セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 73本、 演劇 45本

セレステ∞ジェシー (2012/米)(リー・トランド・クリーガー) 70点

2013-06-19 15:23:09 | 映画遍歴

何か新しそうな映画に思えるけれど、これって全然古いんじゃあないんでしょうか、、。たまたま二人が結婚していて別居中という設定が目新しいとは言えるが、それでもねえ。

結婚生活を続けているのに別居している。特に嫌いになったわけではない。ただ男が口座(所得)をもたず、甘ちゃんだから子供の父親にはなれない。だから別居中で親友同士なんだ、と。したがってセックスはやらずの夫婦であります。

女は男が自分に惚れていること、社会的地位も自分が優位であること等を理由に恋愛の(結婚の)主導権が自分にあると思っている。そしてたまたま他の女とのセックスで子供ができたことで、別れようと男に言われて初めて自分の心の真実を知り苦しむことになる。

なーんて、至極古臭い今や、いわば新派でも使わなくなった代物だと思いませんか?

途中で尻がむずむずして僕は相当困惑してしまったが、他の観客席はそうでもなさそうだった。これが話題の映画だなんて、世の中どうかしてるんじゃあないんでしょうか。夫婦の話でなかったらそれこそつまらない男と女の恋愛痴話でしょうが。

こういう映画をじっくり見たいと思う女性。結構、原初的恋愛にあこがれているのですね。意外でした。女性の方にガツーンとやられそうな映画評です。スミマセン。


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