ラーメン中華部門、そば部門、フレンチ・イタリアン部門
番外編部門と続けてきた。ベストランキングも
いよいよ最終段階。ジャンルでくくりにくい
浦和エリアの居酒屋、寿司屋、うなぎ屋
焼肉屋、天ぷら屋、うどん屋、洋食屋、パン屋
など幅広いジャンルの中からランキングして
みました。対象は46軒です。
1位 やきとり 南蛮亭 ~その16~ 2011.4.23付
六本木本店からのれん分けして浦和にオープンしたのが
丁度40年前。よくぞ通い続けたものだ。この間、飲んだり
食べたりしながら、多いに語り合い、種々な事があった。
人生そのものが詰まっている。思い入れの深い店だ。
幾度も触れたが、焼鳥のイメージを変えた商品(アスパラ巻
しそ巻、オクラ巻など)を開拓した貢績は大きい。40年間
全く味が変わらない努力には頭が下がる。土曜日
だけにサービスされる鶏がらスープは絶品だ。
今後気になることは大将夫妻もそれなりの年齢になり
浦和駅西口の再開発に引っかかっているので心配です。
いつまでも続けてほしい名店です。
2位 鮨処 五代力 ~その28~ 2011.6.30付
ある大手銀行のグルメ支店長に紹介されたのが、キッカケ。
安くてすごく旨いお寿司屋さんの代表。いくつものメディア
取材依頼があったものの取材拒否。和やかな顔の
大将も、心の中は頑固。鮨種のこだわりに、いつも
感じる、ここの鮨種の旨味が濃いのは本当にすごい。
仕入れの努力の話を聞くと頭が下がる。五代力の
食べ方は、おまかせで頼むのが一番。思わずうなってしまう
その時々の旬の種に出会える。故に、
ここはなじ客ばかりで満席になってしまう。
かならず要予約だ。これから心配なのは、
ここも大将夫妻の健康。先日も入院してしばらく
閉店してしまった。
3位 すみぼうず ~その8Ⅱ、Ⅲ~
2011.3.7付,2011.12.19付,2013.2.27付
このお店は昼の海鮮丼ランチと夜の酒の肴料理と
二つの楽しみ方ができる。海鮮丼は18種類
プラス旬の丼ぶり(ブリ、穴子、かつおなど)。値段は
1,750円のスペシャル全部のせ丼から800円の
まぐろづくし丼、まぐろ山かけ丼、まぐろ漬け丼、
ねぎとろ丼、とろたく丼、まぐろキムチ丼と幅広い。
浦和漁港とうたっているだけに、魚料理は
最高で、のんべいにはたまらない。ここの店主内田の大将も絵にかいた
ような頑固一徹親爺だ。 只今のっている
お店だけにこれからも頑張ってほしい。
4位 寿司 よし佳 ~その85~ 2013.4.15付
都内からグルメ人が来る程、浦和にとって自慢できる
お店だが、その評価はなかなかむずかしい。
コストパフォーマンスは素晴らしいとは言え、高級寿司店
由、庶民から見れば、やはりいい値段だ。
本来ならランキング1位になってもおかしくないのだが
どうしても足を運ぶ回数が減ってしまう。
大将の田辺節を聞くのは本当に楽しいがこちらも
気が乗っていないと飲まれてしまう。その迫力には
脱帽だ。どうしてもよそ行きに成ってしまうのは
こちらに問題があるのだろう。とにかく田辺大将は
浦和グルメ文化の旗手としていつまでもそのオーラを発信し続けてほしい。
5位 焼肉処 八山 ~その74~2012.11.22付
「八山」の良さは、安くて旨いだけではなくて、定休日が
なくいつ行ってもやっている。そして駐車場がたっぷり
あること。特に日替わりメニューは、びっくりする程
安い(600円)。ランチについてくるサラダも新鮮
ナムルも旨い。敢えて言えば、ちょっと遠いのが
難点。焼肉屋さんで全く身構えないで
普段着の気持ちで行けるお店は価値がある。
創業20年という老舗なだけに、今後も末永く続く
と思いますが、是非このまま頑張ってほしいと
思います。
6位 蒲焼 中村屋 ~その29~ 2011.7.4付
なんといっても、「浦和のうなぎ」を代表する名店の一つ。
うなぎ屋さんをのせないわけにはいかない。
「中村屋」の代表の大森さんは浦和のうなぎを育てる会
のリーダー。浦和駅西口駅前にある、やなせたかし作のうなこちゃん像は
大森さんなくては語れない。
今は世代交代して、2人の息子さんが継いでいるが
秘伝のたれは、長男の方が作っていて、親といえども
鍵をかけられて中には入れないという話を聞いた。
その甘辛い濃さは、中村屋さんならではの味。
今後も浦和のうなぎの情報発信者として
活躍してほしい。
ランチでは蒲焼は値がはるし時間がかかるので
この旨い店シリーズにあまりのせていないが、まだまだ
紹介したいお店が沢山あるが。追々
のせいていきますので、請うご期待!
