「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

旅の準備といえば

2015年01月12日 |   中3 
世の中は3連休らしいですが、いつも通りに仕事でした。
中3だけ今月中に期末テストを実施する学校もあるため
駆け足で教科書内容の学習を進めています。
まあ、このテストは内申点にはほぼ関係ないといわれているんですけどね。

そんなわけで、国語では『おくのほそ道』を学習しました。
「月日は百代の過客にして…」で始まる有名な冒頭部分を読んで、問題にトライ。

よく定期テストに出題される問題の1つに
「芭蕉の旅の準備が書かれている部分を書き抜きなさい」というものがあります。
答えは「股引の破れをつづり、笠の緒付けかへて、三里に灸すうる」なのですが
どうもピンときていない様子。
そこで「皆さんは、旅行に行く!となったら、まず何を準備しますか?」と質問してみました。

「着替えの準備」という答えを想定していたのですが、開口一番「パスポート!!
返ってきたのにはビックリ。 海外へ行きますか…。
「まずは、『なに着ていこうかな~』と思わない?」と言うと「ああ~。」と微妙な反応。
修学旅行だったら制服しか選択肢がないんだから、そんなもんかとも思いますが
「パスポート」が真っ先に思いつくくらいだから、修学旅行を想像したわけじゃなさそうなんだけどな。

そういえば、中学生でも海外旅行経験者がじわじわと増えてきています。
それが反映されているのかもしれないなあ。
それにしても、江戸時代の文学作品を読んでるってことを考慮してほしかったな。



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