思います。
なので、今回は走りについてのみお送りいたします。
前夜祭から参加したのですが、ハワイアンズで行われかなり力が入ったものでした。
内容は後で写真で・・・なんですが、この時点で足首が痛い・・・。開会式で座っている状態で痛いのですからとても走れるような状態じゃありません。
明日はDNFどころかDNSも考えるようになりました。その後の前夜祭で立ちっぱなしで辛くなってきたので早めに宿に帰ることにしました。
とりあえず暗い想いを振り払うようにビールを飲み、早めに寝ることにしました。
一人だとこういう時することないですよね。
で、翌日準備をして出かけたのですが、その時テーピングをガチガチに固めることにしました。少しでも長く持つように想いを込めます。
折角ここまできたんだから、途中で走れなくなったら止めればいいんだ。そこまではちゃんと走ろう。
足の状態にあわせて走り、ペースを無理に維持することは禁止することにします。
と、いうわけで最初からファンランではなかったのです。まだいわきの素晴らしさに気が付いていませんでした。
ホテルからマラソン会場に向かうバスに乗っていくと、ゴール地点を経由したところ(応援者が降りたようでした)かなり大規模な設営がされていました。あ、このコースはスタート地点とゴール地点が違うワンウェイのコースなんですね。
携帯で撮った写真がありました。
ここに私は帰ってこれるのか?
このあたりからスタート直前まで、個人的にいろいろな応援を頂きました。
これもすごく勇気になりました。皆さん、ありがとうございました!
コースは以下の通りで、スタート直後から若干登るもののその後は下りで、その後も歯ごたえのあるアップダウンがある手強いコースです。
スタート地点で準備を終えて並ぶものの・・・「寒い!!!」
アナウンスで「現在の気温は・・・2℃」、風も強く皆ガチガチに震えてました。
ここまで寒くなるならスタートまででもポンチョは必要ですね。
ゲストランナーの一人の東洋大学の柏原選手が、そう!この大会は柏原選手がゲストランナーなんです。
前夜祭でも存在感は抜きん出ていました。
その柏原選手が陸連登録スタートブロックのすぐ近くまで来てスタート前の一言。
「みなさん、おはようございます!!!」ってマイクを使わずデカイ一言で盛り上がりました。
そしてやっとスタート!!
スタートロスはほとんどなし。
マイペースだけを心がけて、あと右足首にへんな衝撃がかからないようにカーブでは大回りに回ります。
1キロほど走っていたら前方に異常な光景が。
一人のランナーにみんなまとわりついて握手してる・・・。柏原選手だ!。
私も順番を守って握手しました。
元気よく声かけたら笑顔で応えてくれました、目が合いましたよ(笑)
最初はマイペースですが4分ちょっとのペースでいきます。
ここらは真面目に走らないと・・・ですがやはり足の違和感がありますので続かなそうな予感がありました。
10キロ通過、43分でした。まだいける。
気が付き出しました、凄い数の沿道の応援です。
ほぼ途切れない応援が続いています。海までの道ってあまり住宅地ではないのに皆さん凄く元気良く応援してくれます。
グループがバラけだし単走になっても私だけに応援をしてくれます。
そのうち無視してもと思ったので声援に応えるようになりました。すると応えたらその分、また返ってきます。
いわきは被災地で全壊に近い地区がいくつもあります。前夜祭で紹介され声を失いました。
コースの途中では電信柱が地面ごとひっくり返ったままのところもありました。その脇を私たちが走り抜けていきます。
そしてその沿道に老若男女がぎっしりひしめき、ランナーを応援してくれます。
こんな応援、今まで受けたことありません。ずっと声援を受けてる感覚です。
これはとんでもない大会だ。
この大会で途中リタイヤは絶対したくない、もうペース云々はあまり気にしないようになりました。
確か4分半くらいだったかな。そして来た16キロくらいの第一折り返し。
色とりどりの漁船の大漁旗等が張られ賑やかなところに応援の方がぎっしりで凄い声援・・・。
運よく前後に人がいなく単走だったので、大きく手を挙げて笑顔で皆さんに「ありがとうございます!」と応えたらもう凄い反応です。
エリートランナーのマラソン大会で折り返しの応援があるじゃないですか、あれをランナーと応援が凄く近くなった感じです。
それだけ近く声援を感じることが出来ました。
多分この速度帯(結果サブ3.5あたり)で同じことやってる方があまりいらっしゃらなかったのも大きかったかもしれません。
あ、そうだ他に一人いらっしゃいました(笑)17キロあたりで抜かれましたが。
おお、兄ちゃん(おっさん)反応してくれるじゃないか!っていう応えてくれる嬉しさもあったと思います。
それに珍しいのですが、同じもしくは私より若い男女も応援してくれます。
途中でハイタッチをしながら元気にハーフを過ぎました。
その後のアップダウン、これハンパないです(笑)
