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「塞王の楯 さいおうのたて」今村 翔吾 (著)  第166回直木賞候補作

2021-12-25 18:56:03 | 読書の時間
「塞王の楯 さいおうのたて」今村 翔吾 (著)  第166回直木賞候補作
集英社 (2021/10/26)
単行本 ‏ : ‎ 560ページ

あらすじHPより
「どんな攻めをも、はね返す石垣。
どんな守りをも、打ち破る鉄砲。
「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!」

直木賞候補が発表されたので
まずはこの作品から、
本が届いて560ページの重量感に
圧倒される。

そして読み始めていくと
もたついたところが無いので
どんどん読んでいける
これって実はすごいことだ。

舞台は信長が越前・一乗谷城を攻め
秀吉、家康と
歴史に詳しくなくてもなんとなく
分かる戦国時代の末期、
主人公が城の石垣を作る職人という
面白い視点が良かった。

城の内と外で城壁を挟んで
同じ時代の同じ思いを持ちながら
敵・味方となった職人たちの
視線がぶつかる様子が
リアルに感じた、心熱くなるシーンだった。

分厚い本をカバンに入れて
地下鉄やモスの店内で読んだ、
この重さが嬉しかった。