行ってきました。第2回富士忍野トレイルレースミドルの部21キロ。
民宿の女将が言っていましたが、マラソン100選にトレイルで選ばれているのは富士忍野だけとか。
確かにそれだけの魅力溢れるレースでした
コースは以下の通りです。
http://www.oshinotrail.jp/course.html
ロングは1周して戻ってきて更にもう一回山に向かっていくというそりゃないよ、というコース。
ミドルは一番きついところを外して半周をぐるっと回って帰ってくる、まあこれが標準では、というコースです。
ショートはロングのそりゃないよを1周するコースです。
距離はロングが約32キロ、ミドルが21キロ、ショートが14キロです。
スタート時間はロングが7:30、7:40のウェーブ、ミドルは7:50、ショートは8:20です。
前日は友達と民宿に泊まっていて、寝不足ながら7時には会場の忍野中学校に着いていました。
民宿で着替えも済まして会場まで送ってもらっており、しかも荷物を置かせてもらってレース後にお風呂入ってもいいよと、なんて良心的なところでしょう。
ありがとう「富士の家」、とれも助かりましたよ!
ミドルのスタートは7:50で余裕があるので、ロングのスタートを見送ることにしました。
第一ウェーブでもスタートはやはり抑え目です。つくさんも後方にいるのを見かけました。
第二ウェーブまで見てたらミドルの部のスタートの整列が始まっている!
あわてて並んだけどすごく後ろになっちゃいました
もうここから割り込むほど子供でもないので、腹をくくり後ろからゆっくりパスしていこうと決めます。
ガーミンをセットしていよいよスタート!ミドルの部21キロが始まりました。
いきなり校門を出てロングと反対側に走っていきます。
それは分かっていたのですが、・・・コースが狭い!
田んぼのあぜ道みたいなところを行くじゃないですか。
ミドルの部800人弱が細長くなっていき、渋滞が起きていきます。
先頭はずっと向こうに消えていき、人の細い列がず~ぅっと向こうからここまで伸びています。
これは追い抜きもままならない・・・絶望的なところからのスタートでした。
前には500人くらいがいそうな感じです。
今回の目標は最後まで気持ちを切らさず走りぬくこと。
なので特に順位などは考えていませんが、ここからベストを尽くして走りきるのは難しいものと思っていました
諦めず、右側から少しずつパスして行きます。ペースはキロ5分くらいかな。
かなり楽なペースですが、それでも進んでいくうちに苦しそうなランナーや後ろから追い抜いてくるランナーが出始めます。
トレランの世界には追い越すときは右側からが基本で、さらに後ろから声をかけてというルールがあります。
実際に左に余裕がある場合に後ろから声をかけると、かなりの確率で左に寄ってくれて返事をしてくれます。
狭いあぜ道走っているときにでも右側1車線が追い抜きレーンみたいになっており、前にいくにしたがいそのルール遵守されているような気がしました
右側レーンを少しずつパスしていくうちに、山に入ってきました。
ここまで4キロ弱です。ここからは人によって歩きになる区間です。
私は歩いても走っても変わらないような急な斜面以外は走りました。
お尻の筋肉を意識して、スルスルと駆け上がっていきます。坂道ダッシュの効果かな。
すると面白いように順位が上がっていきました。
300mほど登り、立ノ塚峠に着きました。エイドで給水して二十曲峠まで下っていきます。
この前の東丹沢では下りでたくさん抜かれましたが、今回は殆ど抜かれずむしろ抜いていきます。
この下りはバリエーションが豊富なんですね、飽きることなく走れます。
二十曲峠で有名な富士山の眺めをみてすぐに第二エイドがありました。
多少の息切れはありますが快調にきていて、バナナを一口食べてスタッフのハイタッチに応え、登りに取り掛かります。
ここは急でみんな歩きで登っていきます。誰も走っていません。
このあたりまで来るとある程度グループが決まってきます。前に行ったり後ろに行ったりしますが、グループで上っている感覚です。
石割山山頂まできてコーススタッフに「後は下りだけだよ」との言葉がありました。
確かにコース図ではそう見えますが、後で結構な階段の登りがあったのはご愛嬌です
その後、事件は太平山の下りで起きました。
