鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2007.夏の越前福井・取材旅行 「板取宿・今庄宿・脇本宿 その2」

2007-08-30 06:21:19 | Weblog
 「そば道場」にあった観光マップによると、北陸街道(北国街道は今庄宿の手前で北陸街道と合流)は、合波(あいば)→鹿蒜(かひる)川→今庄→湯尾(ゆのう)峠→湯尾→鯖波(さばなみ)→西大道→東大道→脇本→府中(旧武生市・現越前市)という道筋をたどります。今は、田んぼの中を国道365が走っていますが、私が小さい頃は、このバイパスは出来ておらず、昔ながらの狭い街道(道幅三間〔約5.4m〕もない)を、バスが走っていました。狭いから車はすれ違うことはできません。軒先に触れるかのようにバスが街道の家並み(脇本宿)の中を走っていたことを思い出します。矩折(かねおれ・軍事上の配慮で道が鍵のように直角に曲がっている)のところでは、バスはスピードをぐんと落として、角の家の塀や壁すれすれに曲がっていきました。子ども心に、なんでこんな風に道が曲がっているのだろう、と疑問に思ったことをよく覚えています。 . . . 本文を読む