今年急に鑑賞数が増えた演劇であります。むりやり演劇祭に参加して(観客として)見事8劇場を制覇。しんどかった。そして東京でのCORICH公演プレゼントに応募したら当たったので秋には東京にも進出(飛行機代、ホテル代を考えたら不経済だけど、、)。
演劇年数は20年を超えるが、本格的にまだ演劇が分かっているわけではないので、これはただの感想雑記としてのまとめであります。
そのうち、ほぼ満点の90点をつ . . . 本文を読む
ここ最近は、映画の質よりも、自分のかたくなな心を融解してくれた映画を評価する。若い時とは違いそれほど自分には時間がない。いよよ主観的で独断的で自己チューです。ベストテンってそんなものでしょ?
日本映画、今年は例年より力作多し。何といっても岩井俊二の復活がうれしい。もうあのままかなあとも思ってしまった自分が恥ずかしい。1.リップヴァンウィンクルの花嫁(岩井俊二)2.淵に立つ(深田晃司)3.シン・ゴ . . . 本文を読む
こういうパラレルワールドを介したラブストーリーって結構好きなんだよね。韓国映画に多かったけど(『イルマーレ』とか)、いよいよ日本にも本格上陸っていうところか。
今回は男が徐々に年を取ってゆく。(これはある意味当たり前)でも女は逆に幼くなってゆく、という悲恋なのだ。アメリカ映画でもプラビが徐々に幼くなってゆくという悲恋ものがありました『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』。(これは男の方だったけど) . . . 本文を読む
もはや大人の童話とは言えないSWシリーズのスピンオフ作品である。壮大で、緻密でスケールがでかくて、見ているだけでうれしくなるような素晴らしい映画である。もはやこの映画では語ることさえはばかるようなそんな厳粛ささえ感じる。
映画の故郷がスターウォーズだとしたら、それを作る人、見る人たちには悪人はいないはず。そんな平和への思いを寄せた共有感もぎっしり詰まっている。
今回はあれっと思われるアジア系の . . . 本文を読む
思ったより、一人の男をきちんと描いて当時の日本人としての理想的な造形に取り組んだ力作であろうと思う。エンドクレジットで初めて山崎貴作品だと分かったぐらいなのだが、彼も随分と精緻な映画を撮れる監督になったもんだとつくづく思う。
でもこの作品は岡田准一の映画なんだなあ。彼もここまで凄みを見せた俳優になるとも思わなかったので驚き。並みいる俳優陣を脇に置いて、抜きんでた演技を見せている。これもこの映画の . . . 本文を読む
だいたい、はなから期待はしていない映画だったが、でも予想通りのこの体たらくは何が原因なんだろうと考えるのも馬鹿馬鹿しく、けれどまあ映画館を途中で出て行く気にはなれない憎めない映画ではありました。
脚本というよりやはり演出が問題なんだろうなあ。俳優陣はこんな作品であるにもかかわらず、みんな頑張ってるんだよね。それは認める。みんな三池ほどさぼっていない。
というより、こんな作品だからか逆に変に頑張 . . . 本文を読む
このシリーズもこの作品でエンド。ゲームものだからやはりそれなりにゲーム感覚がこの作品の特徴である。ほんと、椅子に座って見ているだけなのに、実際ゲーム機を駆使している感がする。それがこの作品の売りだったんだなあ、、。
けれどミラはこの作品かれこれ10数年になるが、体型があまり変わっていないのがすごいね。外人にしては今見ても若い。努力してるんだろうなあ。でももう見られないという感覚がこの映画にずーっ . . . 本文を読む
大好きな岬シリーズ、しかも原点ともいえる高校生活に起こった殺人事件という見出しにファンはおののくはず。そしてしっかり即読んだ吾輩であります。
半分近くは殺人事件のかけらもない。あるのはいつも通り岬がピアノを弾くときのあの情緒たっぷりの解説である。これもだんだん慣れて来るとそのうち飛ばしたくなってくるから、僕は本当の七里ファンでないのかもしれない。
興味あるのは(ファンにとって)岬の描写がほとん . . . 本文を読む
いつもより大勢の出演者。だからというわけじゃないんだが、とても豪華です。というか、ファンとしてとても満ち溢れる気持ちがする。この前、3人芝居を見たせいかな、そんな感じがする。
その3人芝居も、都さんがとても魅力たっぷり、林さん相変わらず元気、岩橋さん珍しいなんて、そんな印象だが、それもいい味わいだが、やはり大勢の方がファンとしては楽しいのだ。
林さんは初日だというのにもう声を嗄らしている。練習 . . . 本文を読む
創作する苦しみ、喜び、そして振り返る人生。すべて今まで生きて醸し出してきた自分という世界を、多角的にあらゆる方向から映し出す。その結果、本当の自分を発見する過程を力強く、鋭く描く。
私小説的なものを題材にしながらも、一人の女性としての「生きる」というテーマに大きく捉えている点に深く感心させられた。
これは彼女自身もさることながら、同じ道を歩き続ける劇団員までに生き方を迫る脚本である。それにして . . . 本文を読む
これは面白い。何ともこんな大人をワクワクさせるファンタジーがまだこの世にあったとは、とはちょっと大げさかな。でもこの映画読後感はハリポタ第一作で昔感じたものと全く同じです。凄いです。最高です。文句なしです。
いやア、映画館で素晴らしい映画に出会いました。これからこのシリーズが5作も始まるなんて、将来(?)も楽しみです。
何といってもエディ・レッドメインがいいね。上品で、優しげで、頼りなさそうな . . . 本文を読む
映画では見たことあるが、演劇では初めてのこの作品。なるほど映画では凝り過ぎたのでこってりした童話だったが、劇ではストレートに頑固親父が融解するさまを実にいい味に仕上げている。僕はこの劇の方がいい。
本がいいんだよね。出だし、中盤、そして終盤の後日談に至る過程がすっきり丁寧に描かれており、素直に入ることができる。ある病院に入院する患者たちはそのまま人生の縮図である。若い人、老人、男、女。みんな生き . . . 本文を読む
何か不思議な映画なんですよね。音痴のソプラノ歌手のカーネギー公演を達成するまでの逸話なんですね。普通こういう話だったら結構退屈するはずなんだが、意外と最後まで一気に見てしまった。
それは、要するにこの作品の秀逸さを証明しているのだが、やはりそれには二人の名演もありますが、フリアーズの職人的な名演出に負うところが多いのは言うまでもないだろう。それほど素敵な映画でもあります。
しかしなんか不思議な . . . 本文を読む
原作を読みラストの2,3ページで号泣してしまった映画版であります。もうそんなことはすまいと思っていたのに、今度は途中から泣き通し。これはホント珍しい。
どうしても主人公と自分を比べ、そして思い起こすんだよね。僕だったら、どうするかって、、。
そうすると、自分が死ぬのは仕方がないとして、そして死の意味、死後のことなんかで思い悩むんだったら、家族が幸せになる方法を考えるこの映画の男性に、何と大いな . . . 本文を読む
レディースディ、客席は女子高生ばかりと少々一抹の不安を感じながら見た映画であったが、それは見事的中する。
先日「君の名は」でさっぱり感動しなかった我にかなりショックを感じたものだが、この映画はそれとはちょっと違うのだ。作品の出来がかなりひどいのではないかと思うのであります。
まず、主役の二人の根本的な哀しみがまず分からない(説明がほとんどない)。(どうして二人は惹かれるのかはそれはいい。男と女 . . . 本文を読む