「戦火の馬」★★★☆
ジェレミー・アーヴィン、エミリー・ワトソン、
デヴィッド・シューリス、ベネディクト・カンバーバッチ出演
スティーヴン・スピルバーグ監督、
118分、2012年3月2日公開
2012,アメリカ,ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(原題:WAR HORSE )
<リンク:
人気ブログランキングへ">>→
★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい←
「映画製作会社『ドリーム・ワークス』を設立した巨匠は
最近は監督というクレジットより
製作総指揮といったものが多い、
『未知との遭遇』『ET』『インディー・ジョーンズ』と
鮮烈な風を映画界に吹き込んだ才能は、
現在のようなCGテクノロジーにも果敢に取り組んできたが
どうして3Dは作らないのだろう?
マーティン・スコセッシ監督でさえ取り組んだのに
彼が作ったのは非常にオーソドックスな
王道の感動作だった、
ただし何故今この映画なのか?」
第一次世界大戦下のイギリスが舞台、
農家の少年アルバートと馬のジョーイとの
数奇な運命を描いた児童文学の映画化、
『プライベート・ライアン』のような
戦場の臨場感や『ET』などの
視覚的、そしてストーリーの夢のような部分も
この作品にはそれ程感じられず、
面白いけど、傑作!とまでは感じられなかった。
牧草地帯を馬が駆け巡るシーンは
とても美しかった、
そんなふうに日々の仕事に精を出し
つかの間の時間、大地を走り
空気や風を感じる
そんな生き方が眩しく感じる。
何かに優先順位な必要なく
日の出とともに起きだして
家族とともに畑を耕し
ささいやことで喜び合うような暮らし、
そこに描かれているのは人の暮らしの原点だけれど
現在ではそんな生活を望む人は少ない。
何もかもを「快適」という言葉に置き換え
人と比べ
何かが足りない
何かが足りないと
もっともっとと
いつまでたっても満足を得られないような現在。
だからここに描かれている世界は
かつての厳しいい現実であっても
今の視点でみると
おとぎ話のようにも感じる。
同じ人間同士で戦った過去も
思うようにはいかない不条理な世界も
この映画ではそんな複雑な部分は突っ込まず
ひたすら大切な馬を求める少年と
その馬の苛酷な日常を描くが
何か伝えるべき言葉も持たない馬が中心となって
馬の経験した戦争を見せるから
何かもうひとつこちらの胸に
突き刺さるようなメッセージが伝わらないのだ。
有刺鉄線にがんじがらめになって
倒れた馬を救うため
中間地点で両軍が交戦を一旦停止して
馬を解放させるシーンは
子供なら感動するだろうが
残念ながら大人には絵空事に映ってしまう、
つかのまの静寂は
常に一発の弾丸に打ち破られてきたのじゃないか、
ちょっときれいごと過ぎて
そういう部分も含め
もうひとつ映画の世界に入り込めなかった。
★100点満点で75点★
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく←
soramove
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく(1日1回有効)←ランキング上昇ボタン
スティーヴン・スピルバーグ監督作品
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 (2011) 監督/製作
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 (2008) 監督
ミュンヘン (2005) 監督/製作
宇宙戦争 (2005) 監督
ターミナル (2004) 監督/製作
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2002) 監督/製作
マイノリティ・リポート (2002) 監督
A.I. (2001) 監督/脚本/製作
プライベート・ライアン (1998) 監督/製作
アミスタッド (1997) 監督/製作
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク (1997) 監督
シンドラーのリスト (1993) 監督/製作
ジュラシック・パーク (1993) 監督
フック (1991) 監督
オールウェイズ (1989) 監督/製作
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 (1989) 監督
太陽の帝国 (1987) 監督/製作
世にも不思議なアメージング・ストーリー (1986) 監督/製作総指揮
カラーパープル (1985) 監督/製作
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 (1984) 監督
トワイライトゾーン/超次元の体験 (1983) 監督/製作
E.T. (1982) 監督/製作
レイダース/失われたアーク《聖櫃》 (1981) 監督
1941(いちきゅうよんいち) (1979) 監督
未知との遭遇 (1977) 監督/脚本
JAWS/ジョーズ (1975) 監督
続・激突!/カージャック (1974) 監督/原案
激突! (1971) 監督
★人気映画ランキングはこちら、どんなブログが一番読まれているか