国民年金や厚生年金の資金の運用を安倍政権が変えようとしているという。積立金の総額は約１３０兆円で世界最大規模になっている。厚生労働相が管轄する年金積立金管理運用独立行政法人ＧＰＩＦが年金資金を運用している。職員は約８０人で実際には投資顧問会社に運用を委託している。株式や債券に投資する比率は決まっている。現在国内債券６０％、国内株式１２％、外国債券１１％、外国株式１２％になっているが、安倍政権は株の比率を高めて高リスク高収益を目指そうとしている。内閣改造で厚労相に未公開株に投資しようという持論を持つ塩崎氏がなったので、この方針が進みそうだ。株は元本が保証されないので損失が出る可能性も高い。うまく運用して安定した生活ができ、安心ができる年金額を確保してもらいたいものだ。
イギリス北部のスコットランド地域が独立するかで投票が行われた。イギリスはイングランド、スコットランド、アイルランド、ウエールズで構成された連合王国で、スコットランドは１７０７年以来３０７年間イングランドに征服されるような連合になっていた。スコットランドは北海油田や、造船業などの産業があり、独立しても経済的に大丈夫だという議論が行われた。スコットランドは社会福祉を重視した政策をとりたいが、イングランドは自由競争の保守党サッチャー主義的な政策だ。世論は真っ二つで、世界中がイギリスが分解するのかと注目した。投票結果は独立賛成４５％、反対５５％ぐらいで独立はしなかった。独立派も多いので自治権を拡大するか議論になっている。地域が独立しようとする動きは世界各地にあり、スペインのカタロニア地方も独立しようとしている。日本でも大阪が独立しそうだ。１９４５年に太平洋戦争に敗れた時、日本もドイツや、朝鮮のように分割されそうだった。北海道はソ連、東京や東日本は米国、大阪や近畿は中国、広島や九州はイギリスが領土にする話があったという。世界中で地域の独立運動が起きて、世界１５０カ国ぐらいではなく、都市圏ごとに国ができ数万の国家がある時代が来るかもしれない。
ＤＶＤで映画遠すぎた橋を見た。第二次世界大戦のマーケットガーデン作戦を映画化した作品で、１９４４年６月にフランスのノルマンディに上陸した英米などの連合軍が進撃し、３ヶ月後の９月にオランダドイツ間の５つの橋を占拠しようとするマーケットガーデン作戦を行った。３万５０００人の空挺隊が空から侵攻して橋を確保し、地上の戦車など２万台や歩兵部隊などが到着するまで維持する作戦だった。４つの橋を占拠して確保したが、残る一つの橋はドイツの精鋭戦車部隊が守っていて占拠できなかった。地上部隊が急行しようとしたが、ドイツ軍の反撃や渡河に手間取り間にあわなかった。８０００人の部下を失い撤退してきた前線の指揮者に司令官が作戦は９０％成功したと言って慰める。多数の輸送機から飛び降りる空挺兵団なので、空一面に数千の丸いパラシュートが開くシーンが美しい。激しい市街戦や戦車と対戦車砲の撃ちあいなど迫力あるシーンがある。戦うと多くの負傷者が出て痛ましい。戦争は見るものでするものではないと感じる。ロバートレッドフォードやショーンコネリ―などの有名な俳優が多数出演している。
テレビで大災害の番組を見た。地球温暖化により海水温度が上昇し水蒸気の量が増えて豪雨になり、異常気象で巨大台風が発生して大被害を出す、地球のプレートがぶつかり沈み込むとき巨大地震が起き大津波で大被害が起きる。地球のプレートがぶつかる地域でマグマがたまり、火山の強大な爆発があるという。噴煙が世界中に広がり太陽は雲に隠されて、地表は寒冷化し農作物が取れなくなる。寒冷化した地球になり生命が死に絶える環境になるという。観測機械が進歩して地中の様子が立体的に見えるようになった。わかりやすくなったが、大災害は防げそうもない。
東京の大田区蒲田周辺で猫が連続して４５匹殺された。警視庁は猫を殺した男を動物愛護法違反の疑いで逮捕した。神社や公園などで農薬入りのえさが巻かれ、これを食べた猫があわをふいて死亡した。逮捕されたのは蒲田のプログラマーで、地域の住民が猫に餌をやるので怒って猫を殺していたという。インターネットでゲームをしていたり、規則づくめの機械的なプログラムをつくるＩＴ関係者などの若者は一般世間と違った心になり、妙な正義感を持って猫を殺したり、弱い者いじめをする人がいて困る。ユダヤ人を虐殺したナチスと同じ浄化の考えだ。可愛い猫たちは人々のこころをうるおしてくれている。怒って殺すのはよくないだろう。