困惑する題名。難しそうな気配。翻訳劇だろうなあと思ってみてみると、雰囲気はまさにそうで、けれどとても面白く作ってある。戦争という極限にいる者たちの平和と不安と時間のリフレイン。これはなかなかすごい!
衣装を風のたなびきに任せた演技が印象に残る。このシーンが中盤と終盤に2度あり、閉塞感の永遠性が示される。面白い。感動的。人間の営みの悲しさをよく表していた。
俳優陣は匿名劇団のお二人がやはりセリフの言い回し、声量ともいうことなしで素敵だ。若い男性陣のお二人も清涼感があふれ、カッコいい。中年に見えるお二人もさすがの演技力。訴求力が優れている。
質の高い演劇を平日の昼時間に見る。そのぜいたくさ。たまらない。
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