待ち望んだ空晴れの今年の第7回公演。あいにくの雨模様だが、平日の昼間にしては館内は満席。いつも思うのだが、空晴れは女性客が多い。男性の一人というのは僕だけかも、、。
いつも敢えて事件を作らずに来た空晴れ。今回も特に事件らしき出来事は起こらない。まあちょっと見ればどこの家にでも起きているような出来事を丁寧に舞台に塗り込める。そこがいつも心地いいのだ。
でも、今回の内容はいつもとちょっと違う感じ。 . . . 本文を読む
ふとしたことから映画の本数が減った。減ったというより減らしたというのが真相かもしれない。休日はだいたい午前中に1本、昼食して午後に1本。というように家で用事がなければだいたい4本は毎週見ていたことになる。たまたま休日が増えれば6本に。
だから、映画の時間を組み合わせて自由自在に映画を見ていたことになる。だいたい映画を観る前は一切内容を知らないので、見終わってからエンドクレジットで監督を知るものも . . . 本文を読む
映像表現がうまい。バカンス中のけだるい明るい朝。太陽がいっぱいに入りこもうとしているベッドの表情の柔らかさ。そっと女はベッドから降り、朝市に土産ものを買いに出かける。本当に自然だ。すーと映像に入ることができる。
しかし、その後の大津波の本格映像。どでかい迫力と生映像と見違うぐらいのリアルさあ。どうやってこんな映像が作れたんだろうと、その激流のすさまじさに驚く。イーストウッドって、こんなCGの分野 . . . 本文を読む
イギリス映画らしい実直な映像。ハリウッドでは出せない色調だ。公団アパートと目の前にそびえる高級マンション。仕事と出自のアイデンティティーをいやでも臭わせる。イギリス映画は何か昔の日本映画を彷彿させるところがある、、。
仕事で疲れ切った夫とやんちゃ盛りの息子の子育て。主婦は悶々と生活を続けている。別に日本のそこらの主婦と変わらない、と思う。ところが女は子供を家に置きながら鍵を隣人に預け、そして近く . . . 本文を読む
出演している俳優陣、都会のスイート雰囲気等など、たまにふんわりと映画を楽しみたいなあと思った時に見てしまう映画です。映画のジャンルはいろいろあれど、そそる映画でもあります。しかも画面のスイーツをついつい食べたつもりになるある意味お得な映画でしょうか、、。
でも、何か深みがないかなあ、、。【蒼井優】が恋人を追いかけてケーキ屋に押し掛けるシーン、まあ想定内。しかし、恋人が【尾上寛之】というのはちょっ . . . 本文を読む
上映時間も短く、出演者もほぼ3人で固定、しかもテーマは明確。無駄なセリフは徹底的に排除。こころの映画の、エキスのような映画が出現した。その、わが心を掘り下げてくれるスクリューの刃は鋭い。
終身刑に服す女。大女だがその瞳は死んでいる。人生への輝きは無きに等しい。何をしでかしたかは分からないが絶望とともにただ生きている感じだ。その女が恩赦で出獄する。いやいや居ついたところは盲目の牧師の荒れ果てた家だ . . . 本文を読む
あっと驚く人数だ。それは幕が開き、舞台に並んでいる俳優たちのことだ。最近小劇場でこれだけの出演人数は珍しい。だいたい、5,6人ぐらいが多い。ざっと20名は超えている。壮観である。
そして出し物はと言えば今や懐かしいケネディ時代のシカゴのギャングもの。冒頭はテンポがゆっくり目立ったが、そのうち勢力争いが激しく話のテンポも早くなり、ラスト近くではかなりの命が亡くなって行く。幕間をうまく使い、場面があ . . . 本文を読む
うーん、こういうカルト的スプラッター映画はホント久しぶり。あっという間の2時間半。でも、解体シーンも3回目辺りは馴らされて来て【園子温】のブラックに十分嵌まっていることに気づく。
