スミダマンのほのぼの奮戦記

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神楽坂の街角・路地

2020-09-25 06:17:28 | 旅 ~東京

これが神楽坂の案内地図。

ちょっと小さくてわかりづらいかもしれないが、

外堀通りから坂を上がって大久保通りまでの商店街が神楽坂通り商店会で

「粋なお江戸の坂の街」をキャッチフレーズにしている。

神楽坂の街のおもしろさはこの大通りから不規則に延びている

横丁や路地が多くあり、その雰囲気がしっとりした

江戸風情を醸し出している所にある。

この街角・路地を今日は紹介しましょう。

この写真を見てわかることは、路地は極端に狭く、

人が通るのがちょうど良く、車のすれ違いはかなり厳しい。

道路面は細かい扇状になった石畳が多く、とても情緒がある。

建物は高いビルは無く、一枚目の写真の様に粋な黒塀が続いている所があり、

料亭街的な雰囲気を作っている。

お座敷天ぷらで有名な「天孝」さん。

昭和52年創業で個室で目の前で天ぷらを揚げてくれる。

座席は全部で18席で、そのうちカウンター席が7席ある。

神楽坂で最大の横丁の本多横丁。

飲食店を中心に50軒以上の店舗が軒を連ねている。

どの店も個性的で魅力的な飲食店を中心に商店街を形成している。

その名の由来は明日アップします。

風情ある神楽坂の小路に佇む一軒の和食屋。

左側の黒塀の店が神楽坂の大人が集う「こんぶや」さん。

羅臼産昆布出汁の自家製おでんが売りのお店らしい。

新宿という大都会にありながら、ひとつ細い路地に入ると

江戸時代の面影を今に残す街。

そんな和の情緒の街並にワインだとか、パスタだとか、

フレンチ、イタリアンの洋の店が同居しているのが神楽坂の一つの魅力だ。

今回はあてずっぽうの散策でしたので神楽坂の名だたる横丁を

網羅できなかったが、その幾つかを紹介しましょう。

最も神楽坂の路地らしい趣のある場所が「兵庫横丁」。

戦国時代に武器商人が住み兵庫(武器を入れておく倉庫)が

あったことからそのように言われた。

もう一つ、芸者さんが料亭から別の料亭に移動する際に

抜け道として利用していたことから「芸者小道」と名付けられた通り。

その隣りには「かくれんぼ横丁」。

かくれんぼの名前の通り、道は複雑に入り組み、

行き止まりもあったりして本当に迷ってしまうことから付けられた。

又、花街にお忍びで来た要人のあとをつけても

ひとつ路地に入るとわからなくなるという意味もあるとか。

本多横丁から更に路地に入った所には

創業60年の老舗寿司屋の「新富寿司」がある。

手前にはスナック、奥にはイタリア国旗が見える。

ということはイタリアン料理店。

正に散歩が面白い街が神楽坂だ。

前述の横丁以外にも「見番横丁」「寺田横丁」「小栗通り」

「熱海黒塀湯階段」など数多くの路地、横丁がある。

もう一度表通りの神楽坂通りへ。

かつては芸者の集まる街(花街)として発展し、

その風情を今に残しながらも

最近ではお洒落な雑貨店やカフェも数多く集まっている。

メインストリートでオリジナル・デザインの履物、袋物、

和様傘等を豊富に取り揃えている「助六」さん。

明治43年に創業し、多くの有名人が買い物に見えた。

作家・菊池寛、歌人・与謝野晶子は夫・鉄幹と共に、詩人・西条ハナ等々だ。

又、芸者衆もよく買い求めたという。

因みに今でも神楽坂には芸者が20名位いるという。

最初は昼食をここ、海鮮丼の「つじ半」でと思ってきたが、

さすが人気店、ウエイティングの行列が並び約30分待つとかで

暑いこともあって諦めた。

 

毎年ミシュランに載っている会席・懐石料理店の「石かわ」の隣りで、

新店舗(リノベかもしれない)の内装工事が施工中で、

そのバースのスケッチが外に出ていたので興味津々で思わずパチリ。

いったい何屋さんができるのだろう。

大久保通りを過ぎた所にも肉まん・中華まんで有名な

元祖「五十番 神楽坂本店」が。

昭和32年創業、五十番の肉まん発祥のお店だ。

自家製の手打ち麺が特徴の名代うどんすきをはじめ、

旬の食材を使った会席を提供している「鳥茶屋本店」。

以前には鳥茶屋別亭もスミダマンでアップした。

当店の外の飾りつけも赤い提灯、ほうずきの植木鉢など

これを見れも花街文化が息づいているのを感じられる。

最近オープンしたというChicalicious NY amarige

(チカリチャス ニューヨーク アマリージェ)というケーキ屋さん。

NYからデザートバーという新しい提案を持ち込んでの進出だ。

それにしても木を使った照明器具は存在感があったナー。

この洋菓子屋さんの前にある、いかにも老舗の香りがする

鰻屋さんの「たつみや」(本多横丁)。

創業は昭和23年で神楽坂の顔と言って良い程の有名店らしい。

一見何処にでもある鰻屋さんのようですが、

ジョンレノンとオノヨーコが来店したという事で有名だ。

神楽坂には春の海の作曲で有名な作曲家・箏曲家の

宮城道雄記念館がある。

宮城道雄の偉業を顕彰するとともに今後の日本音楽の発展に寄与するため、

昭和53年12月6日に故人が晩年まで住んでいた敷地に建設された、

日本で最初の音楽家の記念館だ。

 


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