ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

国境の村

2008-06-21 19:38:45 | Weblog

6月21日晴れ

もう2週間も前になるサパの最後のお話です。

サパの素朴な山岳民族の村から、くだった山すその村を徒歩で、通りぬけました。

豊かな田園風景がひろがり、作物も豊富そうです。

家屋もゆったりと建てられていて、昔の日本にもあったように、家の前に水路を通しています。

この村の長の家みたいなお宅に、声をかけられ、お茶をよばれました。

築60年という家は、中でも、飛び切りに大きく、大家族のようです。

飾られている、昔の家の写真は、竹みたいなもので編まれた壁の高床式のものでした。

バイクも少なく、車はみかけません。

おそらく、村からでていく人は少ないのでしょう。

おばあさんは、70代の小柄ではありますが、素敵な人でした。

そんな村の竹作りの素朴な橋が、通行料2000ドン(14円)。

地元の人は、橋を渡らず、ジャブジャブ川にはいっていきます。どうしてだろうと思っていたら、やられました。

渡ったところに、おばあさんが手を出して待っています。

こんな、国境の村にも、したたかなベトナムらしさが、存在しました。