セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 73本、 演劇 45本

斬る (1968/日)(岡本喜八) 70点

2007-09-10 19:28:08 | 映画遍歴
冒頭部はやはり「用心棒」の亜流ごとく、砂の巻き立つ感じ、通りに誰もいない雰囲気もまさにそれ。でもその部分が結構面白くうならせる。
それ以降娯楽作品に徹した演出だもんで、人間への掘り下げなどなされることはなかったので、何か当時のテレビドラマを見ているつもりになったが、後半からユーモアが漂うになってきた辺りなかなかの時代劇となっている。
やはり、仲代達矢がダントツにいいなあ。彼の前では高橋悦史も中村敦夫もただの赤子同然。ラスト近くになって東野英治郎が急に出現してこの映画を盛り上げる。
岸田森辺りはあっけなく死んじゃうからあれっと思ったけれどなあ。
まあ、それにしても漫画チックな終わりには驚いたけれど、娯楽作品の宿命なんでしょうか、、。

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