朝のうちは雨が降っていたものの、おうちの方がいらっしゃる頃には上がっていましたね。絵本を大切に子どもたちに与えるためにはと、日本を代表する児童文学者でもある齋藤惇夫先生が来園してくださりました。齋藤先生には当園が絵本を充実させるにあたってのアドヴァイザーの役割を担っていただいていましたが、幼稚園でお母さま方にお話しいただくのは久しぶりでした。
読み聞かせについて、絵本の与え方、又メディアのもたらす怖さ、そして、子育てにとって何が大切かetc…様々なことについてご講演くださいました。とても興味深く、身近に感じながら、時にはドキッとさせられる様な内容もあり、みなさん熱心に耳を傾けて聴いていらっしゃいましたね。子育て中のお母さま方の真剣な姿勢が伝わってきました。〝もともと本が嫌いな子はいません。嫌いになったのは読んでくれる人がいなかったか、テレビばかり見せられていたか…、毎日15分、本を一緒に読みましょう″などなど、たくさんの大切なことを教えていただきました。本を好きになることは、豊かな人生を歩むことへと繋がります。これからも、子どもたちの豊かな人生のために、そして自らも豊かになれるように、私なりに絵本との繋がりを大切にしていければと思いました。
心の栄養のためのお話の後は、体の栄養も摂らなくてはと、今日は家庭教育学級の委員さん方の提案で、今春から始まった毎金曜日の給食を親が体験する意味も兼ね、当園初の親子給食を実施しました。子どもたちは勿論、おうちの方々も子どもたち以上に楽しみにしていたのではないでしょうか?いつもより少し窮屈なお部屋でしたが、ほんわかあたたかな雰囲気は、愛がいっぱ~いと感じられました。多少の予感はあったものの、あっちでもこっちでも、〝そこはいつもなら自分でがんばれるところでしょ!″と思うところも、若干がんばれなくなっていたお友だちもいたようですね。今日は大目に見てあげちゃいましたけどね。本日はお忙し中、たくさんの方々のご参加ありがとうございました。(AT)