MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

日本政治外交史。日清、日露戦争で軍拡し。軍縮条約ができたが満州事変で軍拡へ。

2010-11-04 17:15:36 | Weblog
放送大学で日本政治外交史を聴いた。軍縮と軍拡の話で、日清戦争、日露戦争で軍事費が増大したが、1930年のロンドン軍縮会議が行われた。軍事予算を減らそうとしたが、高橋大蔵大臣が軍人に暗殺された。陸軍はロシアを仮想敵とし、海軍は英国、米国を仮想敵としていた。陸軍は長州閥で海軍は薩摩閥だった。1931年(昭和6年)に日本は中国侵略戦争の満州事変をはじめ、軍事予算が増大し太平洋戦争に突入したという。
現代の日本は民主党政府で子供手当てを配り、国民の生活に資金を回そうとしているが、尖閣諸島や北方領土、竹島問題で中国、ロシア,北朝鮮、韓国と戦う軍事力が必要になるかもしれない。

社会福祉の歴史。欧米の例。チャリティー、セツルメント、コミュニティーケア、寄付、ノーマルライフ。

2010-11-04 00:26:27 | Weblog
放送大学で社会福祉の話を聴いた。外国の福祉の話で、イギリスでは農業中心の相互扶助の社会だったが、商品経済化して生活困窮者が出てきて、救貧対策が必要になった。1601年のエリザベス女王の時代に救貧法ができた。働けるものは強制労働させ、働けないものは救貧された。キリスト教の教区別に管理した。産業革命で工業化して工場で働くライフスタイルになった。1834年に新救貧法ができた。救貧法で助けられることは恥だった。労働者が貧しくなると社会が不安定になり犯罪がおき革命が起きる。貧しさは個人のせいではなく社会の問題だとした。隣の友人を救おうというチャリティー活動が起きた。
1869年にCOSチャリティーオーガニゼーションソサエティーができた。お金持ちの寄付に税をかけないことにした。アメリカでも寄付に税をかけなくなった。1884年にイーストロンドンのスラムの住民の人格向上のためににトインビーホームを造り、セツルメント運動が始まった。ベバレッジ報告が出されて、疾病、貧困、怠惰、不潔、無知をなくす運動が起きた。コミュニティーケアが行われ、精神病院に入れるのではなく地域で暮らせるようにした。1968年にシーボーム報告が出され、お金の援助だけではなく人的直接サービスを地方自治体で行うことが必要だとした。在宅サービスが始まった。1990年にコミュニティーケア法ができた。
アメリカでは1877年にロンドンにならって慈善組織ができた。訪問サービスで人格的なふれあいを大事にした。シカゴのハルハウスでは移民にアメリカ生活の方法を教えて生活支援した。1853年には共同募金の仕組みができた。1910年から1930年まではケースワーク、グループワーク、コミュニティーオーガニゼーションの方法が確立した。1929年に大恐慌が起こり1935年に社会保障法ができた。1960年代には公民権運動が起きた。
ドイツでは飴とムチの政策で、社会保険法ができる一方で、1898年に社会主義者鎮圧法ができた。
デンマークのミケルソンはナチズムに抵抗して、障害者も普通人と同じ生活をするべきだというノーマライゼーションの考えを示した。スウェーデンでは人間としてノーマルに生活する8原理が出され、障害者自立支援法ができたという。
高齢化時代になり障害者が増えてもノーマルな生活をする権利が大事だろう。