スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編343~

2021-05-26 06:34:22 | 食~番外編(県外)

富士屋ホテルRESTAURANT Cascade (カスケード)

神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359

TEL 0460-82-2211

昼食 11:30~15:00(LO 14:00)、夕食 17:30~21:30(LO 20:00/予約制)

https://www.fujiyahotel.jp/meal/cascade/index.html

大正9年建築の旧宴会場「カスケード」を復元したレストラン。

約2年間の耐震補強及び改修工事を終えて142年目の創立記念日となる

2020年(昨年)7月15日にグランドオープンした。

華麗なステンドグラスや彫刻は竣工当時のままで

クラシックの雰囲気の中でランチタイムを楽しむことができた。

尚、座席は92席で個室はありません。

入口の所には皮貼りの重厚なメニューが置いてある。

クラシックランチはフルコースで7,260円。

ライスはビーフカレーかハヤシライス富士屋風が選べる。

これを見てもビーフカレー、ハヤシライスは当ホテルの売りなのがわかる。

CPはかなり高めのレベルだが、華やかな時代に想いを馳せながら

歴代料理長により生み出された往年の洋食を堪能できる。

このレストランにも見せ皿が置いてあった。

淡い濃紺色と白のシンプルカラー皿だが、

よく見ると富士山と芦ノ湖が描かれたこだわりのデザインなのがわかる。

今回当ホテルの名物カレーライス系をオーダーしたら

6種の薬味が入った箱根の寄木造りの器で出てきた。

オー、お洒落!センスがいい!

薬味も器で高級に見えてくるから不思議だ。

因みに6種の薬味は上段左から福神漬、マンゴーチャツネ、ドライオニオン。

下段左かららっきょう、ピクルス、ココナッツ。

サフランライスの海の幸取合せカレー4,356円。

金額が細かいが消費税とサービス料が含まれている。

こちらは名物のビーフカレー3,872円。

美味しいのは重々わかるが、カレーに関してはあまり極めていないので、

その美味しさの奥にあるものはよくわからない。

これにランチセットC・2,299円を加えると本日のスープポタージュとサラダとコーヒーが付く。

このポタージュは絶品でしたヨ。

今回カスケードルームをカスケードウイングに新築した理由の一つに

ホテルのバックヤードの充実があるとのこと。

その一端がこの一枚からうかがうことができる。

これによって一層質の高いサービス提供が可能になった。

以前のカスケードルームは天井が格天井だったらしいが、

今回は工夫して格天井もどきになっているが、これまた味があってとても良いですネ。

又、欄間の彫刻には箱根の風景や江戸時代の東海道を旅している様子などが描かれており、

1枚1枚物語が秘められている。

奥の正面の壁には左官で仕上げられた人の温もりを感じられる

珪藻土?の芸術品が優しく語りかけてきた。

これを見て谷川温泉の仙寿庵を思い出してしまった。

さすが歴史を誇る富士屋ホテル。

残された古い写真が一角に飾られていた。

大正11年、昭和8年、昭和11年撮影の集合写真は、その時代を生きた人々が写されている。

又、天井高がすごく高いキッチンの写真は

圧倒的に富士屋ホテルキュイジーヌの歴史を訴えかけてくる。

こちらが昨年完成した4階建のカスケードウイングの外観。