1929年(昭和4年)開業(川越市笠幡地内)の名門ゴルフコース
埼玉県最初のゴルフ場だ。
圏央道圏央鶴ヶ島ICから車で約8分で来られる
霞ヶ関カントリー倶楽部は通称「霞」と呼ばれている。
入口の塀もどことなく名門コースの風格を感じる。
倶楽部のマーツ。普通はカントリークラブと言うが
ここはカンツリークラブ。そこには何か意味があると思うが、正確にはわからない。
ここは2020年東京オリンピックのゴルフ競技の
会場に決定し、今ふたたび脚光を浴びている注目のコースだ
フロントの隣に置いてあった「愛鳥箱」これは珍しい。
「霞」にはヒヨドリ、せきれいなどの野鳥がさえずっている。
そういえば、ここのカラスは頭がいいので有名で
一昔前、名物あんぱんを隠していたのに盗られたことを思い出した
ここも隣の東京ゴルフ倶楽部と同じでドレスコードが厳しい。
確かに最近の若いプレーヤーは服装がかなり乱れている。
ドレスコードを参考に列記してみる。
①襟の短いシャツ(4CM以下)
②襟のないシャツ(Tシャツ、トレーナー等、女性はタンクトップ、キャミソール)
③シャツの裾は外に出さない。
④アンダーウェアの重ね着
⑤半ズボンに短い靴下
⑥カーゴパンツ(ポケットがふくらんだ)
はプレー中はダメだ。
レストランの光景。霞は日本最初の36Hのゴルフ場
その為かなり広いスペースを割いている
このクラブハウスは記憶ではバブル時代に建て替えられたが
名門らしからぬ仕様が一部見うけられて
ちょっとガッカリする所がある。
ラウンジも広々としているし、バーもある
天井の梁もデザインチックだが、よく見ると
私的にはどうかナーと思える所がある。
建築にあたって、その当時のコスト問題があったのではないか。
昭和32年、日本国内で初の国際大会で日本初開催の
ワールドカップ(カナダカップ)が東コースで開催された
日本代表はレジェンドの中村寅吉プロが個人優勝
小野光一プロとの団体でも優勝し、一躍、霞は有名になった。
又、初めてのテレビ中継も行われた
そして、直後には日本プロゴルフ協会も発足した。
これをキッカケに日本に一躍ゴルフブームが起きたのは記憶に新しい。
ここでは日本オープンも4回開催された
霞は緑豊かな武蔵野丘陵に広がる美しい林間コース
東コースは藤田欽哉と赤星四郎が設計
又、西コースは世界的名設計者のチャールズアリソンと
井上誠一が設計した。
有名な深くあごのある個性的バンカー「アリソンバンカー」
グリーンはベントのワングリーン
ここは池、バンカー松林が戦略的に配置されている
草花、樹木もハナミズキ、紫陽花、こぶし、マロニエ
などが点在し美しい。
西コースの一部で東京ゴルフ倶楽部と垣根一つで
接している。(2015.4.3付ブログ参照)