ロータリークラブの例会で会員の妹さんご夫妻(佐々木ご夫妻)
によるグラスハープの調べを聞いた。その調べの音色は清純で繊細。
身が洗われるようであった。限られた時間でグラスハープの
説明を交えながら6曲演奏をしてくれた。
ではその内の3曲をお聞き下さい。
(唱歌 ふるさと)
佐々木氏が高校生の頃、NHK教育テレビの番組で
グラスハープを知り、自作して演奏するうちその原理の面白さと
澄んだ美しい音色に惹かれたそうだ。その後約30年のブランクがあったが、
15年ほど前に勤務先の国立科学博物館の科学教室
「忘れられた楽器たち」でグラスハープを取り上げ、復活させた。
(グノー作曲 アベマリア)
グラスハープは市販されているいろいろな大きさのワイングラス、
シャンパングラスなどを利用して、自作、少しずつ改良を続けて
現在6台目。ここ数年はもう1台グラスハープを加えて
夫婦で「クリスタルハーモニー」という名でアンサンブルを組み
地元の音楽祭、科学館や小学校などで演奏活動をしているそうだ。
(シークレット・ガーデン ユーレイズ・ミー・アップ)
このグラスハープを演奏しているグループは知り得るところで
世界で10グループ。その内の半分5グループが日本で活動しているとの事。
ご夫妻のレパートリーはクラシック、ポピュラーを
問わず約30曲で、日本歌曲や童謡にも今挑戦しているとか。
演奏終了後、グラスハープに皆で挑戦をさせていただいたが
全く音が出なかった。氏曰く、昔は前日にかつ丼、天ぷらを
食べると指が滑って音が出なくなったが、最近は指が
かさついてきたせいが、かつ丼を食べると丁度いいといった
うそみたいな話をしていた。又練習を一生懸命すると
指紋がすり減るといった苦労話もしていた。