soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

書籍「破局」この言葉の響きよりずっと軽い。【第163回 芥川賞受賞作】

2020-12-24 10:57:29 | 読書の時間
書籍「破局」遠野遥  (著)
出版社 : 河出書房新社 (2020/7/4)
【第163回 芥川賞受賞作】

芥川賞と直木賞受賞作品は
一応読もうと思っているので
読んだ。

物語はとても静かに進行する、
主人公は大学4年生、
政治家を目指す彼女の麻衣子と、
お笑いライブで出会った灯(あかり)と
付き合っているが、
それで深く悩むとか
大きな心の揺れは感じられない。

自分の行動や心の動きを
客観視している。

だから物語を読んだ時の
登場人物に感情移入・・・とか
そういうものは、無い。

それでも、心がザワザワする。

誰もがどこかで、冷静な自分が
いることを分かっているからかもしれない。

確かに破局を迎えるが
ご飯を食べるとか、
服を着替えるだとか
なんか日常の延長にあるみたいだ。

ほかの作品も読んでみたい。

最新の画像もっと見る