ちょっと疲れがきていて足が大きく上がらないなと思っていたら、下り坂で凹凸に足を取られ不安定な体勢になったところでもう一方の足も凹凸に足をとられ、前傾姿勢のまま体を前に投げ出して転んでしまいました。
下り坂でスピードが出ていて逃れようもなく、体の前面がすべて地面叩きつけられます
咄嗟に両手を出してこらえ、何とか止まりましたが全身土まみれになってしまい、手のひらとひざ下が擦り剥けてしまいました。
手のひらの土まみれから血が滲んできます
幸運なのは地面が土だったこと。衝撃を吸収してくれたのか、擦りむけ以外には痛みはありません。
すぐ立ち上がってまた下り坂を走っていきました。
砂利の長い下りもコースを選んで飛ばしていき、何人かパスします。
登りで飛ばしすぎたのはペースダウンしている人が結構いました。東丹沢の私がまさしくそうでした。
下り終わると笹尾根公園の最終エイドがあり、そこのスタッフに給水の水を土まみれの手にかけてもらえないかと伝えると
快くかけてくれるだけではなく、柄杓で水をすくってくれて更にはタオルで拭いてくれました。
・・・本当に感謝感謝です
「ありがとうございました!」とでかい声で御礼をして今走れるだけのスピードで走り抜けます。
ここから平地で3.8キロ進むとゴールと看板に書かれており、感激でスイッチが入った私はここからをキロ5分を切るペースで走りぬけスタート後のあぜ道を逆送する形で走り抜けました。
ここで10人くらいは抜きました。
やっと忍野中学校が見えてきて、アスファルトに入り学校内に入ってゴール!
必死で走りランフォトのカメラに反応しないままゴールしてしまいました。
ゴール後に記録証と記念品をもらいましたが、スタッフから土まみれになっているため救護室にいけと言われました。
「いやいや傷はたいした事ないですよ」というも
「あっちだから早く行きなさい」と言われ行ってみることに。
傷を診られ大したことないと分かると水を渡されてこれで洗ってねと言われるだけで、私は隅っこで水をバシャバシャと膝にかけて洗っていました。
でも、助かりました。手と膝の土がなくなるとずいぶんすっきりしました
目標の最後まで気持ちを切らさず走りぬくことは、予想以上に出来たと思います。
順位は74位までたどり着き、タイムも2時間14分、キロ6分近かったのは非常に嬉しいです。
これも大会スタッフのお陰です。本当にありがとうございました
時間があるのでミドルの友人がくるゴール付近に戻っていきます。するともっと時間が掛かるかなと思っていた友人が元気に帰ってきて
ゴール手前の曲がりでハイタッチ!
このあたりから地獄のロングから帰還してくる選手が現れます。
ロングの選手はみんな速い!カモシカのようにゴールに飛び込んでいきます。
もう一人のミドルの友人のゴールを見届けた後で、みんな揃って豚汁をいただきました。
大変おいしかったです。このシチュエーションでは何でも美味しいのでしょうが、格別の味でした。
このあたりで気になってくるのはつくさんのこと。
さすがに物凄い上位でくることはないかも知れませんが、サブスリーランナーは何をしでかすか分かりません。
友人には内緒でこっそりロングのゴールを見にいったりしましたが(友人にはすべてが内緒)、1時間以上たってもこないので、友人にも悪く、つくさんにも本当に申し訳ありませんが涙をのんで先に帰ることにしました。
後ろ髪引かれる思いでゴールからコースを逆走していくと、丁度会場に入ってくるさわやかな青年が!
なんというタイミング!その場でハイタッチして???顔の友人には、先に民宿に行っててとお願いして、私だけ会場に戻っていきました。
つくさんもすぐ戻ってきてくれて、少しお話できました
今までで一番辛いレースだったとのことですが、すぐカメラを走って(?)取りにいって来てくれて、記念写真を撮りました。
つくさん、ありがとう!
いや~最後よければすべて良しといいますが、最後がオチが一番良かった!!
・・・え?ガーミン・・・?途中で誤動作がおきて止めてしまいました
折角メイン箇所の高度をボールペンで左手の甲に書いて、ガーミンの高度計も表示するように設定したのに、汗で勝手に反応してよく分からない画面になってしまいました。
レース中なので修正する余裕もなく、今回はアウトでした
ベゼルロックの機能(上下二つを同時押し)ですよね、それさえ知っていたら・・・
まあ、次回で改善出来ればいいでしょう!
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