映画「永遠の0」★★★★
岡田准一、三浦春馬、井上真央、
濱田岳、新井浩文、染谷将太 、
三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、
田中泯、山本學、風吹ジュン、
平幹二朗、橋爪功、夏八木勲出演
山崎貴 監督
144分、2013年12月21日より公開
2013,日本,東宝
(原題/原作:百田尚樹/永遠の0)
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「原作が良かったので
映画化を危惧していた作品、
元旦に1,000円で見た、
満席の劇場も久々の体験、
原作の『核』の部分は忠実に描いていたが
観客に想像させる余白が少なく、
三浦春馬の過剰な演技が
良い雰囲気を台無しにしていた、
それでも心に訴えかける作品には仕上がっていた」
卓越した飛行技術を持ち、
誰よりも死ぬことを恐れていた男が
太平洋戦争で特攻兵に志願したのはなぜなのか?
戦争当時「生きて帰りたい」と言う事は
仲間内で密かに語られたにせよ、
おおっぴらに言う事は無かっただろう、
だから主人公が、そう叫ぶと
違和感を感じた、
それは静かに心のうちで言った事じゃないのかと。
戦争当時のことは
どんなに想像しても自分達には分からない、
どんなふうに描いても
どこか演出の意図が見え隠れするようで
落ち着かない、
それは当時を経験した人達からの
肉声を聞く機会がほとんどなかったからだろう。
とんでもない時代があったのだ、
それはそれ程遠い昔の事じゃなく
経験した人たちが
かろうじてまだ身近にも居るくらいの出来ごと、
「戦争」なんて絵空事のように思っているが
自分達もどこかで一歩間違えば
同じ様な事をしているのかも
それは頭ではイメージできるが
やはり現実感はない。
でもかつて確かに自分のすぐ上の世代は
その間只中に居たのだ。
分かってる、分かっている
それでも現実的には考えられない、
そんなどこか宙ぶらりんのリアル
日本が終戦に向かう最後の時、
もっと生々しい「生」があったはずだが、
映画は僅かな登場人物の
内面に迫ろうとするあまり
戦時中とは乖離した
別の場所で、個々人の心情を語り
終局的な当時の雰囲気には迫れていない、
映像ならそういうにこそ
現実味が欲しいところだ。
映画を見ながら
色んなことを考えた
劇中に語られる「名誉」だとか
そんなものを日常で感じることは無い、
しかしかつてはそういった
小説に出てくるような言葉が
もっと身近にそこここにあって、
時には生きるということより
ずっと重いものと誰もが認めた。
自分達は心のずっと奥に
そんな何か大切なものを
ずっしりと抱えて生きているんだろうか?
この映画を見てただストーリーを追うのも良いが、
自分がそこで何を考えたか
そういったことも大切な事だと思う。
映画の中の現在のパートで
「特攻隊も自爆テロも同じ様なもの」という
言葉に過剰に反応するシーンがあった、
無関心とはこういうことだ、
そんなことどーでも良いのだ、
だからその違いなんて、どうでも、
そしてそんな世の中こそが
平和ボケボケで
戦争なんてイメージにも無くって
特攻から一番遠くて良いんじゃないか?
そんな世の中だってことだから。
★100点満点で80点★
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岡田准一、三浦春馬、井上真央、
濱田岳、新井浩文、染谷将太 、
三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、
田中泯、山本學、風吹ジュン、
平幹二朗、橋爪功、夏八木勲出演
山崎貴 監督
144分、2013年12月21日より公開
2013,日本,東宝
(原題/原作:百田尚樹/永遠の0)
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映画化を危惧していた作品、
元旦に1,000円で見た、
満席の劇場も久々の体験、
原作の『核』の部分は忠実に描いていたが
観客に想像させる余白が少なく、
三浦春馬の過剰な演技が
良い雰囲気を台無しにしていた、
それでも心に訴えかける作品には仕上がっていた」
卓越した飛行技術を持ち、
誰よりも死ぬことを恐れていた男が
太平洋戦争で特攻兵に志願したのはなぜなのか?
戦争当時「生きて帰りたい」と言う事は
仲間内で密かに語られたにせよ、
おおっぴらに言う事は無かっただろう、
だから主人公が、そう叫ぶと
違和感を感じた、
それは静かに心のうちで言った事じゃないのかと。
戦争当時のことは
どんなに想像しても自分達には分からない、
どんなふうに描いても
どこか演出の意図が見え隠れするようで
落ち着かない、
それは当時を経験した人達からの
肉声を聞く機会がほとんどなかったからだろう。
とんでもない時代があったのだ、
それはそれ程遠い昔の事じゃなく
経験した人たちが
かろうじてまだ身近にも居るくらいの出来ごと、
「戦争」なんて絵空事のように思っているが
自分達もどこかで一歩間違えば
同じ様な事をしているのかも
それは頭ではイメージできるが
やはり現実感はない。
でもかつて確かに自分のすぐ上の世代は
その間只中に居たのだ。
分かってる、分かっている
それでも現実的には考えられない、
そんなどこか宙ぶらりんのリアル
日本が終戦に向かう最後の時、
もっと生々しい「生」があったはずだが、
映画は僅かな登場人物の
内面に迫ろうとするあまり
戦時中とは乖離した
別の場所で、個々人の心情を語り
終局的な当時の雰囲気には迫れていない、
映像ならそういうにこそ
現実味が欲しいところだ。
映画を見ながら
色んなことを考えた
劇中に語られる「名誉」だとか
そんなものを日常で感じることは無い、
しかしかつてはそういった
小説に出てくるような言葉が
もっと身近にそこここにあって、
時には生きるということより
ずっと重いものと誰もが認めた。
自分達は心のずっと奥に
そんな何か大切なものを
ずっしりと抱えて生きているんだろうか?
この映画を見てただストーリーを追うのも良いが、
自分がそこで何を考えたか
そういったことも大切な事だと思う。
映画の中の現在のパートで
「特攻隊も自爆テロも同じ様なもの」という
言葉に過剰に反応するシーンがあった、
無関心とはこういうことだ、
そんなことどーでも良いのだ、
だからその違いなんて、どうでも、
そしてそんな世の中こそが
平和ボケボケで
戦争なんてイメージにも無くって
特攻から一番遠くて良いんじゃないか?
そんな世の中だってことだから。
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