Sightsong

自縄自縛日記

マリア・グランド『Tetrawind』

2018-01-20 10:05:16 | アヴァンギャルド・ジャズ

マリア・グランド『Tetrawind』(自主制作、2016年)を聴く。

María Grand (voice, ts)
Román Filiú (as, fl)
David Bryant (key)
Rashaan Carter (b)
Craig Weinrib (ds)

マリア・グランドはスティーヴ・コールマンのグループにも参加しているテナーサックス奏者であり、気になる存在だった(NYでもリーダーとしてのライヴをやっていて、行きたかった)。

こうしてミニアルバムではあるがリーダー作を聴くと、やはり、M-BASE~スティーヴ・コールマンの流れの中にあるサウンドだ。彼女のテナーはうねうねとした旋律を吹くものの、テナーの重さによって少し落ち着いているような雰囲気がある。

そして意外にも、デイヴィッド・ブライアントがキーボードで参加している。ルイ・ヘイズ、エイブラハム・バートン、レイモンド・マクモーリン、ジョシュ・エヴァンスらの現代のハードバップ的なグループにも多く入っていながら、ここにも、また、別の大きな流れを作り出しているヘンリー・スレッギルの新作にも参加している。ギターのように聴こえる場面もあり、なかなかである。

●マリア・グランド
スティーヴ・コールマン『Morphogenesis』(2016年)

●デイヴィッド・ブライアント
ルイ・ヘイズ@Cotton Club(2017年)
エイブラハム・バートン・カルテットとアフターアワーズ・ジャムセッション@Smalls(2017年)
ルイ・ヘイズ『Serenade for Horace』(-2017年)
レイモンド・マクモーリン@Body & Soul(JazzTokyo)(2016年)
ルイ・ヘイズ@COTTON CLUB(2015年)
レイモンド・マクモーリン『RayMack』、ジョシュ・エヴァンス『Portrait』(2011、12年)


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