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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編187~

2018-03-10 07:48:37 | 食~番外編(県内)

会津喜多方坂内ラーメン 川口東口店

川口市栄町3-10-14

TEL 048-254-4611

定休日 無休

JR川口駅東口で地域の活性化を図るとともに都市景観を

向上させ憩いとふれあいの空間の創出を目的として

整備を行った「樹モール(グリーンプラザ)」。地元の

鋳物製品を使用し磁器タイル,植物などを施して

時計台、彫刻、ベンチ、ストリートファニチャー街路灯などを

設けている。これによって平成5年に建設大臣から

「出会いを演出する街角」手作り郷土賞を受賞した。

平成11年にオープンした川口東口店は、樹モール

商店街の中にあり、白と黒をベースに喜多方の「蔵」を

イメージした落ち着いた店舗だ。埼玉県内には

2018-2-3付(番外編184)に紹介した岩槻店(平成8年オープン)と

ここの2店舗ある。坂内ラーメンの味が恋しくてまた来たいと

思っていたら、川口でランチする機会があり、来訪した。

岩槻店に比べるとずっと小振りな店内だが、その分満席状態で、

ここも女性のみの店員さんが慌ただしく働いていた。

店内内装デザインはほぼ岩槻とおなじだが

ロードサイドとビルインのロケーションの違いか、

客層、雰囲気が全く異なっていた。2枚目写真は

店員の視線を感じてしまいブレてしまったが、あしからず。

当然だがメニューは岩槻店と全く同じ。写真付きで

それぞれワンコメント、カロリーが書かれており、とても見やすいメニューだ。

今回はちょっと欲張っておトクなセット、あぶり焼豚ご飯セット(940円)

に決定。喜多方ラーメン・炙り焼豚ご飯、味玉のセットだ。

ラーメンに甘辛ダレと一緒に香ばしく炙った焼豚ご飯の

絶妙な組み合わせ。但し1260kcalもあり、ちょっとヘビーだった。

麺は平打ち熟成多加水麺、トロける特製焼豚、この焼豚は

お店で毎日じっくり時間をかけて煮込んだ逸品だ。

そしてなんといっても口にやさしく染み込んでくる透明な豚骨スープ。

坂内ラーメンのスープは自分をいつも魅了してくる大好きな味だ。

卓上にはオリジナルのブラックペッパー、そして爪楊枝の

後ろに隠れている七味。よく見ると笑っちゃうがセブン‐イレブン製のものを使っていた。

坂内ラーメンは平成26年から海外へも出店を始めている。

この写真の店はアメリカ、ロサンゼルスのコスタメサ店。

その後ブエナパーク店。平成29年にはニュージャージ―店、

ホフマンエステート店とどんどん広がっている。

今やラーメン(Ramen)はインターナショナルなグルメに成りつつある。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編184~

2018-02-03 06:34:52 | 食~番外編(県内)

