放送大学でヨーロッパの歴史を見た。ローマ帝国が北のイングランドから地中海沿岸までヨーロッパを支配していたが、４世紀には現在のドイツ地域に住んでいたゲルマン人がローマ帝国の領土に流入してきた。ローマ帝国は衰えて東西に分割された。９世紀にカール大帝が出て現在のヨーロッパ地域を支配した。ヨーロッパ文明の源流として、ローマ帝国文明のラテン語、キリスト教、パンとワイン、ゲルマン文明の狩猟、肉食とビールがあるという。カール大帝の騎馬像はあぶみのない馬にのり、ローマ風の長い掛け布を着ている。ゲルマンはあぶみのある馬に乗る。カール大帝の像はゲルマン風のひざまでの半ズボンで長靴のような靴を履いている。ローマとゲルマン文化が混じった像だという。ギリシャやスペインの財政問題でEUが分解の危機にあるが、ヨーロッパは昔は統合されていた時代もあるようだ。
インターネットの動画サイトにイスラム教の預言者を冒涜する番組を流したとして、アラブや各国のイスラム教徒が怒り、欧米の大使館を襲撃している。キリスト教とイスラム教の世界戦争になりそうだ。宗教は熱心な信者がいるのでむやみに冒涜してはいけないだろう。リビアではアメリカ大使館が襲撃され、大使が殺された。今後もこういう事件が起きそうだ。
尖閣諸島の領有権を巡る日中間の争いはどうなるか。南シナ海では中国は漁船の大船団を送って、海上をデモして実効支配をアピールした。尖閣諸島では島に上陸して陣地を構築するかもしれない。機関銃や、ロケット砲、対空ミサイルを装備していると、危なくて航空機もヘリコプターも近寄れない。海上保安庁の巡視船では手に余るので、自衛隊が出動する。輸送艦で上陸部隊を運ぶか、急ぐなら輸送機で空挺部隊がパラシュート降下して島を取り戻す。テレビで中国の軍人が局地的な戦争になると言っている。中国国内でも反日デモが各地で起きている。日本料理店や日本人の商店スーパーが襲われ破壊、略奪され、、日本製の車がデモ隊に潰されている。中国の経済成長にかげりが見え、格差拡大のうっ憤を反日デモではらしているようだ。観光旅行も、ビジネス交渉も、工場の操業もできなくなる。戦争にせず中国のマスコミやインターネットで日本の領有権を宣伝して外交的に解決してほしいものだ。