7位 てんぷら 天米 ~その6~2011.2.25付
浦和には残念ながらてんぷら専門店が少ない。日本人のDNAに
しっかり入っている代表的日本食の一つ、天ぷらは
たまにすごく食べたくなる時がある。そんな時
頭に浮かぶのがこの天米さん。ごま油の香り
が強く、ちょっと個性的な味で旨い。しかも安い。
無口な親爺さんと対照的におしゃべりな
女将さん。本当にアットホームなお店でリピーター
が多い。かなりこの二人も高齢化してきた
ので、今後どこまで頑張っていけるか心配
です。
8位 串揚げ 新宿立吉 ~その36~ 2011.9.16付
このベスト10で唯一の東京本店のお店。1位の南蛮亭と
揚げ物と焼き物の違いはあるがある意味よく似ている。
南蛮亭は食材に限りがあるが
立吉の食材の幅は本当に多彩で注文するのが楽しい。
しかも、その時々の旬のメニューが用意されていてよい。
又新メニューの開発を絶えず続けていて、その発想力
創造力にうなることもしばしばだ。やはり多店舗力
の成せる技かと感心してしまう。細かい話だが
損していると分かっているが、水割りの氷の玉がとても
お洒落。そして何といってもモダンで落ち着いた
インテリアが最高だ。パルコ内という厳しさも
あると思うが、いつまでも続けてほしいお店だ。
9位 パン工房 風見鶏 ~その22~ 2011.5.27付
その他部門では、ちょっと毛色が違うパン屋さんを入れてみた。
その位、ウーンと唸らされるものがこのお店にはある。
大勢のパン職人がおいしいパンを作ろうと
熱心に働いている熱がお店から伝わってくる。
住宅街の中でポツンと一軒、メルヘンチィックな
風情を香わしているのが、かえっていいのかも
しれない。このお店はどうしても車で行かざるを
得ない為、最近ちょっとご無沙汰しているが
又新しいパンが開発されているかもしれない。
このレポートを書いているのをキッカケに近々
行ってみよう。
10位 ビア&レストラン isle(アイル) ~その1~PARTⅡ2011.1.31付 2013.4.30付
アイルさんとは不思議な巡り合わせを感じる。この浦和エリア
旨い店シリーズのスタートを切ったのもたまたまアイル。
先日掲載した「たまログ」の取材に行ったのもアイル。
今はママがやっているが、先代のオヤジが仕切ってやっていた頃
の印象が引っ張っているのだろう。ここはまず店の前に
駐車場があって行きやすい。そして日替りランチが舌を
飽きさせない。カウンターから見えるオープンキッチンが
ただ食べるだけでない楽しみ方を提供している。
魔法のソースを定期的に買いに行くのも通う小さな
理由だ。今や減ってしまった街角の
数少ない洋食屋さんとして貴重なお店となった。