放送大学で西欧史を聴いた。モダン近代とはフランスでは１７８９年のフランス革命以後のことだが、イギリスでは４７６年の西ローマ帝国の滅亡以後のことだという。都市が発展してくると近代的人間が発生してくる。中世のキリスト教支配の中でヒューマニズムのルネッサンス文芸復興がおきる。個人主義と内省的な懐疑が生まれる。普遍的人間像ユニバーサルマンが求められた。武勇より宮廷での優雅なエチケットが重要になった。１５世紀末からの宗教改革で個人と神が教会を介さずに向かい合った。版画で福音が広められ共有知識になった。火薬が戦争に使用されて騎士が長槍を持って戦うのは時代遅れになった。馬からおりて有能な官吏になることが求められた。日常を観察して経験主義の哲学が生まれた。社交が重要になった。大航海時代でスペインポルトガルからオランダ、イギリスに覇権が移った。商業社会になり新しい人間観になったという。
放送大学で憲法制定の話を聴いた。太平洋戦争が１９４５年に終わり、米軍を主とした連合軍が日本を占領した。１９４６年に連合軍総司令官マッカーサーの新憲法草案ノートが出された。天皇は元首、戦争廃止、封建制度廃止の草案だった。日本の幣原内閣は９条に日本の自衛権を付け加えた。サンフランシスコ講和会議で日本は米国や連合国の占領状態から脱し独立したが、同時に米国に安全保障をゆだねた。朝鮮戦争の後は米ソの冷戦時代で、米国はソ連に対抗して日本を再軍備させ自衛隊を整備し、米軍基地の自由な使用を求めた。
日本の政治は民主党と自由党が合同し、自由民主党になった。社会党も左右両派が合同した。１９５５年体制ができた。１９６０年の日米安保条約の国会での強行採決に反発してデモ隊が国会に突入したが、安保条約は自然承認されたという。
日本の政治は民主党と自由党が合同し、自由民主党になった。社会党も左右両派が合同した。１９５５年体制ができた。１９６０年の日米安保条約の国会での強行採決に反発してデモ隊が国会に突入したが、安保条約は自然承認されたという。
放送大学で社会福祉の話を聴いた。１９７０年代は福祉施設に入所するのが普通だったが。１９９０年代から在宅福祉に変わり、市町村が面倒を見てサービスすることになった。デイサービス、ショートステイ、ホームヘルパーが福祉の三本柱になった。家族が面倒を見られない時代なので、一人でも暮らせる在宅サービスが必要になった。住宅や水、電気、相談、直接のケアサービス、夜のサービスをどうするか。在宅サービスは家族への負担が大きい。老人が昔話をして面白がられて生きがいができる。医者中心ではなく生活全体を見るソーシャルワーカー中心のチームでアプローチしていくという。