MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

南シナ海周辺の各国海軍力は。中国の進出にベトナムやフィリツピンが対抗。

2014-09-11 13:37:21 | Weblog
 南シナ海の島々の領有権の問題で、中国と周辺国が対立している。中国の公船や漁船が大量に押し掛けてきて周辺国の船舶と衝突している。中国は表面上は話し合いの解決にやぶさかではないといいながら、実力行使で占領をつづけている。ベトナムとは西沙諸島の岩を占拠しあい、監視所を作ってにらみ合い、南沙諸島ではフィリピンと衝突し中国側が奪還したりしている。南シナ海は海の交通の大動脈で各国の生命線だ。1960年代後半にベトナム戦争が米軍が撤退することで下火になり、中国が進出してきた。ベトナムは中国の南シナ海進出に待ったをかけている。ベトナムの海軍力はソ連の支援で沿岸警備から海洋進出する様に増強された。人員は23000人程度、潜水艦2隻、フリゲート7隻、コルベット11隻、、小型艦艇、航空隊を装備している。紛争地の西沙諸島にはヘリコプター搭載のフリゲート艦を送っている。島嶼防衛隊もあり中国側とにらみ合っている。対艦ミサイル部隊もあり、中国海軍の強敵になっている。フィリピン海軍は米軍のマッカーサー元帥が援助した魚雷艇2隻を始まりとして、現在は人員22000名、艦艇約120隻、航空機14機を装備しているが旧式化している。フリゲート1隻、コルベット14隻、揚陸艦7隻を主な装備にしている。弱体化しているので中国に南沙諸島のいくつかを奪取されている。領土争いで正面に出ているのは沿岸警備隊で人員6400名、船舶約80隻である。人口2億4000万人世界第4位の大国インドネシアはオランダ植民地だったが、1949年に独立した。独立戦争でオランダの船舶を接収し、1960年代にはソ連からミサイル艇や魚雷艇、駆逐艦を供与され戦力を増強した。1989年の社会主義国崩壊の時期に東ドイツのコルベット16隻、揚陸艦14隻、掃海艇9隻を一括買収して増強した。現在は人員75000人、艦艇約150隻、航空機数十機で東南アジア最大の海軍になっている。豊かな財政事情で充実している。東南アジアの裁定者となるかもしれない。