Sightsong

自縄自縛日記

立花秀輝+不破大輔@Bar Isshee

2015-08-25 23:59:02 | アヴァンギャルド・ジャズ

千駄木のBar Issheeに足を運び、立花秀輝さんと不破大輔さんのデュオを観る(2015/8/25)。

立花秀輝 (as)
不破大輔 (b)

不破さんのベースは、情の汁を滴らせながら駆動するブルースである。

そしてはじめてナマで観る立花さんのアルトは、実にヘンな音を出しまくっていた(高音でキキキキキと啼きながら低音を刻むなんてどうやるのか)。ときに凄まじい音圧が吹きだされてきて、こちらも立ち向かって聴かねばならない。演奏後に訊くと、リコーが販売しているヘムケというリードの4番を使っているという。超硬いリードである。それでこその圧とカタルシスか。

●参照
立花秀輝『Unlimited Standard』
不破大輔@東京琉球館
高木元輝の最後の歌(不破大輔参加)
2000年4月21日、高木元輝+不破大輔+小山彰太
のなか悟空&元祖・人間国宝オールスターズ『伝説の「アフリカ探検前夜」/ピットインライブ生録画』(不破大輔参加)
『RAdIO』(不破大輔参加)


Human Feel 『Galore』

2015-08-25 07:27:32 | アヴァンギャルド・ジャズ

Human Feel 『Galore』(Skirl Records、2007年)を聴く。

Jim Black (ds, electronics)
Andrew D'Angelo (as, bcl)
Kurt Rosenwinkel (g)
Chris Speed (ts, cl)

独特のDVDサイズのジャケットで、メンバー名はCDの表面にしか書かれていない。売らないために作ったとしか思えない。

それはそれとして、なかなかの変態集団であり愉快だ。ともかくもドタバタと駆けるジム・ブラックはいまだどういうドラマーなのかよくわからないのだが、アンドリュー・ディアンジェロのアルトとバスクラの押し出しの強さが目立っている。特筆すべきはカート・ローゼンウィンケルのギターだ。並走して芸人のようにはしゃぎまわるかと思えば、実にカッコいいインプロに熱中していたりする。

●参照
アンドリュー・ディアンジェロ@Downtown Music Gallery(2015年)
アンドリュー・ディアンジェロ『Norman』(2014年)(ブラック参加)
ピーター・エヴァンス『Destiation: Void』(2013年)(ブラック参加)
ピーター・エヴァンス『Ghosts』(2011年)(ブラック参加)
アンドリュー・ディアンジェロ『Morthana with Pride』(2004年)
三田の「みの」、ジム・ブラック(『Habyor』2004年、『Splay』2002年)(スピード参加)
ブリガン・クラウス『Good Kitty』(1996年)(スピード参加)
エド・シュラー『The Force』(1994年)(ブラック、ディアンジェロ参加)