スミダマンのほのぼの奮戦記

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新さいたま市立病院内覧会

2020-01-30 06:39:15 | ご近所情報

今迄、旧市立病院から新病院施設整備迄3回

スミダマンのブログでその進展をアップしてきました。

(第1回 2016-4-1 旧市立病院、第2回 2016-8-6 施設整備Ⅰ、

第3回 2019-6-29 施設整備Ⅱ)

この度、当病院の新築工事が竣工して令和元年12月15日(日曜日)に

その内覧会が行われたので、その詳細を写真集的にご紹介いたします。

全体的に白で統一された2階まで吹き抜けのロビーは清潔感があり、

広いスペースの一角には応接セットのようなソファーが設けられた。

2階一面の壁には同じ白でレリーフが貼られているが、

いまいちセンスの良さを感じない。

内覧順路は決められていて最初に最上階の9階へ。

エレベーターを降りると待合いの真新しいテーブル・ソファーが置かれていた。

9階屋上には屋上庭園があって緩和ケア病棟の病室からは

庭園に出られるように成っている。

ここに入院した患者さんはこの風景にさぞ癒されるにちがいない。

新市立病院の東側は通称見沼田んぼに面していて、

のどかな緑地空間になっている。

又、北側、南側、西側に高い建物は全く無く

360°素晴らしい光景を眺めることができる。

1枚目は真ん中に芝川が流れる見沼田んぼ。

この緑地空間は首都圏最大のもので、南北に1,400haも拡がっている。

2枚目は、さいたま新都心方向で遠くに高層ビルが見える。

この日、小春日和の晴れた日で3枚目の写真には

ぼんやりと富士山の全景が見えた。

手前には浦和のマンション群が。

4枚目と5枚目は浦和駅方面で駅前高層マンションと

ロイヤルパインズホテルが見渡せた。

そして最後の写真はぼんやりとはいえ、

新宿の超高層ビル群がはっきりと見えた。

この日は内覧の客に混じってどこの局だかわからないが

TVの取材クルーが来て、市民や病院関係者にインタビューをしていた。

同じ9階にはまだ開院前なのでその雰囲気は出ていないが

レストラン&カフェの「bien mall(ビアンモール)」があり、

ここからは前述の屋上庭園と景色が楽しめる。

こちらは9階にある家族控室。

どんな時に使われるのだろう。

病院は特殊な建物。

壁紙などの柄やカラーなどもそれなりの意図があって決められているはずだ。

これから気に成ったクロス、目についた壁紙を

アットランダムでアップしてみます。

6階から8階迄の3フロアーは病棟になっていて、

それぞれA~D病棟に各科の病室に分かれている。

ここは感染病棟の病室内とトイレ、シャワー室。

当然だが新築なので全てが新しく気持ちが良い。

4つの棟のセンター部分には受付、ナースステーションがまとめられている。

こちらは相部屋の病室。

ベッドをはじめ木製棚などすべて新品で、

この家具関係だけでもかなりの金額を要しただろう。

こちらは食堂・デイルーム。

トイレ表示デザインも5つあり、

3つ目から5つ目までは医療関係の特別な表示ではないか。

エレベーター内にあるディスプレーも

随分内容の濃いコンテンツになっている。

日時・時間はもちろんのこと、今日の天気と天気予報、

そしてエレベーター内の映像も流れていた。

病院はやはり癒し、安らぎが大事かもしれない。

どこまでも続く真っ白な廊下壁の一角にわずかなニッチコーナーがあり、

小さな暖色系の絵がダウンライトに照らされて輝いて見えた。

南の方には東京スカイツリーが、

そして東の見沼田んぼの向こうには埼玉スタジアム2002が見える。

こんな景色も患者さんには元気を与えるかもしれない。

こちらは特別室。

ベッドの横のスペースでは会議ができるような雰囲気だ。

このコーナーではテレビを視聴する時のイヤホン(200円)や

テレビカード(一枚1,000円)の販売機も設置されていた。

確かに入院するとテレビの価値はグッと上がるのは理解できる。

成育母子医療センターの廊下、部屋の壁紙は

他と違って楽しいものを貼っている。

おそらく病院専門のカラーコーディネーターがアドバイスしたのだろう。

5階に降りてきて、ここのフロアーは

NICU、GCU、産科、そして小児科、小児外科、感染病床に成っている。

たぶんこの写真はNST、エコー室、分娩室、手術室、GCUなどだ。

このエリアに入ると沢山の部屋と医療機械が持ち込まれ

よくわからないものがある。

5階の小児科病棟の受付とプレイルーム。

患者が子供さんだけに壁の絵がとても印象的だ。

4階の半分は中央手術室、外来手術室。

各手術器械が新品で、広い広い手術室の中にセットされていた。

その中でも特別目に付いたのが2枚目の写真の最先端医療機器である

手術支援ロボット「ダヴィンチ」だ。

見学中の誰かが「あっ、ダヴィンチがある!」と

大きな声で言った為これが何なのか知った。

因みにダヴィンチの本体価格は

最新のものはなんと3億5,000万円もするらしい。

ICUの説明に聞き入る見学者。

ICUは集中治療室で、他のHCUは高度治療室。

とにかくこの4階の中央手術室の大きさと解放感には驚いた。

4階には透析センターもある。

ここは医療機器中央管理室。

ある意味一番驚いたのはこのアッセンブリーホールだ。

一見するとどこかの公共施設の市民ホールみたいに見える。

とても素人には病院の施設と結びつかずビックリした。

一体何に使うのだろう。

2階の壁にある一幅の絵。

まだまだこの種のインテリアはもっとあった方が良いと一回りして思った。

3階の整形外科、リハビリテーション室には

広いスペースの一角に一段高く和室があった。

リハビリの中での和室はどんな使われ方をするのか謎だ。

やはり3階にある化学療法室。

どこの廊下もまだブルーシートが敷かれ、

本当の雰囲気が実感として伝わってこない。

このガンサロンというのも見てビックリした。

この部屋でガン患者がコミュニケーションを図る場所なのか?

ここが総合医局。

すべてのドクターのデスクがここにあるのか?

MRI室。

最新のMRIの器械もすごい値段がするのだろう。

1階 救急車入口

1階 患者支援センター(地域医療連携・入院・退院支援)

自動支払機もすべて新品に入れ替わっていた。

1階 入って左側にはコンビニ「セブンイレブン」も入居。

その隣にはカフェもある。

新しく出来た立体駐車場へ行く外部通路の屋根も大きく設置されている。

そして従来の病棟。

随分長い間、市民・特に旧浦和市民に親しまれてきた市民病院。

長い使命を今終えて、新しい建物にバトンタッチする。

命を預かる総合病院の歴史には悲しい物語、辛い物語、

うれしい物語、歓喜の物語など様々なドラマがあったことでしょう。

本当に永い間、お疲れ様でした。

最後に当病院のある医師が呟いた事が印象的であった。

「これで政令市レベルの総合病院にようやく成りましたヨ。」

今年の1月より新病院が市民の期待を受けてスタートした。

 

 

 


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