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読書と旅行と柴犬のブログ
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映画「永遠の0」特攻隊と自爆テロの違いなんて、どーでも良い

2014-01-02 18:56:10 | インポート
映画「永遠の0」★★★★
岡田准一、三浦春馬、井上真央、
濱田岳、新井浩文、染谷将太 、
三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、
田中泯、山本學、風吹ジュン、
平幹二朗、橋爪功、夏八木勲出演

山崎貴 監督
144分、2013年12月21日より公開
2013,日本,東宝
(原題/原作:百田尚樹/永遠の0)




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「原作が良かったので
映画化を危惧していた作品、
元旦に1,000円で見た、
満席の劇場も久々の体験、
原作の『核』の部分は忠実に描いていたが
観客に想像させる余白が少なく、
三浦春馬の過剰な演技が
良い雰囲気を台無しにしていた、
それでも心に訴えかける作品には仕上がっていた」



卓越した飛行技術を持ち、
誰よりも死ぬことを恐れていた男が
太平洋戦争で特攻兵に志願したのはなぜなのか?


戦争当時「生きて帰りたい」と言う事は
仲間内で密かに語られたにせよ、
おおっぴらに言う事は無かっただろう、
だから主人公が、そう叫ぶと
違和感を感じた、
それは静かに心のうちで言った事じゃないのかと。






戦争当時のことは
どんなに想像しても自分達には分からない、
どんなふうに描いても
どこか演出の意図が見え隠れするようで
落ち着かない、
それは当時を経験した人達からの
肉声を聞く機会がほとんどなかったからだろう。



とんでもない時代があったのだ、
それはそれ程遠い昔の事じゃなく
経験した人たちが
かろうじてまだ身近にも居るくらいの出来ごと、
「戦争」なんて絵空事のように思っているが
自分達もどこかで一歩間違えば
同じ様な事をしているのかも
それは頭ではイメージできるが
やはり現実感はない。



でもかつて確かに自分のすぐ上の世代は
その間只中に居たのだ。


分かってる、分かっている
それでも現実的には考えられない、
そんなどこか宙ぶらりんのリアル



日本が終戦に向かう最後の時、
もっと生々しい「生」があったはずだが、
映画は僅かな登場人物の
内面に迫ろうとするあまり
戦時中とは乖離した
別の場所で、個々人の心情を語り
終局的な当時の雰囲気には迫れていない、

映像ならそういうにこそ
現実味が欲しいところだ。


映画を見ながら
色んなことを考えた
劇中に語られる「名誉」だとか
そんなものを日常で感じることは無い、
しかしかつてはそういった
小説に出てくるような言葉が
もっと身近にそこここにあって、
時には生きるということより
ずっと重いものと誰もが認めた



自分達は心のずっと奥に
そんな何か大切なものを
ずっしりと抱えて生きているんだろうか?


この映画を見てただストーリーを追うのも良いが、
自分がそこで何を考えたか
そういったことも大切な事だと思う。


映画の中の現在のパートで
「特攻隊も自爆テロも同じ様なもの」という
言葉に過剰に反応するシーンがあった、
無関心とはこういうことだ、
そんなことどーでも良いのだ

だからその違いなんて、どうでも、
そしてそんな世の中こそが
平和ボケボケで
戦争なんてイメージにも無くって
特攻から一番遠くて良いんじゃないか?

そんな世の中だってことだから。

★100点満点で80点


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2013年間 映画興行成績ベスト20

2014-01-01 11:44:28 | 大作映画ハリウッド系
2013年公開の映画の成績が出揃ったので
簡単に振り返ってみる。

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① 116.1億円 「 風立ちぬ」
            この映画は宣伝の勝利だったと感じる、
            映画の中身自体は、地味で個人的で
            こんなに大ヒットするような内容じゃなかったが
            収穫はユーミンの歌の良さの再認識か。



② 89.5億円 「モンスターズ・ユニバーシティ」
            このシリーズの中ではインパクトは弱かったが
            他にライバルもなく、巧い興業だったと思う。
            映画自体は子供向きだったな。





③ 41.5億円 「テッド」
            このくっだらない映画が3位と言うのは
            日本はなんとも平和だ、
            そしてこれが象徴するように
            目立った傑作が無かったということだ。



④ 39.5億円 「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」
            見てません


⑤ 35.7億円 「名探偵コナン 絶海の探偵」
              見てません

  
⑥ 31.9億円 「謎解きはディナーのあとで」
              見てません

  
⑦ 31.0億円 「真夏の方程式」
              「容疑者X]が良すぎた為、期待が大きかったが
              及第点というくらいの出来、
              それでもここまでのヒットはさすが。


⑧ 30.6億円 「ポケットモンスターベストウイッシュ 神速のゲノセクトミュウツー覚醒」
              見てません


⑨ 30.4億円 「ドラゴンボールZ 神と神」
              見てません


⑩ 29.3億円 「シュガー・ラッシュ」
             描かれた世界観は興味深かった。
             過去記事はこちら@←


⑪ 25.8億円 「プラチナデータ」
             原作は読んだが、映画は見ていない。


⑫ 25.3億円 「アイアンマン3」
             やっと普通のハリウッド大作のチャートイン、
             3作目ともなると、新鮮さはなかったな。


⑬ 23.7億円 「そして父になる」
             カンヌ効果でここまでヒット、
             内容も興味深いが、心に突き刺さる・・・・
             とまでは、行かなかった。


⑭ 21.9億円 「怪盗グルーのミニオン危機一発」
              見てません

⑮ 21.1億円 「ストロベリーナイト」
             見てません


              
⑯ 20.5億円 「ローン・レンジャー」
             ジョニー・デップの大作もここまで、
             内容はバカバカしくて面白かったが
             やはり感動も欲しかったな。


⑰ 20.2億円 「ダイ・ハード ラスト・デイ」
             新しい展開で面白かったが
             そろそろ終わりにして
             新しいキャラを生み出して欲しいものだ。


⑱ 19.3億円 「ワイルド・スピード EURO MISSION」
             このシリーズ結構好きだったが
             ポール・ウォ^カーは残念だった。


⑲ 19.0億円 「ワールド・ウォーZ」
             ブラピの新作がこんなゾンビ映画っただことが
             内容よりも見ながら驚いたな。


⑳ 18.7億円 「オズ はじまりの戦い」
             見てません


ということで、ベスト20位までをざっと振り返った。
大作で文句なく面白かった!という作品が無かったのだ残念。
今年はどんな映画に出会るか楽しみです。


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