スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

ジェフ・バーグラント京都外国語大学教授

2019-07-24 06:04:13 | レポ

日本での生活がまもなく50年を迎えるジェフ・バーグラント氏は

1949年(昭和24年)米国サウスダコタ州生まれ。

70年にカールトン大学を卒業し、同志社髙校に就職。

92年から大手前女子学園教授、

98年から帝塚山学院大学人間文化学部教授、

08年から京都外国語大学グローバル観光学科教授を務めている。

演題は「日本から文化力~遠くから見たNIPPON、

日本から見た世界~」。

講演では、流ちょうな「京ことば」で私たちが

いつの間にか忘れてしまった日本独特の生活文化、

心の豊かさなどを、ユーモアたっぷりに語ってくれた。

NHK「キラッと生きる」で10年間司会を務めてきたが、

国と国とはベースに価値観、

その先にその国の常識、そしてビヘイビアがある。

たとえば日韓の間にはちゃわんの持ち方、

箸が木と鉄の違いなど、その国の背景がある。

外国人にとってはうなぎは蛇と一緒の国もある。

バーグラントさんは20才で日本に来て

初めて傘をさしたそうだ。

アメリカ・サウスダコタ州は雨が降らないからだそうだ。

初めて覚えた日本語は「ベタベタ」。

京都の夏の陽気がそのことを言わせた。

日本は受信力のある受信者文化の国。

とてもおだやかな国だ。

英語圏の国は発信者責任型文化。

アップルの創始者のスティーブ・ジョブズは

一番尊敬する国は日本だと言った。

国連の明石康氏、緒方貞子氏は

人の気持ちを読みとって(受信力)平和を作った。

根回し上手ということ。

1%でもできると思うのがトランプ大統領。

日本人は99%できると思ってもできないと考える。

トランプはこれ程、受信力のない人だ。

中国人は家族を出すと共感する国民性がある。

中国は発信型文化だ。

喉が渇くと取りに行くのが中国人。

東日本大震災を見ても日本人は

水をもらうのに整然と並ぶ。

発信型の人はゲストに何ができますか?と

ゲストに選択させる。

日本人はホストがゲストの気持ちを読みとって

さりげなく出す人間関係文化の国民だ。

空気がおいしいという言うのは日本人の感覚だ。

世界の人達は日本人のことがわからない。

世界は発信型が主流だ。

おもてなしは素顔でやってほしい。

相手を認めながら自分で認める。

世界が平和になるにはこういった日本人の価値観、

ビヘイビアが重大だ。

ラグビーワールドカップ、

東京オリンピック・パラリンピックはチャンスだ。

 


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