何も予定の無い休日は、ちょいと朝寝坊して遅い朝ご飯を食べます。そうなるとお昼がすぐにやってきて何にしようかなあ。と、さほどお腹が空いてもいないまま献立を考えます。妻は仕事で居ないし、出かける予定がなくなってしまった二人の娘達も「何でもいい~」と気の無い返事をしました。冷蔵庫をあさり、適当に在り合わせで間に合わせることにしました。野菜があるのでカボチャとズッキーニをニンニクスライスとエクストラ・バージン・オリーブオイルでソテーして一品。ポークソーセージをボイルにして一品。それに「トマトのペンネ」を作りました。最近、落合務氏の「パスタの基本」という本を眺めていたら、もう一度きちんとパスタを勉強してみようという気になって、初心に戻ってパスタを作りたくなりました。当初、「基本の釜揚げスパ」にしようと思ったけど、「それはちょっと・・。」と反対意見があったので「かんたんすぎるトマトソース」を提案したら「それがいい。」となってトマトソースを久しぶりに作ることになりました。ちょうど紙パックのトマトの水煮がありましたし、ペンネが一袋あったのでスパゲティではなくペンネにしました。「かんたんすぎる」とは、よくある缶入りの市販のトマトの水煮をフライパンで煮詰めるだけのソースというものです。それだけ?というのは嘘で少しは調理をします。でも、本当に味を決めるのはトマトの味です。容器から取り出したら煮詰めて凝縮し、トマトの旨味を味わうソースにするというのが大事なんです。色は赤いけどトマトの風味が消し飛んでしまい、調味料の味しかしないトマトスパゲティがなんと多いことか。だから僕はスパゲティ屋ではトマトソースはあまり食べません。それにしてもトマトの水煮は、馬鹿にできない食材です。それにバジルはこの間作った自家製の乾燥バジルを使いました。フレッシュには劣るかもしれませんが、買ってきた乾燥バジルなんかより断然いい香りがします。オリーブオイルはもちろんエクストラ・バージン。これだけを入れて数分間煮詰めて味が出てきたら、塩と黒コショーで味を調えたら完成です。余計なことはしないでシンプルに作る。僕はすぐ赤ワインとか入れたくなるけど、今日はレシピ通りに作りました。ペンネもしっかり時間を守って茹でました。茹で上がったペンネはアルデンテ。さっとトマトソースに和えたらできあがり。パルメジャーノ・レッジーノを削って上からかければ、トマトとの相性も抜群でコクも増し、美味しさが倍増します。ご馳走じゃなくても娘達と話をしながら食べるランチが僕には楽しみです。機嫌が良かったので好評ということかな。
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