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「フライング・ギロチン」戦いの後の切ない気持

2014-07-16 09:21:18 | 香港・アジア映画
「フライング・ギロチン」★★★★DVD鑑賞
ホァン・シャオミン、イーサン・ルアン
ショーン・ユー、ジミー・ウォング出演

アンドリュー・ラウ監督、
113分 2013年12月7日公開
2012,香港/中国
(原題/原作:血滴子)



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「清朝時代、第5代皇帝雍正帝(アンドリュー・ラウ)は
宮中の反乱分子を退けるため、
ひそかに暗殺部隊「血滴子」を結成する。
部隊を率いる総領官(ジミー・ウォング)は、
隊員の冷(イーサン・ルアン)たちに
清朝打倒をたくらむ革命闘士の長である
天狼(ホァン・シャオミン)の暗殺を指示。
だが、激しい抵抗に遭い、
仲間の穆森(リー・ユーチュン)が捕まってしまう。」

「映画生活」解説より


久し振りにTSUTAYAに寄って
DVDをレンタルした、

まず目を引いたのがこの作品、
「フライング・ギロチン」だって、
パッケージもそれっぽいし
「これだな」とすぐに手に取った。
5枚で1.080円、安いものです。


映画のタイトルは「血滴子」、
清朝の皇帝によって作られた秘密部隊、
彼らの持つ独特の刀から放たれる
鋼鉄の輪が
至近距離の相手の首に巻き付き
瞬時に内側に広がった刃によって
相手の首が吹っ飛ぶという
荒唐無稽な武器で武装した集団だ。
彼らを「血滴子」と読んだわけだけど
邦題は全く違う名前だ。

まあこれは人の目を惹く作戦なのだし
それでレンタルした自分も
しっかりその戦略にはまっているわけだけど
タイトルの与える印象と
映画の内容は
間違ってはいないけど
全く違ったものになっていた



結構、哀しいお話なのだ。


皇帝の特命を受けて結成された
暗殺集団、
彼らはその存在さえ知られず
身寄りの無いものを
子供時代から鍛え上げ
皇帝の命令に命を懸ける集団に
育て上げられたのだ。


「そんなことあるかな」とも思うが
そんな疑問をさしはさむより
彼らの真っ直ぐな忠誠心が
なんだか眩しいし

接近戦で身近な敵と戦うという状況が
悲壮感たっぷりに描かれていて
なんか切ないのだ。

敵と知らされた相手の
偽らざる気持ちを知る事で
揺らぐ忠誠心
どんなに尽くしても
最後には気持ちひとつ
政治的な思惑で簡単に抹殺される
儚い命

切ない

「フライング・ギロチン」という
タイトルのつもりで見ると
期待は裏切られる
絵空事と人間の心情
香港映画では度々用いられる設定だ、
この作品は「傑作」「名作」には
ちょっと及ばないものの
この切なさは
また作品の評価とは別物・・・。



だから時々、B級そのものと
分かった上でも
香港映画とか
手にとってしまうのだ。

216円で見た、
申し訳ないくらい得した気分。

★100点満点で80点


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