デイヴ・ホランド『Dream of the Elders』(ECM、1995年)を聴く。
Dave Holland (b)
Steve Nelson (vib, marimba)
Eric Person (as, ss)
Gene Jackson (ds)
Cassandra Wilson (vo) (4)
これに限ったことではないが、デイヴ・ホランドは、自身のサウンドでは、常に中央でダンスを踊るようなベースを弾く。もう、そのたびに耳がホランドの旋律に貼りついてしまう。
実はいま頃思い出したようにこれを聴いているのは、ドラムスのジーン・ジャクソンが参加しているからである。大きなエンジンをフル稼働させて機敏に動いているようであり、自在に急停止と急発進を続け、「ん、バシャバシャ」とキメを入れてくる。ハービー・ハンコック・トリオのドラマーだったかれは、いまは日本でも頻繁に演奏しているのだから、もっと観に行かなければなと思っている。
カサンドラ・ウィルソンが歌うマヤ・アンジェロウの詩「Equality」も悪くない。アルバムすべてをアンジェロウの詩で埋め尽くしてもよい。
●デイヴ・ホランド
『Aziza』(2015年)
デイヴ・ホランド『Prism』(2012年)
デイヴ・ホランド+ペペ・ハビチュエラ『Hands』(2010年)
デイヴ・ホランドの映像『Jazzbaltica 2003』(2003年)
ケニー・ホイーラー+リー・コニッツ+デイヴ・ホランド+ビル・フリゼール『Angel Song』(1996年)
カール・ベルガー+デイヴ・ホランド+エド・ブラックウェル『Crystal Fire』(1991年)
デイヴ・ホランド『Conference of the Birds』(1973年)