セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 62本、 演劇 40本

ターナー展(神戸市立博物館)から

2014-02-27 14:37:22 | 徒然に、、
めずらしく神戸まで操り出しターナー展へ。東京に行ったとき上野でやっていたが、まあ関西に来るときに見ればいいとパス。それほど待ち望んでいた展示会であった。 ターナーの絵はあの自然と溶け合う雰囲気が個性的でいつも画集で感心していたものである。今回の展示会は大きい絵もあればごく小さい水彩画なども多く、思っていたターナーとは少し印象が違うなあと思った。 海、空がまるで分解され、崇高で深遠な絵もあったが . . . 本文を読む
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旅人は夢を奏でる(2012)(ミカ・カウリスマキ) 70点

2014-02-26 13:39:14 | 映画遍歴
カウリスマキでもお兄さんの方だったんだね。あまりに作風が違うので、アキももう終わりかなんて勝手に見限ってしまった吾輩をどうぞ許してください。 最後まで気づかずに見てしまった。アキが日本の俳句だったらミカは散文ですね。それほど違っていたなあ。(当たり前だけど)どうりで常連のオウティネンを拝めなかったはずだ。テーマはそれほど変わらずともやはり映画って作り手でこうも変わるもんなんだね。 どうでもいい . . . 本文を読む
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はじまりは5つ星ホテルから(2013)(マリア・ソーレ・トニャッツィ) 75点

2014-02-23 10:27:28 | 映画遍歴
イタリア映画にしては繊細なタッチで、さりげなく人生の真実を伝える描写はフランス映画っぽいと思った。ただこの題名はいかにも商魂たくましい感じがなきにしも非ず、、。原題は「女ひとり旅」。 どんなリッチそうに見える仕事でも少なくともみんな自分の身を削ってカネを稼いでいる。仕事に上下の差など当然ない。 まず、それを勘違いしている主人公の話なんですなあ。そのうち本当の人生の真実に気づいていくわけですが、 . . . 本文を読む
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エージェント:ライアン(2014)(ケネス・ブラナー) 65点

2014-02-23 09:44:42 | 映画遍歴
悪の帝国ロシアと真正面から向き合うアメリカCIA、その冷酷な対戦ぶりはどうか、なんて最近では007でも取り扱わなくなった気もするが、真面目に少々レトロっぽいスパイアクション劇に仕立てている。 まあ、目くじら立てて突っ込む気は毛頭ありませんが、でもねえ、ほとんど訓練を受けていない主人公があれほどのスーパーヒーローぶり。果たしてそんなこと可能なのか、とか、婚約者を悪の枢軸と同席させトイレ休憩の合間に . . . 本文を読む
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光にふれる(2012)(チャン・ロンジー) 80点

2014-02-16 10:50:38 | 映画遍歴
目が不自由だということがそれほど重くならない、青春映画に徹しているところが素晴らしいと思う。題名にもあるようにテーマは青春前期の希望だ。希望がなければ人間は生きていけない。光は誰もが生き続けるその時の暖かさまで感じ取れるのだ。 目が不自由な人が何気ないところで困惑するそんなエピソードを、じっくり丁寧に描きこんでいるのが分かりやすく素晴らしい。例えば教室から自室までどうやって一人でたどり着けるかと . . . 本文を読む
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スノーピアサー(2013)(ポン・ジュノ ) 65点

2014-02-16 10:21:44 | 映画遍歴
悪くはないけどね、でも永久に走り回る電車などどうやって電源を確保しているのかなあとか、整備はどうしてるんだろうとか気になったり、結構映像に集中できないのがこの映画の弱みかな。 そのうちそんなの映画料金を回収しなければ、とどうでもよくなるが、とは言っても見ていて楽しい話でないのもこの映画の弱みでもある。 面白かったのは当然の反乱さえ既定のスケジュールに含まれているということなのだが、これさえどこ . . . 本文を読む
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7番房の奇跡(2012)(イ・ファンギョン) 65点

2014-02-13 14:12:46 | 映画遍歴
予告編を見た時から大体は察しはしていたけれど、、。 でもなあ、あんな子供を刑務所に入れて(それも二回も)とはちょっと無理無理があり過ぎますよ。しかもまだ1回目はよしとしても、2回目は刑務課長が仕組んでるんだ、なんてちょっといくら何でもと感情移入どころか逆の気持ちも出てくる始末、、。 まあ、これまでも韓国警察のいい加減捜査は韓国映画を見ている人ならばいやというほど知ってはいるが、でもねえ、致命傷 . . . 本文を読む
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ドラッグ・ウォー 毒戦(2012)(ジョニー・トー ) 70点

2014-02-07 15:52:18 | 映画遍歴
ジョニー・トーといえば、純粋な男同士の友情、けれんな殺しの美学などスタイリッシュな映画をファンに提供してきたことで有名であります。本作は50作目らしい、、。 憎き巨大麻薬組織を追い詰める公安警察。その果てしなき闘いぶりが本作のハイライトだが、それにしても結局登場人物全員(追う警察側)が死んじゃうなんてなあ、壮絶を通り越して何か引っかかるねえ。 珍しく本作にはジョニー・トーのいつもの素朴な心情も . . . 本文を読む
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アメリカン・ハッスル(2013)(デヴィッド・O・ラッセル) 70点

2014-02-07 14:53:18 | 映画遍歴
結構アカデミー賞ノミネートという前評判高い映画で行ってきましたが、何かいやアな映画だね。実録モノだからアメリカと日本では前提が違うので見方が全く違うということもあるし、、。 冒頭でのC・ベールのあの奇妙なシ-ンがずっと引きずるんだ。ベールって、超極痩せして話題になったこともあったけど今回は逆の中年の極太り。見事腹が出ている。ハリウッドお得意の体型メイクかなとも思ったが、そうではなかったようだ。こ . . . 本文を読む
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