この映画は悪という概念を突き抜けてまさに人間の本来の闇を見せつける。日ごろそんなのは狂気の人間の為せる技よ、と言いつつ、自分がすぐその悪に慣れ親しんでいることに気づく人間の弱さよ。そう、実は人間こそが一番残酷で、一番獰 . . . 本文を読む
フランスの北海岸、イギリスと最も接近しているカレという街。10キロぐらいの距離だがドーバー海峡が流れも激しく両国をシャットアウトしていている。カレといえばカレーの市民で有名な場所だ。イギリスの包囲軍による降伏交渉の際、町の人質となった6人の勇気ある人々の話だ。
6人が包囲軍に出頭すれば(処刑を意味する)町の人々は救われるという話である。そして6人は苦悩しながら志願し、出頭した。自分を犠牲にして誰 . . . 本文を読む
いつも思うが、精華小劇場は舞台が大きい。いつも行っている小劇場の3~4倍はある感じ。このスケールだったら思い切りしたいことを出来るはず。と思いつつ舞台を見上げると一人の女性の寝姿。開演までまだ20数分ほどある。眠ってしまわないかな、なんて心配もする。
でもよく見てみると劇団代表のサリngROCKさんのようでもある。でもまさかね、ファンに対するサービスかなあとも思いながら舞台が始まる。その女性はゆ . . . 本文を読む
この映画は、ウッドストックを描くのではなく、ウッドストックに巻き込まれる一家族の姿にスポットを浴びせたものだろう。だからこの映画では、祭りの前後は描かれるが、肝心のコンサートは多少音が聞こえるのみですぽっと落としている。果たしてアメリカにとってウッドストックとは何だったのだろう、、。
当時は確かに僕も感受性の高い年齢でしたが、ほとんどウッドストックについては興味がなかった。記憶に残っているのはヒ . . . 本文を読む
年齢は60歳ぐらいの老女。毎日決まった時間に起き、ぴっちり髪を撫でつけ判このように会社に出勤する。下界とは完全にシャットアウトしたかのような、孤独であることの悲しみさえ感じなくなった女である。
そんな彼女に経済封鎖が敷かれる。葬儀会社とアルバイトの両方を前触れもなく首になる。貯金もなかったのか、肉親と同様愛していた飼い猫の死骸を入れておいた冷凍庫さえ電気を止められ、仕方なしにカネを稼ぎに下界へと . . . 本文を読む
昔、よくこういうオールスター映画をよく見たなあ。日本ではよく正月、盆映画にそういうのが多く、けれど海外では少なかったように思う。戦争映画とかパニック映画ではちらほら見られたが、でもこの映画はそれほどの大人数ではない。
この映画の焦点は老齢化ということであろう。観客も老齢化しているのなら、スターも老齢化しているのである。今、20代の大スターっているかい?昔はそれはそれは30になるまでがスターの命だ . . . 本文を読む
まあ、映画版だったらこんなものだろう。冒頭の電車事故のシーンがとろく、まさにそこらのテレビ映画のように感じたが、この映画を見て原作を買い求めるファンも多いことだろう。それほどこの映画の着想というか、設定はなかなか面白い。
まず、GANTZに連れて来られる人々に差別はないというものの、病人はいないということ。けれど、いたいけな幼児や老女までが対象になることの意味が分からない。戦力になるのか、、。死 . . . 本文を読む
今の携帯があと少しで2年になる。だいたい、2年ごとに機種を変更しているメーカーの言いなりになっている今どきファンである。ソフトバンクはもう7年目に入り、そろそろメジャーのDOCOMO辺りに変えようかなあと、ヨドバシとかビッグカメラ、ヤマダ電機を久しぶりにじっくりと歩いてみた。
だいたい今はIPADなるものを夏に購入。ひと月ぐらいは遊んだが、出張に手軽だと思っていたが、結構重い。700gなので大し . . . 本文を読む