語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  新たな出発・・・ですかね

2009-06-21 01:19:32 | シェフが店を持つまで
想像して欲しい。
国際観光会館というビルの地下1階のフロアは、すべて「椿山荘」なのだ。
今、ショッピングセンターによくある飲食店街と全く同じだ。
ただ、テナントの5店舗(だったと思うけど定かではない)を省くあとのお店は、
全部、椿山荘の直営店だった。
 
   

それから変わっていたのは、ビールなどの飲料から、ラップなどの消耗品まで、
椿山荘を通してオーダーするものが多かった事がひとつ。(もちろん魚介類などは築地で仕入れていた。)
それから、売り上げの管理も、地下のフロアにある事務所で管理してもらうと言う事。
もちろん、各店の1日の集計は出して持っていく。

ビールや消耗品など共通して使っているものは、椿山荘という大きな組織でまとめてオーダーすると、すごく安くなるのだ。
そんな訳で、テナント各店はそれに便乗していた訳だ。
まあ要するに、「椿山荘の社員」VSテナント軍団といったところか?
なぜかというと、直営店だと食材にしても何にしても融通が利くのだが、
テナント店には、厳しいし、意地悪もされる。

僕は、アルバイトながら、「椿山荘」との交渉などは僕の役割だった。
今までの悪い関係を、何とか良好にしていくことから、僕の仕事は始まったと行ってもいい。
もちろん店内の仕事も、バリバリやりましたよ。
洋と和の違いはあっても、心は一緒。全然バッチリでしたね。
板長さんとも、結構気が合って、料理談議に花が咲いたりしました。

次回は、実際にあったエピソードなどを交えて・・・それでは、また。

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