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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

「青天を衝け」深谷大河ドラマ館

2021-10-05 06:34:05 | イベント

いつから始まったかはわからないが、NHK大河ドラマで、

その主人公のゆかりの地に大河ドラマ館をPR効果を狙って造っている。

ここ「渋沢栄一 青天を衝け」深谷大河ドラマ館は

今年2月16日に深谷生涯学習センター・深谷公民館でオープン。

来年の1月10日(月・祝)まで開館している。

本来なら土日は大勢の人で混んでいるのだろうが、コロナ禍の中、

館内はゆったりした入りで密にならずゆっくり楽しめた。

広い駐車場とドラマ館の間には記念写真用の

大きなパネル前で写真を撮っていたがパラパラの人だった。

新1万円札を持った渋沢像のこのパネルをよく見ると

渋沢栄一が生きていたら181歳だそうだ。

館内に入るとアンドロイド映像の渋沢栄一と尾高惇忠、

尾高長七郎のパネルが迎えてくれる。

天井からは藍で染められた長い布が下り、井戸が設けられていた。

そしてそこには深谷市のイメージキャラクター(ゆるキャラ)の

「ふっかちゃん」が手を振って歓迎してくれた。

「ふっかちゃん」は2010年に生まれ、深谷ねぎをモチーフにできた。

2013年のゆるキャラグランプリでは4位、2014年は準グランプリ、

2015年は3位、この年のキャラ(R)forチルドレンでは初代グランプリに輝いた。

いよいよドラマ館へ入館。

当館は一部の動画、サイン等、撮影禁止マークの所を除けば

写真撮影はOKとなっている。

入館前の渋沢栄一4枚の大型パネルの前で記念写真を撮って下さいとすすめられた。

チケット売場の前には主役の渋沢栄一役の吉沢亮、渋沢喜作役の高良健吾、

渋沢なか役の村川絵梨のサインと当館での写真が

入館日を記念して展示されていた。

実は大河ドラマを見ていて気になっていた疑問が一つ解けた。

ドラマが始まるスタート時の字幕にテーマ曲の指揮者がN響正指揮者の尾高忠明とある。

ひょっとして尾高氏は尾高家のひ孫ではないかな?と思っていた。

この場の資料を見て渋沢栄一のひ孫ということが分かった。

これはまさに運命的な巡り合わせだとしみじみ思います。

主人公の渋沢栄一が生まれ育った家として創作されたセットでは、

当時の暮らしぶりを身近に感じられる。

そしてポイントポイントに各役者さんの等身大のパネルが置かれ、

来客者はその横に立って、なかには肩を組んで記念写真を撮っていた。

栄一の母・ゑい役を演じているのはスミダマンの好きな女優・和久井映見。

アイドルだった映見ちゃんも随分オバサンになってしまった。

ドラマのセット、ドラマに登場する衣装や小道具のコーナーでは

今まで放映されたドラマのシーンを思い起こさせ

大河ドラマをより楽しむファクターとなった。

ドラマ館のポイントポイントには撮影現場の裏舞台など貴重なDVDが流れていて、

時間が過ぎるのを忘れてしまう程、興味ある映像シーンが見られる。

