鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

東日本大震災発生から一ヶ月に寄せて その2

2011-04-12 05:56:11 | Weblog
先月の3月12日以来、今まで早朝にブログの原稿をまとめていた時間は、新聞の地震や原発に関する記事に目を通す時間になりました。私の取材ノートは、その新聞記事やテレビ報道の、特に死者行方不明者の数を追うものとなりました。3月12日の11時45分の時点で、死者行方不明者は1400人超というものでした。この大地震が、明治からの観測史上最大であり、関東大震災よりマグニチュードが大きいものであるということ、また原発(福島第一原発、福島第二原発)の放射能漏れの問題についての報道に接したのも、その頃でした。その日の12時16分の報道では、死者は300人超とされ、その10分過ぎには400人超となりました。そしてその日の夜8時過ぎには死者は840人となり、死者数はどんどん増えていきました。しかし、死者・行方不明者の数がそのようなものでなかったことは、この1ヶ月間で、私たちがよく知ることになったことでした。 . . . 本文を読む