意地だけで登りました、歩きだけはしたくないので。沿道のおじさんも「このあたりまでだよ、歩く人が全然いないのって」って言ってました。
確かに(笑)みなさん、歩くスピードとあんまり変わらないのに走ってます。
それとレース全般でそうだったのですが風が強く、登りで向かい風になるとどうしようもありません。
逆のケースもあり助かったのもあったんですが、ここは全然だめだってところが何箇所かありました。
ゴール地点のアクアマリンを通過して第二折り返しと第三折り返しに向かって走っていきます。
アクアマリンの応援も凄かったな~。ゲストランナーの増田明美さんもいらっしゃいました。
私は声援に応えて手を振ったりハイタッチしたりしていたので「おお、まだまだ余裕だな!頑張れ!」なんて言われてました。
そうしながらもズルズルと抜かれていたのは内緒の話です(笑)だってサブスリーペースの近くで最初入ってんだもん。
もう私、ペース気にしてないし(笑)
アクアマリンを通過すると工業地帯に入って大きな道路を走り、さすがに応援もまばらになりました。
と、そこに一人女性が。「いわきに走りに来てくれてありがとうございます!」ってお辞儀してます。
私なんて言ったかな、もう振り切れていてよく覚えてません。
ここからしばらくは平坦ですが応援もなく淡々と走るしかありません。
それに応援麻酔(笑)が切れてきて足が重たくなりました。全体的には短く感じたのですがここから30キロまではちょっとだけ時間を感じましたね。
で、30キロ地点を通過。2時間19分。あれ、自己ベストより10分しか遅くないのか。
でもこの余裕度から完走は確信できました。あと12キロは間違いなくいける自信があります。
ここまで応援に励まされながらもずっと不安だったのが、やった!とゴール地点の安堵のように感じられました。
その分、ゴールでフィニッシュの感動から割り引かれることになっちゃったのですが(笑)
ここからは良く言えば冷静に走れました。つくばではずっと夢中だったのでよく覚えてない区間だったのですが。
後の12キロは風が強い上にアップダウンがあり、前述しましたがいける区間と全然駄目な区間がありました。
ただ、エリート選手の折り返しも見られ、かなり疲労してる選手もいらっしゃったので、疲れてるのはみんな一緒だと思うというまさにこの区間を走る時の心がけでした。
かなり疲れている選手はパスしていく傾向になってきました。
応援も少なくなりましたがありました。小さな太鼓(?)を持っている20人くらいのおばちゃんの集団に反対車線から手を挙げてみたら、大きな応援が返ってきました。復路のエリート選手はかなりまばらでしたし、やってみて良かったです。
ここでさすがにゴールタイムが気になってきて、あと8キロだったのでかなり余裕をみてキロ6分で計算してみると丁度3時間30分。
あ、サブ3.5は出来そうだなと少し安心しました。
そうだ、今更ながら給水、給食の運営もスポーツドリンク、水、アンパン、バナナ、イチゴ、チョコレート、氷砂糖などいろいろあって素晴らしかったです。
それにスタッフからも応援があるんですよ。もらいながらお礼をするとしっかり返ってきます。
チョコレート貰おうとしたら「がさっといっぱい持って行っちゃって~」って言われましたね。貰ったのは2個だけだったので。
サプリはNIとメダリストとゼリーでした。NIとメダリストは給水時止まって飲みました。
止まったのはレース通じてそれだけです。
ゴール地点が近づいてきて・・・そうだ!三升さんにお会いできました。
三升さんはかなり余裕でペースアップしてすぐ前方に消えていきましたが、力強い走りで自己ベスト更新。
あのコースで自己ベスト更新は凄いと思います。
最後はペースを上げてラストスパートが出来ました。
いつもはグシャグシャになってゴールしてるのに、少し余裕を感じてゴールできました。
オールスポーツはどうなっているのか、楽しみですね。
・・・という長いレポにお付き合いいただきありがとうございました。
え?テレビ取材?ちゃんとお応えしましたよ。
特にレース後はテンション上がったままで我ながら良いコメントだったと思います。
どうせ観ることできないんだから大風呂敷を広げられますね(笑)
楽しかったな~。タイム狙うのはハッキリ言って難しいかもしれませんが、一生の内一回は出てみるのは非常にお勧めです。
特に単走で走れるような環境であれば、声援を独占できるのでより一層楽しめます。
私は来年以降は不明ですが、出てみて本当に良かったと思います。
レース後もかに汁、うにご飯を食べて一人ながらも楽しく過ごせました。
帰りも何箇所にもシャトルバスが出ており全くストレスなく帰れました。結局、移動にはまったくお金を使いませんでした。
前夜祭会場、宿泊ホテル、スタート地点全てが駅から離れているのに脅威的ですよね。
いわきサンシャインマラソン、本当に素晴らしい大会でした!
応援クリックお願いします!
また、コメントもお待ちしております
-->