マイク・ディルーボ『Threshold』(Ksanti Records、2013年)を聴く。
Mike Dirubbo (as)
Josh Evans (tp)
Brian Charette (p)
Ugonna Okegwo (b)
Rudy Royston (ds)
かれもNY「Smalls」に集う人か。ジャッキー・マクリーンに憧れ、師事しただけのことはあって、思い詰めたようなアルトの音色が気持ちいい。
音色だけではなく、独自路線を歩み始めたころの1960年代の熱いマクリーン・サウンド。ひょっとしたらマクリーンの後継者は、実の息子ルネ・マクリーンでも、エイブラハム・バートンやヴィンセント・ハーリングでもなく、ディルーボかもしれないと思えてくる。ウゴンナ・オケーゴ、ジョシュ・エヴァンスもハマっている。何しろハードバップを己の音楽として突き進んでいるようで、それだけで握手したくなるというものである。
●参照
フランク・レイシー@Smalls(2014年)(ジョシュ・エヴァンス参加)
フランク・レイシー『Live at Smalls』(2012年)(ジョシュ・エヴァンス参加)
トム・ハレル@Cotton Club(2015年)(ウゴンナ・オケーゴ参加)
トム・ハレル@Village Vanguard(2015年)(ウゴンナ・オケーゴ参加)
トム・ハレル『Trip』(2014年)(ウゴンナ・オケーゴ参加)
トム・ハレル『Colors of a Dream』(2013年)(ウゴンナ・オケーゴ参加)