喜多方 坂内ラーメン 小法師 岩槻店

さいたま市岩槻区大字加倉17-1

TEL 048-757-7175

定休日 無休 営業時間 11:00~23:00

駐車場 有

当店は東北高速道岩槻インターを降りてR16号に面してある。

本店の坂内食堂は喜多方ラーメンの御三家の1つで

明治33年創業。全国に62店舗、首都圏で46店舗、

埼玉ではここを入れて2店舗、そしてなんとアメリカで4店舗展開している。

喜多方ラーメンの歴史は大正末期から昭和初期に遡る。

当時市内にはラーメン店というものは無かったが

中国から渡ってきた一青年がチャルメラを吹き屋台を引いて

ラーメン(支那そば)を売り歩いていた。その手作り支那そばこそが

70有余年の歴史を持つ喜多方ラーメンの元祖と言われている。

ほどよく茹で上げたコシのある太麺と、コクのあるスープ、

酒処の名声を集める喜多方ならではの水のうまさが生きている。

ロードサイド店の為、駐車場はたっぷり有るが、それでも

ウェイティング客が出る人気店の為、満車に成ってしまうこともある。

この日もほぼ一杯に成ってしまった。

店内はほぼ満席、若干のウェイティング状態で活気を感じる店だ。

内装は、喜多方が「東北の蔵の里」と言われているせいか、腰壁まで

蔵のなまこ壁仕様に成っている。床も白と黒の市松模様と全体的に

モノトーンベースでモダンな雰囲気を出しているラーメン専門店だ。

基本的にはラーメン中心メニュー。そこに餃子、炙り焼き豚ご飯が

加わっているぐらいで、ラーメンに徹している。そこに特別カツ丼が

割り込んできた感じだ。(カツ丼セット970円)

厨房の奥は分からないが、見た範囲では全て女性が働いていた。

味玉ラーメン普通盛770円を注文。とろ~り味玉と特製スープの組合せが

絶品の逸品。スープは豚骨の旨味だけを時間をかけてじっくり炊き出すことで

あっさりしているのにコクがある透明な豚骨スープ。麺は熟成させ

のど越のよい優しいもちもち、シコシコの食感が特徴の平打ち熟成多加水麺。

そして一番の売りは自店で調理している完全手作りのとろ旨チャーシューではないか。

大きなチェーン店とはいえ、とにかく坂内ラーメンは

オリジナルの味を持ったくせになるラーメンで、自分的には大好きだ。

もっと近くにあったら度々通ってしまう店に成っただろう。

蔵のまち、会津喜多方にあるラーメン店マップ。「東北の蔵の里」と呼ばれる

喜多方市は人口5万1000人の町。この町になんと120軒ほどのラーメン店がある。

この中で御三家と言われているのが、「あべ食堂」「まこと食堂」そしてここ「坂内食堂」。

昔、坂内食堂本店に行ったことがあるが、食堂の名の通り、床がコンクリート土間打ちの

正直古くさい田舎の店という感じだった。しかし出て来たラーメンは

その当時感動的な旨さで強烈な印象が残っている。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編177~

2017-12-28 06:25:47 | 食~番外編(県内)

活魚料理 鮨 米忠

さいたま市中央区上峰4-8-17

TEL 048-853-4676

定休日 不明

祭日にさいたま芸術劇場で友人が出演するシャンソンコンサートを

聞きに行ったついでに芸術劇場の向かい側にある米忠さんを訪ねた。

ここは昔先輩に連れられて、白魚の踊り食いを

食べに来た印象深い鮨屋さんだ。

行った時は準備中で母親と息子さんが賄い料理を

食べている最中であったが、快く店を開けてくれた。

活魚料理店というだけに外にもカウンターの奥にも生け簀がある。

ここの女将は見た目が若く、よくしゃべる。

先輩とどうしても話がしたいという事で、携帯したら

昔が懐かしいと感激していた。

はっきり覚えていないが、ランチの値段がとびっきり安かった。

確か握りのコースで1,000円前後だったような記憶だ。

最初に出てきたこの豆腐が格別に旨かったので聞いてみたら

やはり手作り豆腐だとの事。鮨屋で豆腐まで作っているとはたいしたものだ。

寿司はレベルが相当高く、旨かった。特に右側の小鉢に

入っているいわしの酢の物は最高。これは絶品でしばらく旨味の

余韻が続いた。これを食べられただけでも来た甲斐があるというもの。

味噌汁も手作り感が満載。いわしのつみれが入っている

ランチなんてそうはお目に掛かれない。

ゆずが入っているのも料理の拘りを感じる。

今日はランチのみで終わらせるにはもったいないと思い、

さらにお好みを追加。まずいわしの握りだ。そして好物の穴子の握り、

これがまた旨いんだナー。もっと近くにあれば何度も通いたくなる味だ。

最後に鯛の昆布〆を注文。又この昆布〆の塩気が

素晴らしいバランスであった。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編167~

2017-10-16 08:59:52 | 食~番外編(県内)

老舗天婦羅あづま

さいたま市大宮区宮町2-67

TEL 048-641-0247

定休日 火曜日

 

 

