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ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

チャリティーコンサート

2010-06-08 22:34:36 | Weblog

6月8日39℃

先週の土曜日、ソフィテルメトロポールで眼科医の服部先生を支援するチャリティーコンサートが行われた。

 チケットの売り上げから実費を引いた金額、協賛企業、個人からの寄付を先生の活動資金として寄付することになっている。

 カジュアルな服装、子供同伴はだめというソーシャルなものでもあった。

 服部先生は、2002年から、ベトナム国立眼科病院で内視鏡を使って、網膜剥離や糖尿病網膜症などの最先端の治療、指導を行っているが、ベトナムでは報酬をいっさい受け取らない。

ではその活動費用はどうやってまかなっているかというと、先生のもつ高い技術での治療を待っている日本の患者さんのために日本中を回って手術をし、その報酬をベトナムでの旅費、滞在費、治療費などに当てている。

そのためベトナムの「赤ひげ先生」とも呼ばれている人である。

 先生の活動はテレビで報道されたり、いろいろな賞を受賞したりして広く知られるようになった。

以前先生のお話を聞きに行った時、ベトナムの貧しい人たちは100ドルの手術費で目がみえるようになるのに、その100ドルが工面できないため、暗闇の世界で暮らしている人たちが非常に多い。

先生のうわさを聞きつけ、遠くから手術を受けさせてとやってくる人たちを見捨てるわけにいかず、この活動を続けているということだった。

 今回のようにベトナムに住む外国人も応援してくれるようになったが、早くベトナム人医師が育って、先生のかわりに手術ができるようになってくれたらいいのにと思う。

 このようなチャリティーコンサートは今年で2回目で、今年はチャリティーオークションなどもあり活発だったが、ちょっと流れについてゆけなかったわたしには、まだまだ社交は縁どおいもののようである。