なお、このDVDは動画撮影が禁止の為、

残念ながら皆様にはご紹介できません。

「青天を衝け」の人間相関図。

今まで大河ドラマを見てきて、人と人のつながりがよく分からない人物がいたが、

この図を見てその関係が一目瞭然となった。

それにしてもここに出ている役者だけでも50名もいるとは、

一つの芝居を作るのは大変な作業だ。

武州藍の生産番付表。

行司は渋沢栄一と喜作になっている。

この番付の版木は比較的最近、親戚の家から発見されたと、

「ブラタモリ 深谷編」で言っていた。

この番付作成の発想が将来の栄一の経済界での大活躍を暗示するものとなっている。

栄一の実家の渋沢家は染物の顔料「藍玉」の生産、製造、販売を

一貫して行う裕福な農家であった。

栄一は単なる農家ではなく、メーカーとして商社としての

ビジネス体験を若くして実践していた。

撮影風景やキャストのインタビューを上映する「4Kドラマシアター」は迫力があり、

撮影の苦労話など裏側の物語が紹介され、

その見応えさに終わるまでこの席を一歩も離れることができなかった。

「青天を衝け」のメインキャスト8名のスチール写真とコメントが載ったコーナー。

パリ万博のパビリオンで外国人に混じって栄一達武士の一行が

エレベーターに乗ったシーンに使われたエレベーターのセット。

こちらは左側が渋沢篤太夫(栄一)と右側が渋沢成一郎(喜作)の着た着物衣装。

これを見て裏方の衣装係さんの苦労が見えるようだ。

これは平岡円四郎(堤真一)が妻・やす(木村佳乃)へ残した文。

実際に撮影で使われたものが展示してあった。

これが尾高淳忠を中心に渋沢栄一など攘夷の血気に燃える仲間達が高崎城を乗っ取り、

外国人居留地を焼き討ちする計画を立てた時に書かれた

アジテーションの神託と血判状。

文字の大小、使われた文字の激しさがその時の思いを伝えている。

これが大河ドラマ青天を衝けの第1回、第19回、第25回の台本。

中も是非見たかったナー。

ドラマ館最後の展示コーナー。

ポイントポイント写真を撮っていると係の年配女性がそっと横に来てすごく優しく

「申し訳ない。ここは写真撮影もダメなんですヨ。ごめんなさいネ。」と

こちらが恐縮してしまう程、断り方が素晴らしい。

人の心を動かすのは北風ではなく太陽だと改めて実体験し、学ばされた。

この掛軸の書は、明治6年6月24日、明治天皇の母である皇太后(英照皇太后)と

皇后(後の昭憲皇太后)が富岡製糸場へ行啓された時、

一行を出迎えた初代場長の尾高惇忠が書いた漢詩です。(複製品)

その行啓の様子を惇忠が詠んだものだ。

ドラマ館を出ると吹き抜け的なトップライトの広場がある。

そこには1936年製のナッシュ・ラ・ファイエット3610が展示してあった。

ここはドラマ館の隣りにある深谷物産館。

深谷の特産品や新鮮野菜などと同時に大河ドラマ「青天を衝け」のロゴグッズや

ふっかちゃんグッズなどが取り揃えてある。

最後に大河ドラマ「青天を衝け」の渋沢栄一役の吉沢亮のアップポスターをプレゼン。

このポスターには小さく「仁なる者に 敵は無し」と・・・。

作は大森美香、音楽は佐藤直紀、題字は杉本博司が担当している。

 

 


