六本木のSatin Doll(2019/2/4)。移転前にサイラス・チェスナットなんかを観に行った記憶があるが、ここははじめてだ。
Raymond McMorrin (ts)
David Bryant (p)
Gene Jackson (ds)
Riku Takahashi 高橋りく (b)
Guest:
Nanami Haruta 治田七海 (tb)
Mayuko Katakura 片倉真由子 (p)
Winter Hawk (djembe)
Toku (tp)
unknown (vo)
unknown (p)
unknown (flh)
unknown (as)
unknown (as)
ファーストセットはオリジナルの「All of A Sudden」から。もうひとつオリジナルを挟んで、「Jammin' with Jesus」。初っ端から全員が個の音を放ち嬉しくなる。ベースの高橋りくは若干22歳、はっきりした音でのドライヴ指向に聴こえる。レイモンドはそのたびにサウンドを考えては粗削りに構築し、次第に自分のペースに持ち込むスタイル。
ここでレイモンドが1曲だけ抜け、トリオで「Lonely Woman」(オーネット曲ではない方)。デイヴィッド・ブライアントの素晴らしさ満開である。サウンドの方向性という芯が形成されてそれに沿いながら、実に幅広く、思いもよらない意外な音の粒が次々に流れ出てくる。ちょっとこの曲ではマル・ウォルドロンを思わせるところもあった。終わってからかれにアホみたいに絶賛してしまった。
そしてレイが戻り、オリジナル「For My Brother Andy」。
セカンドセットは飛び入り沢山の賑やかなステージになった。オリジナル「Punch」に続いて、トロンボーンの治田七海とピアノの片倉真由子(前日と逆!)が入って「All The Things You Are」。新鮮でもあり、また片倉さんは普段着のスタンスなのか、美意識満開ではなく愉し気に弾いた。
デイヴィッドが戻り、レイがファラオ・サンダースやコルトレーンに触発されたオリジナル「Spiritual Journey」では、ジャンベのウィンター・ホークが入った。やはりというべきかノリノリでレイも「なにこれ」と爆笑。さらにジャンベがいることで、ジーン・ジャクソンのドラムスの迫力がさらに増すという発見もあった。
次に、フランス語を話すピアニストと歌手、さらにアルトが入り、「枯葉」。そしてまたデイヴィッドが戻り、トランペットのTOKU、治田七海、フリューゲルホーン、もうひとりの日本人のアルトが入って、大勢での「Billy's Bounce」。愉しい~。
最後はカルテットに戻って、デイヴィッドの「Higher Intelligence」。もうさすがである。
Fuji X-E2、XF35mmF1.4、XF60mmF2.4
●レイモンド・マクモーリン
レイモンド・マクモーリン@御茶ノ水NARU(2019年)
レイモンド・マクモーリン『All of A Sudden』(2018年)
レイモンド・マクモーリン+片倉真由子@小岩COCHI(2018年)
レイモンド・マクモーリン+山崎比呂志@なってるハウス(2017年)
レイモンド・マクモーリン+山崎比呂志@なってるハウス(2017年)
山崎比呂志 4 Spirits@新宿ピットイン(2017年)
レイモンド・マクモーリン@Body & Soul(JazzTokyo)(2016年)
レイモンド・マクモーリン@h.s.trash(2015年)
レイモンド・マクモーリン『RayMack』、ジョシュ・エヴァンス『Portrait』(2011、12年)
●デイヴィッド・ブライアント
ジーン・ジャクソン@御茶ノ水NARU(2019年)
マリア・グランド『Magdalena』(2018年)
ルイ・ヘイズ@Cotton Club(2017年)
エイブラハム・バートン・カルテットとアフターアワーズ・ジャムセッション@Smalls(2017年)
ルイ・ヘイズ『Serenade for Horace』(-2017年)
マリア・グランド『Tetrawind』(2016年)
レイモンド・マクモーリン@Body & Soul(JazzTokyo)(2016年)
ルイ・ヘイズ@COTTON CLUB(2015年)
レイモンド・マクモーリン『RayMack』、ジョシュ・エヴァンス『Portrait』(2011、12年)
●ジーン・ジャクソン
ジーン・ジャクソン@御茶ノ水NARU(2019年)
レイモンド・マクモーリン@御茶ノ水NARU(2019年)
レイモンド・マクモーリン『All of A Sudden』(2018年)
ジーン・ジャクソン・トリオ@Body & Soul(2018年)
ジーン・ジャクソン(Trio NuYorx)『Power of Love』(JazzTokyo)(2017年)
オンドジェイ・ストベラチェク『Sketches』(2016年)
レイモンド・マクモーリン@Body & Soul(JazzTokyo)(2016年)
及部恭子+クリス・スピード@Body & Soul(2015年)
松本茜『Memories of You』(2015年)
デイヴ・ホランド『Dream of the Elders』(1995年)
●片倉真由子
ジーン・ジャクソン@御茶ノ水NARU(2019年)
レイモンド・マクモーリン@御茶ノ水NARU(2019年)
レイモンド・マクモーリン『All of A Sudden』(2018年)
レイモンド・マクモーリン+片倉真由子@小岩COCHI(2018年)
ジーン・ジャクソン・トリオ@Body & Soul(2018年)
北川潔『Turning Point』(2017年)
●TOKU
レイラ・ハサウェイ@ブルーノート東京(2018年)