1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

今回の京都の旅 その3 発表会のこと

2015年01月16日 | Weblog
京都の旅のメインは最終日の発表会です。

起きたら雪!

ホテルの部屋から二条城を見たところです。
夜中のうちに結構降った様子。
この日はホテルで朝食をとりました。
その間も雪は降ったり止んだり。

朝食バイキングの種類が豊富(特にパンケーキのトッピングが充実)で、気分的に余裕があればあと1時間くらい食事を続行したかったんですが、荷造りのために引き上げました。
荷物を持って、一足先にホテルを出発。雪は止んでいました。よかった。
東西線で三条京阪、京阪線に乗り換えて丹波橋で下車。
会場は駅のすぐそばで便利です。

控室で懐かしい方々と再会し、自分のリハーサルまで時間があったので客席に座りました。

本番前に、客席や舞台、あちこちを歩いて回りましょうというのがアレクサンダーで習ったことです。

リハーサルはお辞儀も有りのフル演奏。
弾き終わったあとは、先生から一言アドバイスもあるようでした。
せかせかしていなくていいなぁ・・・。

と思っていたら、実際時間的にかなり押していました。
こうなるとなんだか焦る私。
リハが伸びるということは開場が遅れる可能性もある。
どこか時間を調整できる部分はあるのかしら、など心配になってきました。

という心配をよそに、実に淡々と進行していきました。
自分のリハの頃には予定より20分くらい押していたような。
リハでは昨日のレッスンで修正した部分もうまくいき、一安心。

ロビーで昼食を食べている間に、ぽつぽつとお客様が・・・。
開場時間になってもリハーサルは終わっていませんでした。
でも切り上げることもなく、そのまま続行。

通常の演奏会でしたら、開場時間が遅れるというのはかなりの問題です。
1~2分の遅れでも、それなりの説明をする人間を入口に立たせる必要があります。
5分も遅れるとなれば、ロビー開場(客席には入れないけれど、ロビーまでは開ける)をするなどの対応します。
でも、今回の会場は建物の中に複数ホールがあるタイプなので、ロビー開場しているようなものでした。
座る場所もあったから、お客様も静かに待っていてくれたのかも。

あるいは、土地柄でしょうか。
主催者側、お客側の両方が焦るでもなくその時を待つ、というか。
自分の今まで関わっていた発表会では時間厳守が最大ミッションなので、あの状況でみなさんが平常心だったのが私にはカルチャーショックでした。
でも、開場が10分15分遅れたところで大勢に影響はない。
それよりも生徒全員にリハーサルで全曲演奏させて、気分よく本番に臨ませるほうが、発表会として大切なことなんだと思います。
優先順位、ということを改めて考えさせられました。

何事もなかったかのように開演時間には開演し、プログラムは進行していきました。
でもやはり次第に予定より遅くなっていく。
となると、もっと転換を早くするとか、休憩時間を短くするとか、何かしなきゃと私は思ってしまうわけですが、それもなく、調整されることなく遅く終演したのでした。

だからといって、何か困ったかというと困らないんです。
打ち上げの開始もだいぶ遅くなったわけですが、店の人も普通の対応でした。予約していた時間ではなく、到着してから何時間、というカウントのようでした。
今までの演奏会(発表会)において、いかに自分が時間に追われていたか、そのために大事なことをないがしろにしていたのではないか、と強く思いました。
これからはのんびりやりたいものです。

みなさんの演奏に関しては、前に書いた通りです。
弦をピックで的確にとらえ、楽器を響かせて音を飛ばす。
そういうことが徹底されていました。
これも、何が一番大事かということにつながりますね。

出番後に、全員が今後の課題と先生からのメッセージの入ったファイルをもらう、というシステムはとてもいいと思います。
これを準備するのは本当に大変だと思いますが、みなさんとてもうれしそうだったので。

発表会というのはその先生の人柄含めいろいろなことがわかる日だと思います。
もし、どの先生につこうか考えている方は、その先生主催の発表会を見に行くことをお勧めします。
私自身、今回とても参考になりましたが、そっくりそのまま真似はできません。
取り入れられる部分は取り入れて、無理なくやっていこうと思います。


さて、次回は京都で気付いた不思議なことについて書く予定です。
コメント (2)
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