JR深谷駅

2021-10-04 06:12:18 | 建物

今年のNHK大河ドラマは「青天を衝け」。

我が埼玉県が生んだ偉人・渋沢栄一の生涯を描いた壮大なドラマです。

今回はドラマが始まる前からハマってしまったミーハーなスミダマンは

いよいよ渋沢栄一の足跡をたどる旅に出ることにしました。

その第一歩が渋沢栄一が生まれた町の駅、深谷駅です。

この駅舎は1996年(平成8年)東京駅が深谷産の煉瓦を

使用していることにあやかり、東京駅をモチーフに改築されました。

鉄骨造りの3階建てで約35億円が投じられた。

深谷駅はJR高崎線の駅で、浦和駅から普通で59分かかる。

ちょっとした小さな旅気分になれる時間だ。

それにしても何も知らない人がこの駅を見たら、なんだこれ!?とビックリする駅だ。

改札の前にアーチ型の「幸せを呼ぶ深谷通り」があり、

さっそく渋沢栄一翁誕生の地の記述が迎えてくれた。

このゲートの写真を撮っていた青年はその後、何回もいろいろな所で見かけた。

やはり彼も渋沢栄一を一日追っていたのだろう。

駅の構内に張り出されていた大きな絵を発見。

三代広重が画いた「東京高崎汽車往返之図」だ。

明治時代の鉄道風景が伝わってくる。

改札口を出て駅構内の通路光景。

人の賑わいはないが、やはりどことなく東京駅の空間に近いものがある。

駅構内を出てペデストリアンデッキから見た駅舎は本当に立派だ。

関東の駅百選に当駅は選ばれているそうだ。

レンガ色の壁と白いアクセントになった窓枠と意匠デザイン。

また、屋根の濃いグリーンとその意匠がすごいインパクトだ。

JRは、よくここまでの決断をしたなと感心してしまう。

駅高架橋にのぼる階段にも深谷PRの絵が貼ってある。

祝 渋沢栄一翁 新1万円。

今、深谷は「青天を衝け」と「新1万円札」のダブルのお祝いで

盆と正月が一緒に来たような最高の時間が流れている。

駅の下のバス停にはコミュニティバス・くるリンが停まっていた。

このバスのディスプレーも渋沢栄一一色だ。

この写真を見て気が付いた人もいると思いますが、

右側のビルが深谷駅とそっくりの意匠。

ここのオーナーが街造りを考え半分軽いノリで

決めたのかもしれない。(失礼があったらゴメンナサイ。)

「ようこそ 青天のまち深谷へ」と描かれたイラストの市内案内図。

とてもわかりやすく、ほのぼのとした地図だ。

駅を出るとちょっとした洋風ガーデンがあった。

ここにも郷土の偉人・渋沢栄一の絵があった。

駅前ロータリーの所には「渋沢栄一からくり時計」がある。

高さ約4mの時計で、普段は深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」が台座にいるが、

7時~23時の定刻になると「ふっかちゃん」が消えて

「青い目の人形」と「日本人形」を手にした渋沢栄一が登場するそうだ。

青い目の人形には日本とアメリカの親善のため、

人形を使った交流を行った栄一の平和への願いが込められている。

そして気になるのが屋根の上にはためいているロータリークラブの旗。

おそらくロータリーが寄贈したものなのでしょう。

とても目立ちます。

最後に駅のロータリーの公園の真ん中に高々と作られているのが「青淵・渋沢栄一銅像」。

高いところから故郷・深谷の街そして日本を優しく見守っているようだ。

これから青天を衝けを追った旅がはじまるが、この銅像をはじめ、

渋沢栄一の銅像はスミダマンの知る限り7つもある。

これは驚きの1つだ。


浦和エリア旨い店シリーズ ~その556~

2021-10-02 06:30:53 | 食~その他

インドネシア料理 スラバヤ

さいたま市浦和区東高砂町11-1(浦和パルコ5F)