大宮エリア東口商店街にある創業85年の老舗天婦羅さん。

おそらく創業当初の店構えが描かれたものだろう。今や8階建のビルの

オーナーで1階に天婦羅あづまを営業している。

昔たばこ売場だったと勘違いしそうな造りの天婦羅売場。

こちらは持ち帰り天丼(1080円)やまいたけ、えび、いか、いんげん

きす、なす、しいたけ、穴子など各天婦羅の店頭販売もしている。

店内はうなぎの寝床の様に細長く、左側にはカウンター席もある。

店内の特色は壁に沢山の絵が飾られていることだ。貸しビルを持っているだけに

余裕があるのだろう、絵画のコレクションをした粋なオーナーだ。

カウンター内では老舗の店だけの結構年配の、2代目3代目親子が

天婦羅を揚げていた。天ぷら鍋の回りは天ぷら粉だらけ。

年季を感じさせるが、もっときれいに拭いたらどうなのかナ。

メニューは写真付でわかりやすい。さらにメニューの中味(天ぷらの

具体的種類など)が書かれ、さらに英語表示までしてある。

はたして外国人がここには多く来るのか?さらに天ぷら以外に

お造り、焼き物、揚げ物、煮物、蒸し物、酢の物とまるで

懐石料理コースの様に幅広いメニュー構成にも成っている。

天ぷら定食 1,000円(税別)天ぷらがてんこもりで良心的なお値段だ。

みに天丼660円(税別) この日はあまりお腹が空いていなかったので

丁度よく、みに天丼を発見。しかしでてきたのは普通大の天丼だ。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編159~

2017-07-24 05:37:03 | 食~番外編(県内)

料亭 大宮 一の家

さいたま市大宮区高鼻町2-276 (大宮氷川神社横)

TEL 048-644-0165 (代)

定休日 月曜日

JR大宮駅より徒歩17~18分、氷川の緑に囲まれた静かな環境で

明治18年創業した大宮で代表的な料亭だ。

一の家さんの創業時代の話が先日放送されたNHKの「ブラタモリ 大宮」で

紹介された。今や大宮駅は全国でも屈指のターミナル駅に

なっているが、鉄道の街大宮の駅開業は周辺他市(浦和駅 上尾駅など)より

遅れていた。その当時の地元有力者が大宮駅設置運動の

一環として氷川神社周辺の大リゾート開発プロジェクトを行なった。

そして多くの料亭ができたその1つが「一の家」だという

物語を紹介していた。この話は知らなかった。

周辺の環境にマッチした2階建ての歴史を感じさせる粋な数寄屋造り。

とてもシックで趣きのある素晴らしい木造建築物だ。路地行灯の灯りに

導かれて渡る漆黒の玄昌石の回廊。全て畳敷きの廊下。

当店はドラマ「とげ」ドラマ「レディ・ダ・ヴィンチの診断」など

度々テレビドラマのロケにも使われている。

老舗の味を心にこめておもてなし。伝統と洗練された季節の味を

選び抜かれた器と歴史ある数寄屋造りのお座敷で細やかな

心配りをもって出迎えてくれる。そんな名料亭だ。

平成10年には天皇陛下も来られている。又他の皇族の方々も

何人も来訪している写真が飾られていた。

大宮公園内に点々とあった料亭には多くの文人、有名人が

長期滞在していた。その当時の大宮は人気リゾートとして

東京方面から多くの人々が行楽で来たと「ブタタモリ」で紹介していた。

文豪としては夏目漱石、正岡子規、樋口一葉、永井荷風、

高浜虚子、田山花袋そして森鴎外などがいた。

その中でも森鴎外はこの地で小説「青年」を書いた。

その文章の一節が壁に飾ってあった。

 

それではこの日出された懐石料理をアップします。おそらくこのコースは

雅15,000円で4つのコース(花7,500円、月10,000円、雪13,000円)

