6月21日晴れ
もう2週間も前になるサパの最後のお話です。
サパの素朴な山岳民族の村から、くだった山すその村を徒歩で、通りぬけました。
豊かな田園風景がひろがり、作物も豊富そうです。
家屋もゆったりと建てられていて、昔の日本にもあったように、家の前に水路を通しています。
この村の長の家みたいなお宅に、声をかけられ、お茶をよばれました。
築60年という家は、中でも、飛び切りに大きく、大家族のようです。
飾られている、昔の家の写真は、竹みたいなもので編まれた壁の高床式のものでした。
バイクも少なく、車はみかけません。
おそらく、村からでていく人は少ないのでしょう。
おばあさんは、70代の小柄ではありますが、素敵な人でした。
そんな村の竹作りの素朴な橋が、通行料2000ドン(14円)。
地元の人は、橋を渡らず、ジャブジャブ川にはいっていきます。どうしてだろうと思っていたら、やられました。
渡ったところに、おばあさんが手を出して待っています。
こんな、国境の村にも、したたかなベトナムらしさが、存在しました。