よくTVなどで京都といったらこの八坂の塔とその街並の映像が紹介される。
それほど街中にそびえ立つこの五重塔は京都のランドマークとなっている。
京都には四大五重塔といわれている有名な塔がある。
その一つがこの塔で高さ46m、京都祇園には欠かせない。
京都で一番高い塔は東寺(教王護国寺)の高さ55m。
京都最古の塔は38mの醍醐寺の五重塔。
高さ33mの仁和寺の塔は屋根の大きさが各層同一の安定して見える塔だ。
八坂の塔の近くに小ぶりなお寺がある。
ここはインスタ映えで話題の「八坂庚申堂」だ。
創建はとても古く平安時代の960年で天台宗大黒山金剛寺という。
開基は浄蔵貴所といわれ日本最古の庚申堂で日本三大庚申の1つだ。
他には大阪四天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂(現存せず)だ。
現在のお堂は1679年の再建。
庚申とは干支の庚(かのえ)申(さる)の日をいい、
地元では「八坂の庚申さん」の愛称で親しまれている。
ここでは欲をコントロールすることが願い事を叶える秘訣といわれ、
手足をくくられて動けなくなった猿の姿のお守り「くくり猿」大500円。
祈祷済を本堂、融通尊のいるお堂におびただしい数のくくり猿が吊るされている。
他のお寺では見られない何ともカラフルな光景だ。
本堂の前には庚申の使い「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿の像もあった。
八坂の塔の下に人力車が客待ちをしていた。
なんとも八坂の街にえびす屋の人力車は溶け込んでいて絵になる。
一瞬今は令和の時代からタイムトリップして昔の日本に戻ったようだ。
この法観寺は592年崇峻天皇が創建。
開基は聖徳太子と伝えられている。
臨済宗建仁寺派の寺で少なくとも平安京遷都以前から存在した
古い寺院であることは確かだそうだ。
この五重塔は永享12年(1440年)に再建されたもので重要文化財だ。
この寺の境内は狭く、塔以外に目立った建物がないことから、
八坂の塔は寺自体を指す通称となっている。
「そうだ京都行こう」の有名なキャッチコピーと同時に
あの音楽が聞こえてくるような「This is KYOTO」の写真です。
本当に絵になりますネー!
八坂の塔から二年坂に向かう途中に、
板塀の上になんとも芸術的な顔のお面がディスプレイしてある蔵の家がある。
帰って来てこの写真をよく見たら、
この面の写真を撮った人は代金を払って下さいと書いてあった。
知りませんでどうもすいません。
この素敵な通りにはやはり和装、着物がよく似合う。
ここで古風な結婚式を挙げていたカップル。
着物を着た若い女性など絵になる光景が続いていた。
やはりこの塔と坂道と家々は不思議な力を人々に発信している。
こちらはやはり人気の二年坂の風景。
通常だったらこの通りは大変な賑わいなのに、
ご覧の通り、コロナのせいで人気がほとんど消えていた。
八坂の塔周辺の味のある地図と東大路から見た
うっとりするような八坂の塔を今一度堪能してください。