の中で一番高級なコースだ。因みに昼間は茶屋御膳3,000円から

小懐石6,000円まで5コースある。他に季節限定としてふぐ料理、

スッポン料理なども食せる。

前八寸  玉蜀黍冷やし(雲丹 星オクラ 山葵)

アスパラ豆腐、ほおずき玉子、牛タン葱味噌、稚鮎唐揚げ、

姫栄螺煮凝り、うちわの上に盛られていて季節感を感じさせる。

煮物椀 清汁仕立 牡丹鱧、蛇の目瓜 じゅんさい 椎茸、(口)青柚子 梅肉

造り 鱸洗い、鮪、あおり烏賊松笠造り、花穂、紫芽 山葵 酢味噌

炊き合せ のどぐろ煮付け、里芋白煮、オクラ。これは絶品でした。

焼き物 鮎塩焼き、九十レモン煮、はじかみ、蓼酢

強肴 和牛サーロインのたたき

食事 鴨川そうめん 茗荷大葉、葱、生姜

水物 季節のデザート

 

 

この料亭の料理のレベルはかなり高い。最近は料亭というと

外の仕出し屋に外注する所が多いが、ここは自前の料理長を使っているのだろう。

全館和の心、県下の初の掘り炬燵式大広間、髙楽座卓座、

椅子対応の個室などがあり、女性や外国の方に快適と好評だとか。

席は2人から60名まで利用でき、隠れ部屋みたいな部屋もあるみたいだ。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編148~

2017-05-03 04:55:23 | 食~番外編(県内)

 洋食 素敵屋さん (ステキヤサン)

大宮区北袋1-130

TEL 048-644-9961

定休日 水曜日 第3木曜日

つい先日紹介したアルピーノ村(2017-4-11付ブログ)の

中にある素敵屋さんに行って来た。はじめは隣のイタリア料理

「イルクオーレ」に行くつもりだったが、予約で満席との事。

それではと素敵屋さんへ。カウンター席だったら約20分で

案内できるとの事で、素晴らしい陽気だったこともあって

ここでのんびりランチすることにした。

素敵屋さんは1987年6月19日オープンと言うから、

約30年の歴史がある。お店のキャッチフレーズは「満腹、満足、幸福」。

店内は木の温もりが感じられる空間の造りで、カウンター席を

含めて26席とコンパクトな広さだ。テーブル、椅子は但馬の作家

藤本イサム氏の作品と細かい所まで小さな拘りを感じる。

この建物は明治時代の蔵を改装したそうで、無垢の太い丸太梁が

そのおもかげを残している。このコーナーは庭の見える席で

半個室的空間に成っている。

厨房では3人のシェフが黙々と働いていた。この席数の割には

余裕のあるスタッフ数だ。今時のレストランでは珍しい配置人数で、

お客さんに充分なサービスと味の提供ができる姿勢を感じる。

これが素敵屋さんのランチメニュー(5種類)だ。ハンバーグランチは

限定10人前。丁度、今、春のグラタンハンバーグ(菜花の香り)を

やっている。ライスは永田農法による有機栽培の

自家精米を使っているようだ。ここの料理は優れた食材を

シンプルに調理して味わう日本ならではの洋食との事。

グリーンピースのスープ。

グリーンサラダ。もちろん野菜はシャキシャキの新鮮野菜。

カニクリームコロッケランチ 1,620円。パン粉はおそろしく細かく

形も真ん丸。皮が薄い為、超熱かった。

普通のカニクリームコロッケとは食感も味も違う。

当店一押しのビーフシチューランチ 2,052円。

私は食べていないので味は分からない。

ただお肉はとろける様に柔らかいと言っていた。

漬物の食べ放題やっていました。マダムが日本各地から

取り寄せたお漬物だそうだ。皿にはほとんどなくなっていて

気が付いたシェフがウェイターの人に怒っていたのは

いただけない。そんなに広くないお店なのに。

カウンター席の前の壁に然り気無く飾られていた爪楊枝入れ。

お皿や茶碗は和歌山の作家、盛岡成好氏の作品を使っている。

扉の向こうにはウェイティング客。ランチは13:30からの

予約がゆっくりできるとお店は勧めている。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編146~

2017-04-12 07:05:58 | 食~番外編(県内)

