海外のビジネス事情と経済の動向に精通し、足で歩いて
集めた豊富な現地情報をもとに講演する真田幸光氏の話を聞いて来た。
演題は「世界経済と日本」氏の略歴は1957年(昭和32年)生まれ
慶大法卒。東京銀行入行、ドレスナー銀行東京支店金融融資部長
愛知淑徳大学ビジネス学部長17年4月から現職。
又、氏は真田幸村の実兄、真田信之の直系子孫だ。
専門の本論に入る前に真田家について語った。この方は慶大野球部で
地声が大きくマイクを使わず会場を歩きながら講演したのには驚いた。
真田信幸から14代、今は魂しか残っていない。
その魂は「死まで生きよ!生に固執し、生き延びなければいけない」だ。
①慎重に考える。その為に情報を集め現状を分析する。
クルミをコリコリするのは心を落ち着かせる為。
②決断をしろ。そうしなければ先に進めない。
③実行しよう。
④そして責任を取れ
真田家は徳川家を意識して口伝で伝えることが多かった。
情報を集める為、山伏を派遣したのが真田十勇士に成った。
・米中問題は覇権争い。ポイントは制宙権。宇宙を制するものが世界を制する。
米国はこれを共同で中国は単独で実行している。
キーワードは知的財産権で中国を叩く。米国は絶対に勝てる勝負に出た。
戦術を立ててフロントに貿易摩擦を出した。
関税引き上げ、為替、など痛めつけることが出来る所まで痛めつける。
トランプはビジネスのことは分かっている。
ファーウェCFO逮捕は血祭りにあげ、世界に知らしめた。
国際情勢は今ヨーロッパに目が移っている。イギリスのBREXIT問題。
フランスの黄色いベスト革命。これの特徴は主導者がよく分からない。
要求が良くわからない。既得権益層に起こっている。
ドイツはメルケルの掌握力が落ちている。EUメリットがあるのかという
庶民の声が広がっている。イタリアはポピュリズム主導の流れだ。
皆ガタガタでEUは守られるのか。ユーロはどうなるのか。
マーケットが心配し始めている。
・その後、株、為替、金利、原油、成長率の話があり、
日本経済はこの国際情勢を考えると今後横ばいか厳しく推移すると氏は予測した。