2014年後半の経済予想を見た。建設業や接客業で人手不足が起きている。人口減少の影響が深刻になってきた。店舗を閉鎖したり休業にする店が増えている。非正規社員を正社員にしたり、女性や高齢者が働きやすい勤務体制にする、外国人労働者を雇う、海外に拠点を移す、機械化を進めるなどの対応をしている企業が多い。2015年10月から消費税を10%に上げるがどうかの判断を秋に行う。TPPは11月に米国が中間選挙になるので米国内の状況を見なければならないという。
テレビでアポロ13号の事故対応の様子を見た。アポロ13号は月着陸を目指して打ち上げられたが、本体が爆発して半分のパネルが吹き飛んだ。燃料と電池がなくなり、月着陸は難しくなった。月着陸船に燃料と電池があったので、3人の飛行士は月着陸船に乗り移った。すぐに地球に帰還するにはロケット噴射の燃料が足りないので、月をめぐってから地球に戻るコースをとった。大気圏に突入するためには限られた角度しかない、角度が浅いと大気にはねられて宇宙のかなたに飛んで行ってしまう。深いと大気で燃え尽きる。ロケットを噴射して微妙な角度で降下する。着陸船から船内にもどり月着陸船を切り離す。大気圏突入時には管制本部との交信が途切れる。1分半たったが何の連絡もない、もうだめかと思った1分後に宇宙飛行士の声が聞こえた。管制本部は喜びに沸いた。予想もしなかった事故に対応して多くの人々が英知を傾け宇宙飛行士救出のために努力した。担当者の判断を重視するアメリカのシステム管理を見るようだった。宇宙での事故に対応することも研究しなければならないだろう。日本のように何段階か下の下請けが作業する原発事故対応とは違っているようだ。
沖縄の宮古島の付近には巨大なサメが多い。ホオジロザメの一種で縞模様のあるタイガ―シャ―クは人を襲うこともある。サーフィンをする人が手でこぐ姿が海の下からみると好物のウミガメと同じなので襲うという。サメ退治の71歳の名人の漁に同行する。全長20mぐらいの小型の漁船に乗ってサメの多い海面に行き、100mのはえ縄に10本の針を付けて一晩置いておく。翌日引き揚げると体長3mぐらいのサメや5mぐらいの大きいサメもかかっていた。サメは死んだふりをして尾びれでたたいて反撃するので危ない。この付近には数千匹のサメがいるそうだ。最近は海水温が上昇しているので愛知県の海でもサメが人を襲って被害が出ている。地球温暖化で東京湾にも鮫がうようよいるようになりそうだ。恐ろしくて客船クルーズや海水浴に行けなくなる。
テレビで戦後の思想界をり―ドしてきた東大教授丸山真男の番組の後半を見た。丸山は民主主義は永久革命だといい、完成されることはないと考えていた。1968年ごろに世界中の多くの大学で学生運動が盛んになり学園紛争が起きた。東京大学も医学部の学生の処分をきっかけにして学園紛争が起きた。学生の協力組織である全学共闘会議が結成され、東京大学では安田講堂などが占拠された。新左翼が中心となって全共闘をリードし、学生全員が参加する直接民主主義をとなえて学校側や教授と徹夜で大衆団交した。数千人規模のデモも多数行われた。新左翼は武装革命を認めていたので、ヘルメットをかぶって頭を守り、角材を持って数百人の規模でデモをして対立派と殴り合った。新宿駅を占拠してベトナム戦争をしていた米軍の石油タンク列車を止めようとして騒乱事件が起きた。丸山教授は戦後日本の思想をリベラルな立場でリードしてきたが、全共闘の学生につるしあげられた。丸山は資料室にたてこもり貴重な政治資料を守ろうとした。ウイスキーの角瓶を持ち込んで睡眠薬を入れて飲んでたてこもったという。全共闘の大学占拠を解除するために警官隊が突入した。警官隊が打つ催涙弾と学生の投げる石や火炎瓶が飛び交う中で警官隊が突入して安田講堂が落城し、学生は逮捕され全共闘運動も衰退した。大衆運動は衰退したが、少数の過激な人々は武装革命を目指して赤軍派を作り浅間山荘にたてこもって警官隊と銃撃戦をしたが逮捕された。
房総半島の鴨川を紹介する番組を見た。鴨川は太平洋に面した広い砂浜の海岸でサーフィンが盛んだ。膝立ちでするサーフィンもしている。サーフィンをするために移住してきた人もいる。鴨川シーワールドという水族館も有名だ。シャチのショーが見られる。病院も大きくてホテルのようだ。ホテルもいろいろあり、大きな風呂などの施設を持っている。料理も海の幸が並ぶ。老後の定住地にいいかと思っていたが、若い人が楽しむ地域になっているようだ。