TEL 048-611-8322

https://www.surabaya.jp/

浦和パルコに15軒あるレストラン街で最後の紹介が当店となりました。

今まで数回インドネシア(主にバリ島)に行きインドネシア料理を体験しましたが、

いまいち好きになれず、そんなこともあってパルコ内でも最後となってしまいました。

おそらくスミダマンのほのぼの奮戦記をやっていなかったら当店には来なかったと思います。

当店の造りはご覧のようにぐるりガラス扉、窓の造りになっていて、

通路から中がよく見えてしまう。

この前を通るとやはり気になって思わず中を見てしまうが、

いつも混んでいてかなり流行っているレストランのようだ。

浦和パルコの5階レストラン街はこの写真で少しわかると思いますが、

基本的に4階(紳士物フロアー)から吹き抜けになっていて、

そこを各レストランと渡り廊下でつないでいるような動線構造になっている。

スミダマンとしては好きな空間のフロアーだ。

浦和パルコも浦和伊勢丹と同じでショーケースを設けている店が多い。

インドネシア料理というと先述したように、

インドネシア風の焼鳥、チャーハン、焼そばというイメージがあり、

見た目は確かにそうだが味は全く違うエスニック系で、

このギャップがどうにも馴染めなかった。

このショーケースの中にもサテ、ナシゴレン、インドネシア焼ビーフンなどがある。

店の中はけっこう広く58席もある。

当店のコンセプトはとてもわかりやすい。

「パスポートいらず、ここはリトル・インドネシア。

まるでインドネシアの島々を旅するような時を味わえる都会のリゾート」だとか。

そして3つのこだわりがあるそうだ。

その1つが「時の直輸入」と店内の随所に見られるインテリア・調度品。

南国リゾートで癒される非日常的な空間が広がっている。

その上、スパイスの香りとガムラン音楽が流れ、

まさにインドネシアスタイルでおもてなしだ。

働いている人達もインドネシア人で、

ここはインドネシアと一瞬錯覚しそうな時が流れている。

夏のおすすめメニュー2種。

ランチセットメニューは10種。

どれも普段レストランで見ない料理である意味新鮮だ。

ディナーセットもジャワセット、バリセット、ニューギニアセットと響きもエキゾチックだ。

ここでインドネシア料理の日本人とインドネシア人の人気ランキングを掲げてみる。

日本人 1位 海老のスパイシーココナッツ煮

2位 骨付きチキンのジャワカレー

3位 ナシゴレンスペシャル

インドネシア人 1位 有頭エビシーフードジャワカレー

2位 スパイシーナシゴレン

3位 サテの盛合せ(10本)

夏野菜のピリ辛ジャワカレーセット。

ライス、サラダ、スープ、ドリンク、デザートが付いて1,280円(税込)にようやく決定。

どうも恐々食べる気持ちが情けない。

東南アジアの料理はどうしても身構えてしまう。

ところでスラバヤのこだわり2つ目が「味の直輸入」。

インドネシア料理の根幹を支えるサンバルソースはスラバヤオリジナル。

ガランカなどのスパイスはインドネシア産を使用している。

そして3つ目のこだわりが「技の直輸入」。

インドネシアの人気店で10年以上修業を積んだシェフが現地の味を再現。

70を超えるメニューとお客様のご要望に応えるレシピの数々。

店のポイントポイントにしつらえたインドネシアの民芸品の数々。

やはりここはリトル・インドネシアだ。

 

 

 


黄白菜のスープ煮 ~その12~

2021-10-01 06:08:20 | 料理

今回は初のスープ料理です。

本来は冬の料理で体が温まるものですが、

どうしても食べたくなったので作ってしまいました。

これが完成品です。

さやえんどうの色鮮やかな緑とベーコンのピンクが全体の彩りのアクセントになって

見た目にも美しく、食欲をそそられます。

前回に引き続き道場六三郎のレシピ第4弾です。

簡単なわりに自己評価85点という高評価。

このような料理がスミダマンは大好きです。(誰でもそうか(笑))

道場六三郎曰く「日本料理はスープで煮るようなうまい料理がないよな。

そういうとこ、力不足だな。」

ということで、これからも道場六三郎の料理はずーっと続きます。

なにせ100レシピ程もトライしたものですから。

道場のレシピによると白菜は内側の黄白菜を使う(黄白菜というのは白菜の内側の

まだ葉が黄色でやわらかい部分をいう。)となっているが、

今回はあまりこだわらずに白菜全部を使いました。

芯の部分がつながったまま縦に1/8に切り、くずれないようにガーゼに包むとあるが、

この料理に関してはスミダマンの勝手な解釈でガーゼに包むことはしていない。

(費用対効果で手間のわりに味に大きな差が出るのか疑問だから。)

スープはとりがらスープ。

これも楽して鶏ガラの顆粒状のものを使用。

これに和風だしの素も入れてみた。(京都中華の影響を受けて)

道場の白菜の仕込みはもっとすごく、一回白菜をとりがらスープで煮た上で、

バットにラップを敷いて、煮た白菜を取り出して並べ、

ラップに包んで電子レンジにいれて熱を加える。

(プロは白菜に対してここまでやるのかといった感じ。)

スープの具として、さやえんどうのヘタを取る。

また、ベーコンは市販されているスモークしたベーコンの切り落としを使用。

とりがらスープで煮た白菜スープの中に

さやえんどうとベーコンを入れてさっとひと煮立ちさせる。

最後に水溶き片栗粉でとろみを付ける。

仕上げにコショウを少々ふって味をととのえ、

完成で~す。