フランス料理 アルピーノ

さいたま市大宮区北袋町1-130

TEL 048-641-9489

定休日 火曜日 駐車場 アルピーノ村全体で50台

http://www.alpino.co.jp/

さいたま新都心の穏やかな空間、豊かな緑に囲まれて

花と緑いっぱいの店内、大きな窓から日射しさんさん。

素材を大切にした出来たてのお料理とさりげないおもてなしで

良いひとときと伴いフレンチがいただける店。

それがアルピーノ村の中核、昭和44年(Since 1969)開業のアルピーノさん。

大宮エリアでは昔から大変有名なレストランで、年を追うごとに

進化していっている。10数年前に建て替えてレンガ調の建物が印象的だ。

入口風除室からロビーに入る所の装飾家具。入口から

何となく素敵なお店だと感じさせるインテリア空間が続く。

ロビーの正面、バーカウンターの上に活けられた桜。

花弁の小さいこの桜は枝垂れ桜か?生花はすべて当店の

サービススタッフが活けているらしい。大宮公園での桜は

まだ1~2分咲だったが。当店は満開の桜でとても華やいでいた。

1階のダイニングルーム。このフロアーはテーブル席で46席座れる。

雰囲気は重厚でシック、控え目な中に華やかさがある。

ここは隠れ家的な一軒家のレストランで外国の可愛い街を思わせる。

一階から二階のバンケットルームまでの階段は大きな吹き抜けに

なっており、贅沢な造りでお洒落な空間だ。

とても気に入った。ここにも桜が活けてあり、いかにも春らしい。

この2枚は良い写真が撮れた。2階の廊下から1階のロビー付近を

撮ったもの。大きなフィックスの硝子の外側にある樹木が

アクセントになっている。外の光と内の人の影のコントラストが

とても良い感じに撮れた。

2階のバンケットホールは着席で70名が利用可能で、

記念日とかを利用していい思い出づくりができる部屋だ。

この日も我々の前に結婚式が行われていた。

我々の観桜会パーティのテーブルにも可愛らしいブーケが

飾られてテーブル空間にお洒落さを演出していた。

さあこの日の観桜パーティはフレンチのコース料理。

はじめに「フォラグラのパルフェーポルト酒風味の

コンソメ メルバト―ストと共に」だ。このアントレはフォワグスの味が

比較的強く主張したコンソメの逸品で本当に旨かった。

「くぬぎ鱒の自家燻製。車海老と帆立貝の大根の

マリネのラビオリ仕立て 柑橘類のソース」

桜も美しくセンスが良い盛り合わせだ。味の方ももちろん美味しかった。

フレッシュトマトのスープ。これはマアマアだったかな。

「桜鯛のカラスミクルート焼き、チャウダー風具のジュースソース」

これも姿が美しい。特にチャウダー風の添え野菜が

芸術的で素晴らしい。ここの総料理長は味はもちろんのこと

見た目の美しさに相当こだわる方なのだろう。

「和牛フィレ肉のグリル レフォール風味のソース」

アルピーノさんのフレンチは基本を大切に丁寧な仕事で

おいしさを表現することに力を注いでいるとか。

オーソドックスでしみじみ安心できる美味しさを目指している。

「桜のブランマンジュと有機黒ゴマのアイスクリーム」

デザートの方も美しく凝っている。黒ゴマのアイスがグラディエーションの中で

強く主張している。ここのパティシエも立派だ。

食事の途中からチェロとピアノの二重奏の生コンサートが始まった。

まるでどこかの宮庭パーティの様な贅沢なひとときを

過ごすことができ、心も体も充たされた。

70名に同時にあたたかいフレンチが出せるとはホテルを

除けばそうは無い。この日も10名以上のシェフが出ていると

久し振りに会ったアルピーノの顔、オーナーマダムが言っていた。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編145~

2017-03-31 07:19:36 | 食~番外編(県内)

