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書籍「雪まろげ: 古手屋喜十 為事覚え/宇江佐真理 著」良い作品に出合った!江戸の庶民の生活を垣間見る

2016-07-20 01:09:23 | 読書の時間
書籍「雪まろげ: 古手屋喜十 為事覚え/宇江佐真理 著」★★★★★
宇江佐真理   著 ,
新潮社 (2016/4/28)
319ページ、1.836円

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「浅草は田原町で小さな古着屋を営む喜十は、
北町奉行所隠密廻り同心の
上遠野のお勤めの手助けで、
東奔西走する毎日。
店先に捨てられていた
赤ん坊の捨吉を養子にした喜十の前に、
捨吉のきょうだいが姿を現した。
上遠野は、その四人の子どもも
引き取ってしまえと無茶を言うが…。
日々の暮らしの些細なことに、
人生のほんとうが見えてくる。
はらり涙の、心やすらぐ
連作人情捕物帳六編。」

(Bookデータ HPより)


この本も朝日新聞の書評だったか、
日曜版の宣伝だったか
初めて名前を知って早速読んだ。


歴史小説のジャンルはめったに
読まないので、古い言い回しとか
大丈夫かなと思いながら。

しかし読む初めてすぐに
物語に入り込んだ、
江戸の街のまさに庶民の生活が
すぐに映像として
頭の中で映像をむすぶ。



町の片隅の古着屋を舞台に
ちょっとした事件が起きたり
捨て児を育てることになったり
毎日の些細なこと
それでも当事者にとっては
大切な事
現代も時代も関係ない。



最近「貧困」という言葉を
ニュースでよく聞く
でもここに描かれているのは
「貧乏」な生活
そこにはギリギリの中で
懸命に生きてる人々がいて
小説は救うこともせず
結構シビアに切り捨てるが
本当はそんなもの
その潔さもこの小説を
信じられる。



読んでいる間中
とても幸せな時間を感じた



こんなささやかな物語、
ここにはホントささやかな
人々の生活があって
それを読むとこちらもなんか
大きな力がもらえる。


良い作家さんと出会えたなと思ったら
著者は昨年亡くなったらしい。
それでも200を超える作品があるので
これから少しずつ読んでいこう。


★100点満点で90点

soramove
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