神戸市垂水区東舞子町を淡路市岩屋を結ぶ明石海峡を
横断して架けられた世界最長の吊り橋が明石海峡大橋。
パールブリッジの愛称があるらしいが、あまり定着していない。
1988年(昭和63年)5月に着工し、約10年間の歳月を要して
1998年(平成10年)4月5日に開通した。工費は約5000億といわれている。
全長は3911m、中央支間は1991m。なんと1995年(平成7年)の
阪神淡路大震災によって地盤のずれがおこり、全長が1m伸長したという。
構造形式は3径間2ヒンジ補剛トラスト吊橋で、ケーブル架設の
第1歩であるパイロットロープ(ポリアラミド繊維製)の渡海には
世界で初めてヘリコプターを使用した。本州と四国を結ぶ3本の
本四架橋ルートの中では交通量が最も多い橋だ。
基礎工事は瀬戸大橋で開発したケーソン基工法を採用。
主塔の基礎は海面下50m以上の大水深、主塔2基は高さ海面上298.3m。
横浜ランドマークタワー(296.3m)より高い。
なんと施工期間中は死亡事故はゼロだったそうだ。
淡路サービスエリアの中に大規模な観覧車があった。お客が1人でも
来ると動き出す方式で、ブルーのゴンドラの中の1つにドラえもんが
乗っているとか。それにしても関東エリアのS.Aの人混みを
みているだけに、パラパラしか人がいないのには驚いた。
淡路サービスエリアの売店の中にたこ焼き屋さん「たこぷん」があった。
たこ焼きは関西が本場だが、ここ明石は明石焼きが名物。
6個で420円だ。明石焼きとはたっぷりの玉子を使ってふんわりトロける
明石焼きを和風だしに浸して食べる。とてもサッパリしていて
好みの美味しさだ。本場明石では「玉子焼き」と呼ばれている。
明石海峡大橋が開通して物流に大きな変化が生まれた。
四国産の農水産物が関西市場で大きなシェアを占めるようになったという。
季節や日時に応じてライトアップがされ、光の三原色のイルミネーションランプ
1084組が彩りを変える。この照明デザイン担当は東京タワーの
イルミネーションで有名な石井幹子氏がやっている。