INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

続・ひっそりと(19)

2011年11月09日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
福岡市博多区の「合同庁舎」バス停



博多駅筑紫口から東にまっすぐ伸びる道路上にある。



「300番台」のバスが華々しく登場したのと同時に設置され、当初は運行本数も多かったバス停だが、天神北ランプ経由だけが生き残り、博多駅東ランプを経由するものは平日一日一往復だけという状態が長らく続いてきた。
昨年春のダイヤ改正で「29N」が「香椎浜方面→名島ランプ→都市高速→駅東ランプ→合同庁舎→博多駅→大博通り→呉服町ランプ→都市高速→名島ランプ→香椎浜方面」という循環運行になり、「合同庁舎」を通るバスも一気に増えたのだが、その年の秋には再び元のルートに戻され(往路復路ともに呉服町ランプ経由に)、再び「300番」が一日一本だけという状態に戻ってしまっている。

博多駅に一番近いところにありながら、なかなか有効活用がなされない都市高速「博多駅東ランプ」。

細かいことは無視して大雑把な話をすると、「駅に一番近い」ということは、駅の「周辺部」よりも駅「そのもの」に速くたどりつくことを意味する。
“駅「そのもの」に行くんだったら、別にバスじゃなくても電車で行けばいい”訳なので、そうなると、バスの役割としては、電車で行くのが相対的に面倒な駅の「周辺部」に速くたどりついたほうがいいということになる。
郊外と博多駅地区を結ぶ路線において、博多駅東ランプよりも、駅から少し離れた呉服町ランプのほうが活用されているのはこのような背景があると思う。

他方、天神地区においては、天神に一番近い「天神北ランプ」が大いに活用されている。
天神に一番近いところで都市高速を下りても十分に採算がとれることを現わしており、「天神」と「博多駅」におけるバスのプレゼンスやバスへの依存度の「差」を現わしていると言うこともできるのではないだろうか。

…まあ、地下鉄「東比恵駅」の存在をはじめとして、他にも様々な要因があると思うので、あくまで「大雑把な」話として聞いて(読んで)いただければと思う。
(つづく)


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