アメリカのランド研究所に関する本をぱらぱらと見た。ランド研究所はアメリカ空軍の戦略研究所で、有名な研究者が多く、核戦略論のハーマンカーンもいた。ゲームの理論やインターネットを考案し、アメリカの政治に影響を与えてきたという。日本でも国家戦略室ができたが、財務省に実権を持たれて、屋上屋を重ねているようだ。領土問題や軍事、外交の国家戦略を作らねばならないだろう。
放送大学で経営学の人間モデルの変化を聴いた。人間の動機付け、モチベーションで見ると、お金を求める経済人モデルが1890年ごろの人間像だった。1920年代には機械人モデルで工業的だった。1930年代は社会人モデルで人間関係論が重視された。1960年代は自己実現モデルで、行動科学が盛んだった。1990年代は意義探求人モデルで、ワークライフバランスが求められた。
マズローは人間の欲求に階層があるといい、生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、自尊心、他の人から尊敬される欲求、自己実現の欲求の階層があるという。
マズローは人間の欲求に階層があるといい、生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、自尊心、他の人から尊敬される欲求、自己実現の欲求の階層があるという。
菅首相について書いた本のはじめの10ページを立ち読みした。菅首相は東京工業大学に入り、原子力を発見したアインシュタインや湯川秀樹博士が理想とされた時代だったが、大学紛争で市民的学生運動のリーダーになった。学内には新左翼、共産党系の民主青年同盟、旧秩序維持の保守派、大学改革をもとめる市民派の4グループがあり、菅氏は市民派のリーダとなり、学内運動をリードした。卒業後は自由時間のある弁理士になったが、数年後に市民派の市川房枝さんの選挙を手伝い、政治家をめざしたという。