石臼碾き手打ち蕎麦 吉草東新井店

さいたま市見沼区東新井432

TEL 048-688-9488

年中無休  駐車場完備

敷地が広く駐車場もゆったりとしている手打ち蕎麦が売りの

「吉草」さん。古民家を移築した懐かしい空間の建物だ。

2008年10月7日に開店したとのこと。

大宮東口の大栄橋交差点の近くに本店がある。

広く張り出した軒の下に大きな切り株の椅子テーブルがあり、

気の温もりにつつまれながら山海の恵みを食することができる。

店内は幾つかのゾーンに分かれてとても広々していて、

全部で100席もある。最大50名の掘り込み式個室では

法事客が大勢いた。近くに市営霊園「想い出の里」があり、

法事で使われるのは納得できる。

吉草さんにも手打ち蕎麦屋さんによくある「手打ち蕎麦コーナー」が

玄関の横にガラス張りでショールームの様になっている。

玄蕎麦を自店の石臼で製粉し、毎朝手打ちしているとの事。

蕎麦屋さんの蕎麦の仕込みは大変な作業のことだろう。

華御膳、雅御膳は数量限定の店主おすすめのメニュー。

当店の変わっているメニューはラーメンセットがあることだ。

蕎麦つゆをベースにしたあっさり醤油ラーメンで

スタッフのまかないメニューをグレードアップしたものだそうだ。

1日限定15食らしいが機会があれば一度トライして

みたいメニューだ。他におでんセットがあるのもいい。

天付き合せ盛り1500円を注文。天婦羅は海老、鱚、

野菜の3種天婦羅。なんと言っても蕎麦とうどんの両方が

楽しめるのがいい。手打ち蕎麦は大いに期待していたが、

それなりの蕎麦であった。かえってうどんの方がグッドであった。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編144~

2017-03-20 07:22:06 | 食~番外編(県内)

駕籠休み(かごやすみ)

さいたま市大宮区吉敷町2-108-12

TEL 048-644-1586

定休日 不定休 10:00~15:00

いつも得意先に行く途中、絶えず並んでいるこの店が気に成っていた。

店名は「駕籠休み」と一風変わった店名で2008年9月3日に

オープンしている。外観はバラックの様な建物で、店の前面には、

やたら木版の看板がペタペタ貼ってあって個性的な店構えだ。

ここは大宮エリアを代表する武蔵野うどんのお店なのだ。

入口を入るとなぜか野菜、果物が売っており、さらに何だこの店は?

という印象を与える。元々こちらは八百屋さんだったそうで、

店内の所々に「馬鹿と言われて50年。」二代目巌鐡の張り紙が貼ってあった。

店内の壁一面にはご覧の様に隙間がない程貼り紙があり、

異様な雰囲気を醸し出している。

文字は墨で書かれ書体も一見絵の様な一種独特の字だ。

席はカウンター式とテーブル席12席、全部で36席もある。

偶々1人で入ったらカウンター席1席が空いた所で、

待たずに座ることができた。BGMはポップスが流れ、

帰る頃にはビートルズ、ジョンレノンに変わっていた。

店内の隅の上に神棚風の飾り付けが目を引いた。

頑固とか飛躍とか日本に唯一軒の店など刺激的な文字が並んでいる。

厨房を覗くと気のせいか背面に愛と書かれたTシャツを着た

オヤジが1人あとは黒づくめの女性が6~7名キビキビと

働いていたのが印象的だった。

当店のメニュー。定番メニューは5種類。

うどんの量も並と大盛(120円増)と特盛(300円増)の3種類ある。

因みに小盛は100円引きになる。又、雨の日に行くと

100円割引になるとか。おもしろいアイディアだ。このメニューを

見て目を引いたのは、「馬鹿と言われて50年」「こだわりは素材にあり」だ。

限定10食、幻の豪麺(ゴーメン)附け、掛け。

並盛780円。うどんの出汁に豚骨、鶏ガラ等の動物系のスープを

程良くブレンドしてあるとの事。具材には豚バラに小松菜

長葱、そして中華系の支那竹が入っているとか。

想像するだけで興味がわくレシピで一度トライしてみたい。

当店は月替りで斬新なメニューも出している。2月は〇

(達筆すぎて読めない)味噌香頭Spork掛け、並盛880円。

説明書きを読むと前述の豪麺よりもさらに複雑で飛んでいるといったメニューだ。

豪麺のスープにさらに味噌、唐辛子、ゴマ油が入った

スープとは一体どんな味がするのだろう?

