語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  振り返れば・・・

2009-07-24 02:51:12 | シェフが店を持つまで
今日も、ハッキリしない天気でしたね。
主婦の方たちは、洗濯物など大変でしょう。がんばってください。

ラ・ポンムを、オープンした時の事を思うと、反省だらけです。
もっとああしたら、とか、こうしてたら・・・とかだらけですね。
でも、当時はオープンの日時にあわせて、全ての事を間に合わせる事に精一杯だったような気がします。
はっきり言って、スタッフは1人もいなかったわけですから、そりゃ大変ですよね。
独身だったし、弟や友達だって、もちろん仕事の合間に手伝ってくれてる訳ですから、無理は出来ません。
オープン当初の写真を見ると、頬はコケ、もともと細い目が益々細く、なんかひょろ~んとした感じですね。
実際体重も、51Kgまで落ちていました。
当時は、携帯電話はおろか、デジカメだって無いですから、写真は無いんですよ。
お店にはありますので、見たい方はどうぞ(笑)
今でも、マラソンの大会前でも54Kg前後はありますから、相当痩せちゃったんだと思いますよ。
もうろうとしていて、とにかく目の前の仕事をこなしていくだけ・・・そんなオープンでした。
オーナーシェフとして、「全ての事に目を行き届かせる」なんて事は、まったく出来ていませんでしたね。

 

本当は、夢を実現できてすご~く嬉しいはずなのに、
「なんか、とんでもない事を始めちゃったんだな~」と思ったことを覚えています。
店を出せた嬉しさよりも、続けていく事の困難さの方が強かったです。
店を出す事が、目標だったんですが、達成して終わりじゃないんですね。
それからが、本番なんです。そういう意識が無かったものだから、「なんか、とんでも~」と思ったのです。

初めて、フルマラソンに挑戦した時に、
走り始めて6Kmぐらいのときに、「あ~とんでもない事を始めちゃった」と思ったものです。
だって、6Km走っても、まだ36Kmもあるんですよ!!「マジかよ」(笑)と思いましたね。
32Km過ぎで、左膝が痛くなって、35Kmで右もだめになって、
それでも、ひたすらゴールを目指して歩き続け、残り2Kmを棒のようになった足を必死に動かしゴールした時の感動。
あれから10年、もう膝を痛めることなく42.195Kmを走れるようになった今でも、
あの、最初のレースは、一番心に残っていますね。
 
 

ラ・ポンムも、マラソンのようにゴールの時・・・最後の時に、
「優勝は出来なかったけど、精一杯走ってきたんだ。」と思えるように、
とにかく前に向かって、進んで行きたいです。

 

なんか、話が脇道にそれたような・・・(笑)つい語っちゃいましたね。
今度こそ、なんで「ラ・ポンム」になったか?なんて話を・・・あんまり期待しないで下さいね。
 
   それでは、また。












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