結構いろんな映画を見てきたが、この映画、劇映画なんだろうけれど、全編二人の俳優のギャグで持ってる感じで、少々驚く。ところがこれが面白い。こんな自由な映画をあの名匠ウィンターボトムが撮ってしまうんだから、映画の可能性は無限大だってわけ。
男二人でこんなに喋れるなんて(すごいことだと僕は思うが、そうでもないの?)、なんせ二人とも機関銃みたいに言葉をぶっ放す。まずそのことに驚くが、こんな人たちも実際世 . . . 本文を読む
5月中旬に2週間ほどパリ・ウィーンに旅立った。働き盛りの20年前にも一人旅をしたがその時は添乗員のいるツアー旅行でそんなに困難は感じなかった。しかし、、
今回はホテル、飛行機を予約しただけであとはすべて自分でしなければならない。例えば搭乗手続き、ホテルのチェックイン等々、当たり前のことだがこれが結構大変なのである。
日本から離れるときはそうでもなかったが、実際外国についてからが想像以上に語学の . . . 本文を読む
若い人たちの演劇集団である。今ブームになりそうな真田幸村を主役に、そしてストーリーはみんなが知ってる、大坂冬の陣と夏の陣を一緒にした戦争絵巻、ではないか、活劇アクションでありました。
殺陣なんかが、舞台狭しとひっきりなしに飛ぶ舞うので、見ていて何かいつもの舞台でないのは分かる。出演者も大勢で、名無しの人を入れれば20人は軽く超えている気がする。かなりアクション練習をしたんだろうなあと思う。
ま . . . 本文を読む
行く前夜に原作がかの有名な「カッコーの巣の上で」であることを知る。映画でも舞台でも見ている有名な作品だ。
であるからにして、今までのイメージを覆す意欲でこの舞台を試みたのだろう、そんな舞台設営であり、音楽効果であり、出演者たちの並々ならぬ熱演であった。
そう、今までのカッコーものではない。何か新しさに輝いている。精神病棟ものにしては明るく、今までのようにそれほどじめじめしていない。それはこの劇 . . . 本文を読む
500ページを超えている単行本を5時間かけて一気に読んだのも久しぶり。これは「64(クロヨン)」以来じゃあないでしょうか。
それほど読ませる。書き込みがすごい。読んでいてこれはミステリーじゃあないぞ、と思いながら、実は終盤では見事どんでん返しに。これはミステリーの醍醐味ですなあ。
交互に叙述される女刑事の内面もきっちり描きこみ、単なる追いかける刑事にしていないところがよく、掘り下げが素晴らしい . . . 本文を読む
本好き、書店好きそして今はやりの日常に存在する謎という極めつけの読み物。古本屋が舞台というのは結構あったが、書店の店員がワトスン、ホームズというのは日本では初めてではあるまいか。
とにかく面白い。退屈せずにページを送ることができるのは読書の醍醐味であります。まだまだ読んでいきたいシリーズです。
ところで、内容は?って。5篇あるけれど、ミステリーでしびれるって程ではないけれどその雰囲気が好きです . . . 本文を読む
映画を見てすぐ困惑。なぜならこの映画はミュージカル。舞台劇からの映画化とは知ってはいたが、そのままとは、、。僕はミュージカル、ダメなんですヨネ。
そして内容といえば、二人の愛の始まりと終わり。男は順調に作家になってゆく。女は舞台を目指しているが芳しくない。そのすれ違いと葛藤。
ふつうそこで女があきらめ子供を作り普通の生活に入ってゆくものなんだが、それを良しとしない。そして二人の間に妬み不満が蔓 . . . 本文を読む