壁には当店を紹介した雑誌の切り抜きが無造作に貼ってある。

ヨレヨレの記事がなんともこの店らしい。読者の皆さん、

食べログうどんジャンルで当店は30位にランキングされているが、

改めてこのランキングは全く参考にならないことがわかった。

「当店のオススメは何ですか?」と聞いたら肉汁うどんが一番出るとの事。

逆に「初めてですか?」と聞かれてしまった。そんな事で

肉汁うどん並680円をオーダー。思ったより早い着丼。

ご覧の通り、こだわりの素材(当日は岩手県南部地粉使用)を

使った極太うどん。ちょっとすいとん風でこんなの滅多に見ない。

もっちりして、それでいて滑らかな食感。甘味と旨味両方がある。

水に拘り、手打ちで固いと言える位、引き締まったうどんだ。

つけ汁は変に辛くなく、上品な味で個性的な店内との落差にびっくりだ。

具は豚バラ肉、長葱のぶつ切りでトータル的にやはり素晴らしい肉汁うどんだった。

途中で入店した時、気に成ったインゲン天(100円)を追加。

他にも鬼倉ゴボー200円、竹輪天100円、舞茸天100円、

ロースねぎま100円、さつまいも天100円、南瓜天100円、茄子天などがある。

当店はうどんの地粉にたいへん拘っている。この日は岩手県産南部粉だが、

他武蔵野地粉(埼玉)北海地粉、信州地粉、上州地粉の5つの

地粉を打ち分けている。

一般的には注文があった順に出てくるが、ここは前後する場合が

あるとの注意書き。こんなコメントがあちこちに貼ってある。

それにしてもこの書体、くせがありますよネ。

駕籠の絵に日々進化と書かれているのが素晴らしい。

当店を出るとそこは武蔵一の宮氷川神社の長い長い参道。

上の写真の一番奥に小さく写っているのが一の鳥居。

そういうことで、当店はかなり個性的で写真を多く撮った為

カットしずらく枚数が増えてしまったことは悪しからず。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編134~

2017-01-09 08:14:06 | 食~番外編(県内)

手作り料理とお酒処 野草庵

川越市城下町27-1

TEL 049-228-6610

年中無休

川越R16号から田んぼの中に入った、和風の感じの良い料理屋さん。

川越市の城下町というすごい地名があることを初めて知った。

ここは川越市の斎場、市民聖苑やすらぎの里の

お清め所としてよく使われているようだ。

玄関を入るとちょっと薄暗いが、かえってそれが重厚な雰囲気になっている。

内部の造りは古民家風で、柱・梁などに古木を使っている。

ひょっとしたら古民家を移築して来たのかもしれない。

ここ野草庵はファミリーレストラン馬車道、イタリアンのモダンパスタ

和食の徳樹庵などを展開している馬車道グループがやっている。

本社は熊谷市にある。

2階の宴会場の前には立派な中庭がある。野草庵は高級感を満喫できる

ワンランク上のファミリーレストランをコンセプトとしている。

アルコールの友 蕎麦揚げ、これは後を引く味でどんどんアルコールが進む。

野菜中心のサラダとお通し3点。

ファミレス系にしてはこのお造りは鮮度が良かった。

最近流行なのか、炙りの〆鯖は特に旨かった。

うなぎの茶碗蒸し

鍋のビフォーア、アフター。

揚げ物、キスの天ぷら、鳥の唐揚、ポテトフライの組合せは

ユニークだが良いメニューだ。

伊勢海老のグラタン。